幻想大陸

幻想大陸/夜麻みゆき/全2巻


ギャグ王で連載されていた作品。



・内容
十六夜(いざよい)、ジェンド、カイという3人が邪神竜ディアボロスに会うため、冒険をするという物語。

十六夜は13歳の少年で実質的な主人公。
争いを嫌っており、邪神竜に会って人間もモンスターも仲良く暮らせるよう説得をしようとしています。

ジェンドはダークエルフの女性。
モンスターによって同じ種族の仲間を皆殺しにされたという過去があり、モンスターに対しては冷血そのもの。
記憶喪失のところを十六夜に出会い、出会った場所がジェンドの森という場所だったことから、
十六夜にジェンドと名付けられて一緒に冒険をしています。

カイは19歳の剣士で性別は男。
おちゃらけた性格でナンパ師でもありますが、剣の腕は確かでいざという時は頼りになる存在。
性格が正反対な十六夜とジェンドの間に立って両者をうまく調整するバランサー的な役割もあります。

ストーリー的にはギャグありシリアスありの中世ファンタジー物。
この3人は最初からすでにパーティーを組んでおり、出会った時の話は描かれていません。たまに話に出る程度。
最後も邪神竜に会うところまでは描かれておらず、冒険の途中で一区切りとなり終了します。



・感想
前回取り上げたレヴァリアースと同一の世界観を持つ作品。
最初はガンガンとガンガンの増刊に1回ずつ読み切りが掲載され、その後ギャグ王で連載されることに。
根強い人気があってファンも結構多いようで。

1巻にその2回の読み切り版も収録されている。
1回目は月刊少年ガンガン平成5年3月号、2回目は月刊少年ガンガン平成5年10月号増刊4コママンガ劇場に掲載されたもの。

単行本のみの収録だと、1・2巻ともに「みゆきのいたずらシアター」という描き下ろし漫画が巻末に掲載。
[ 2012/12/18 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(0)

大ボケ超人ウッカリマン

大ボケ超人ウッカリマン/岩村俊哉/全3巻


ギャグ王で連載されていた作品。



・内容
銀河系の中心惑星ボーンカリー星。
ここには宇宙警備隊というものがあり、宇宙の平和伊を乱す凶悪宇宙人と戦う超人が数多く所属しています。

そんな超人の中の1人であるウッカリマンがこの作品の主人公。
その名の通りうっかりした行動で失敗ばかりをしていたため、
堪忍袋の緒が切れた宇宙警備隊の隊長ピッカリマンから地球への転勤を命じられます。
地球は平和な星なので凶悪宇宙人や怪獣はおらず、事実上の左遷。

ウッカリマンが落ち込んでいると、通りかかったシッカリマンが励ましてくれます。
そして別れた後にシッカリマンが落としていったカプセルを拾うウッカリマン。
それは捕まえた怪獣や凶悪宇宙人を異空間に閉じ込めておくもので、中には凶悪宇宙人ばかりが入っています。
ウッカリマンは返そうと思い振り返りますが、すでにシッカリマンは立ち去った後。
あとで返そうと思い、その場を後にするのでした。

3日後、地球へとやってきたウッカリマンは何かを握りしめたままなのに気付きます。
それはうっかり持ってきてしまったシッカリマンの捕獲カプセル。
しかもそのことに気を取られてよそ見をしている間に人間の少年へパンチを食らわせてしまい、
瀕死の重傷を負わせてしまいます。そしてどんどん弱くなっていく少年の脈。
到着早々人身事故を起こしてしまったのが分かれば解雇待ったなしということで、
ウッカリマンはその少年に乗り移るのでした。

少年の姿のままこれからどうしようか考えていると、地球に怪獣が出現します。
ウッカリマンは少年との合体を解除して立ち向かうことに。
ウッカリマンとの合体が解除されると少年は元の瀕死状態になってしまっていつ死ぬか分からないので、
早めに決着を付けねばなりません。

怪獣と戦っていたウッカリマンは、うっかりシッカリマンの捕獲カプセルを相手に投げつけてしまいます。
怪獣に当たったカプセルは割れ、中に閉じ込められていた凶悪宇宙人たちは解放されてしまうのでした。
その後は少年に乗り移ったまま、人間としての生活を続けるウッカリマン。
少年の名前は八部純一(はちべじゅんいち)。
度々現れる怪獣たちも合体を解除しながらなんとか倒していきます。

そんな、ボーンカリー星ではウッカリマンがうっかり凶悪宇宙人たちを解放してしまったという情報が入ってきます。
ピッカリマンは警備隊のエースであるシッカリマンを派遣するつもりでいましたが、
別の任務で忙しい状態だったため、シッカリマンの手が空くまでの代理としてチャッカリマンが派遣されることに。

チャッカリマンは女の子タイプの超人で、その名の通りちゃっかりしています。
地球に到着早々凶悪宇宙人と戦っているウッカリマンに加勢しますが、
相手の攻撃は全てウッカリマンを盾に使って防ぐなどのちゃっかりぶり。
凶悪宇宙人撃破後は、純一の家で飼っている犬に乗り移ってウッカリマンと一緒に暮らすことに。

その後はチャッカリマンと一緒に地球を守っていたウッカリマンですが、
ある時自分に優しくしてくれた人間の女性を守って大ピンチに。
敵からはダメ超人と馬鹿にされますが、女性はそれを否定してウッカリマンを励ましてくれます。
そして絶対にこの女性を守ると誓ったウッカリマンは、見たこともない姿へと変身。
一撃で相手を倒すのでした。

ボーンカリー星へ戻ったチャッカリマンが変身後のウッカリマンについて調べていると、
300万年前にボーンカリー星を救った伝説の超人ゼファーにそっくりだということが判明。
ゼファーはその時に死んだとされていますが…。

一方、地球ではウッカリマンと分離している間に純一年が意識を取り戻します。
自分の正体が地球を守る正義の超人で、今まで純一の身体を借りていたことを話すウッカリマン。
最初は難色を示されますが、今後も純一に乗り移って生活をしていくことで合意を得ます。
ただしウッカリマンは頭の片隅にいるというだけで、主導権は完全に純一のもの。

チャッカリマンに呼び出されたウッカリマンがボーンカリー星へと戻ると、そこには氷漬けとなったゼファーの死体が。
ウッカリマンはそのゼファーの死体と共鳴し、意識下でゼファーの出す試練を受けます。
これに見事合格したウッカリマンは、いつでも2段変身ができるというゼファーリングを入手。
2段変身後はウッカリマン・ノヴァとなり、圧倒的な強さを身に付けたのでした。

地球ではウッカリマンがうっかり解放してしまった凶悪宇宙人の1人、ハンゾーグが動き出します。
純一をさらって人質にし、ウッカリマンに自らの居城がある次元大陸へ来るよう要求。
ただしノヴァに変身したら人質は殺すと。
チャッカリマンは罠だと忠告しますが、それでもウッカリマンは純一のために次元大陸へ。

次元大陸へ到着したウッカリマンは、ハンゾーグの部下である宇宙忍者五忍衆を次々と撃破していきます。
1人は地球に残って地球を滅ぼすべく行動していましたが、
別の任務を終えてようやく地球へ駆け付けたシッカリマンが撃破。
地球のことは「自分とチャッカリマンに任せておけ」とウッカリマンに伝えるのでした。

ハンゾーグは縛影心(ハンゾーグシャドー)という術を使って他人の心を自由に操ることができます。
これによって自分が滅ぼしてきた星の優秀な戦士を操り、宇宙忍者五忍衆として部下にしたと。
死ぬ時に術は解けるため、宇宙忍者五忍衆は最後に正気に戻ってウッカリマンを応援して死んでいきます。

そして最後の宇宙忍者五忍衆である仮面の忍者シオンと対決するウッカリマン。
シオンは倒した相手の顔を仮面としてコレクションしています。
この仮面をつけることによって姿形能力を完全コピーすることができ、
300年前に宇宙最強と恐れられた大魔王ギルティアへ変身してウッカリマンに襲いかかってきます。

300年前、大魔王ギルティアによって次々と星々が破壊されていました。
そこでボーンカリー星は警備隊から精鋭300人を送り込みましたが、全滅。
しかしその後1人の勇者が現れてギルティアを倒したのでした。その名は勇者シオン。

ウッカリマンはシオンを説得しながら戦いますが、ハンゾーグに操られているシオンは聞く耳を持ちません。
ギルティアの仮面を破壊してなんとか元の姿へとシオンを戻しますが、
今度は仮面をつけずに聖剣ヴァルキリマーを操ってウッカリマンを攻撃してきます。
シオンの攻撃を防ぎきれず、うっかりノヴァへと変身してしまうウッカリマンなのでした。

これを見たハンゾーグは、部下に八部少年を殺せと命令します。
部下が八部少年のいる部屋へ行って処刑しようとすると、そこをリュウキという男が助けてくれます。
リュウキは宇宙忍者五忍衆の筆頭。ハンゾーグシャドーによって操られているはずなのですが…。

一方、ウッカリマンとシオンの戦いは正念場を迎えています。
ウッカリマンを殺そうとヴァルキリマーを振りかぶったシオンですが、そこで時が静止。
ヴァルキリマーは聖剣で悪を倒すための剣なので、シオンはヴァルキリマーに拒絶されます。
しかしそのヴァルキリマーを上回る力により、剣の主導権を取り戻すシオン。
時は再び流れだし、ウッカリマンに攻撃をしようとしますが…なんと剣は自分の胸を貫いたのでした。

これによりハンゾーグシャドーは消滅。
ウッカリマンは慌ててシオンからヴァルキリマーを引き抜きますが、傷一つなくシオンはピンピンしています。
ヴァルキリマーは悪のみを斬る剣なので、ハンゾーグシャドーだけを斬り裂いたと。

正気を取り戻したシオンを仲間にしたウッカリマンですが、目の前にリュウキが現れます。
リュウキから八部少年を逃したことを聞かされたウッカリマンは一安心。
リュウキはその精神力の強さから逆にハンゾーグシャドーを完全に制御しており、ウッカリマンの目の前で追い出すのでした。

リュウキはかつてゼファーと親友であり、一緒にボーンカリー星を救った仲。
ですがゼファーは死に、リュウキだけが生き残ったと。
リュウキは宇宙一硬いボディを持つメタルード星人の最強戦士なので助かったというわけです。
そしてゼファーの生まれ変わりがいつか必ず現れることを信じていたと。

ゼファーはリュウキと互角の力を持っていたため、
それに値する力があるかどうかを試すべくウッカリマンに戦いを挑むリュウキ。
最初はボコボコにされますが、一度見た相手の技を学習する能力があるウッカリマンはリュウキの技を使って逆転勝利。
リュウキはウッカリマンの力を認め、ウッカリマン、リュウキ、シオンの3人でハンゾーグ城を目指すのでした。

ハンゾーグ城では当然激しい抵抗を受けますが、
リュウキとシオンがザコを引き受けている間にウッカリマンはハンゾーグの元へ。
そこでウッカリマンは、自分がハンゾーグと同じミストラージュ星人であることを聞かされます。
ゼファーもミストラージュ星人であり、ウッカリマンはゼファーの孫。

ウッカリマンがうっかり地球げ解放してしまった凶悪宇宙人の中で最強なのが、ライフキーパー。
ハンゾーグはミストラージュ星人同士で手を組んでライフキーパーを倒さないかと提案してきます。
ウッカリマンは拒否しますが、ハンゾーグシャドーによって操られてしまうのでした。

ゼファーリングには対となる存在である暗黒のゼファーリングがあり、
ハンゾーグはその封印をウッカリマンに解かせようとします。
これは、封印を解いた者に大いなる災いがあるという伝説があるため。

しかしギリギリのところで正気を取り戻すウッカリマン。そこにリュウキとシオンも駆けつけてきます。
形勢不利とみたハンゾーグは仕方なく自分の手で暗黒のゼファーリングの封印を解き、
中に封印されていたブッキーの身体と意識を取り込みます。
その時のエネルギーの放出でウッカリマンたちは消滅。

ハンゾーグはそのまま地球へと向かい、ライフキーパーと対決。
その圧倒的な力でライフキーパーを倒した…かに思えましたが、
ライフキーパーは100の命を持っており、その中の1つを殺しただけなのでした。
そしてハンゾーグはライフキーパーの反撃によって殺されてしまいます。

ウッカリマンもハンゾーグも死に、邪魔者がいなくなったということでライフキーパーは地球を攻撃し始めます。
シッカリマンがこれに対抗しているところにウッカリマンが登場。
消滅したかに思えましたが、間一髪のところでテレポートをしていたのでした。

ライフキーパーの正体はアスタロト。触れたものを暗黒の塵にする能力を持っています。
光属性であるシッカリマンしかこれに対抗することはできず、
猪突猛進で突っ走っていくウッカリマンをかばって死んでしまいます。
仲間が死んだことで逆上したウッカリマンは、ノヴァからさらに変身してウッカリマン・ゾハルとなります。
ゾハルは光属性であり、これでアスタロトとも戦えるように。

まだ99の命が残っているアスタロトですが、死んだと思われていたハンゾーグがアスタロトに乗り移っており、
アスタロトの中で残りの命を次々と殺していきます。
そして残り1つになったところでハンゾーグはアスタロトの中で死亡。
1つしか命が無くなってしまったアスタロトは逃げていきますが、
追いかけたウッカリマンと相打ちとなり死亡するのでした。

地球ではチャッカリマン、シッカリマン(シオンの仮面により助かった)、リュウキ、シオンの4人が、
ウッカリマンが最初から地球のために犠牲になるつもりだったと勘違いをして涙します。
実際はうっかり相打ちになっただけでしたが。

エピローグ。
咄嗟にテレポートを使ったウッカリマンは遠くの惑星へ飛ばされ、そこでよそ見をしている間に少年へパンチ。
瀕死の重傷を負わせてしまいます。
こうして、ウッカリマンは当分この星で活躍していきそうなのでした。



・感想
ギャグ王にて連載されていた作品で、作者は「電撃ドクターモアイくん」の岩村俊哉先生。
当然これもギャグ漫画かと思いきや、実はギャグ漫画なのは序盤だけで中盤以降はシリアス系な作品。
これが良くできていて、ギャグだけじゃなくてシリアス系ストーリーもいける多彩な才能を発揮している。
なかなか面白いので読んだことのない人にはオススメ。

ウルトラマンから聖闘士星矢までいろんなヒーロー物作品のオマージュ要素もある。
リュウキとかモロだよなぁ。

本編以外の収録情報。
ギャグ王本誌で数回掲載された「ウッカリマンおまけマンガ劇場」という4コマが1巻に載っています。
あと「鉄筆 -TEPPEN-」という半分フィクション半分ノンフィクションの描き下ろし漫画が1、2巻に掲載。
仕事場を題材にした作者、アシスタント、担当が出てくる内容。タイトルは鉄拳のオマージュですかね。
あと2巻には「ウッカリマン 技・武器・アイテムパーフェクト解説」というコーナーもある。
[ 2012/12/04 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(0)

ハイパーレストラン

ハイパーレストラン/霧香&聖娜→たかなし霧香/全6巻


ギャグ王とガンガンWINGで連載されていたギャグ漫画。



・内容
ファミリーレストランでウェイトレスとして働く16歳の少女、増井メルルーサ。
彼女の働くファミレスには迷惑な客がいます。
従業員は彼女以外全員辞めてしまい、客足も遠のくばかり。
このままじゃ潰れてしまうと思った彼女が助けを求めます。
そこに現れたのは…全国のレストランを救うために旅をしている伝説の勇者、林田ベランメルジェなのでした。

林田は変態ですが、レストランのことに関しては凄腕で迷惑な客を改心させて店を救います。
報酬としてメルルーサを要求し、
彼女は望まぬまま林田と一緒に全国のレストランを救う旅に同行させられることになったのでした。

ストーリーは大まかに2部構成となっています。
前半は伝説の出刃包丁を探す旅のお話で、後半は自分たちのレストランを開いて経営していくお話。
いずれも「レストランキラーズ」という、レストランに恨みを持って潰そうとしている組織と戦っていくことになります。

主要メンバーは林田ベランメルジェ、増井メルルーサ、湖蘭ヴァン、木崎マイラ、林田シーラの5人。
ヴァンは林田の学生時代の同級生。ライバルとして最初は敵対をしていますが、いつしか仲間に。
木崎マイラはヴァンに一目惚れをした男。整形して見た目は女そっくりに生まれ変わったものの、
元重量級プロレスラーなので異常にデカい。
シーラは林田の実の姉で、吸血鬼。ちなみに林田は父の血を濃く受け継いだので吸血鬼ではない。

この5人で協力して伝説の出刃包丁を手に入れ、そしてレストランも5人で経営をしていくことになります。
といってもシーラはどちらのお話でも最後の方に少し参加するのみ。基本は他の4人です。

最後はレストランキラーズの殲滅に成功しますが、代償としてレストランは潰されてしまいます。
5人はそれぞれ別の道を歩むこととなり、林田とメルルーサは2人で新しいレストランを作って経営をする日々。
そして宇宙レストランを潰そうとする「ギャラクシィレストランキラーズ」が登場したのを知り、
メルルーサはまたしても林田から望まぬ旅に連れ出されてしまうのでした。



・感想
ぶっ飛んだセンスのギャグでコアな人気を誇った作品。
登場人物は基本的に全員変態で、メルルーサだけが常識人。よって自然とツッコミ役に。
シーラも普段はまともなので、メルルーサが唯一頼れて心を許せるオアシス的存在。

最初は霧香&聖娜という2人組で活動をしていたけれど、2巻の途中で解散して霧香先生が1人で描くようになった。
1巻の巻末に載っているプロフィールを見る限りだと中学時代からの親友だったようだけど…何があったんですかね。
まぁゲスいのでその辺はあまり詮索しないようにしよう。
とりあえず途中からたかなし霧香名義に変わっているのは、解散したからということで。
元々作画は全て霧香先生の方が担当していて、お話を2人で考えるという役割だったそうなので、
ソロになっても影響はそこまで出ていない。

1巻の巻末に掲載されているあとがきマンガによると、
レストランを題材にしたのは実際に2人がファミレスでバイトをしていたからだそうで。
なのでギャグ漫画とはいえど、レストラン関係の設定はしっかりしていてレベルはかなり高い。

あとがきマンガは全巻に収録。免許取ったり旅行へ行った時の実体験が描かれている。
1・2巻の巻末には主要キャラの詳細プロフィールも掲載。

カバー下は3巻にウェイトレス時代の体験を描いたおまけ4コマ、5巻に仕事現場を描いたおまけ4コマ、
4巻にたかなし霧香先生本人によるコスプレ?(顔や手足などは本人の写真で服などは手描き)、
6巻にハイパーレストランに登場した全脇役の名前とデータを掲載した「ワキ役大辞典」がある。
1・2巻のカバー下は表紙とは違う描き下ろしイラスト。
[ 2012/11/16 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(0)

御意見無用っ!!

御意見無用っ!!/よしむらなつき/全8巻



ギャグ王とガンガンWINGで連載されていた作品。



・内容
人々が度々現れる妖怪に悩まされていた干支時代。
鹿子前町では妖怪退治を専門とする捕り方を置くことに。
その初代妖怪妖魔改め方として選ばれたのが、草薙宿禰(くさなぎすくね)という18歳の男性なのでした。

宿禰は女好きで、かわいい女の子がいたら必ずナンパをします。それが妖怪であっても。
本命は神社の巫女である榊原紫苑(さかきばらしおん)という同じ18歳の女性ですが、
紫苑に迫ってはあしらわれるの繰り返し。団子も大好物で、あずき屋という店で食い逃げを繰り返しています。

紫苑の兄である柘榴(ざくろ)が神社の神主ですが、抜けた性格でロボットの開発をするのが趣味。
次々と変なロボットを作っては騒ぎを起こす日々。
その中の一体、助六というロボットが宿禰の弟子として一緒に住んでいます。

話の流れとしては、宿禰、紫苑、助六が妖怪たちや柘榴の作ったロボットと毎回ドタバタ騒ぎを繰り広げていくというもの。
ギャグ漫画であり、シリアスな要素はほぼありません。

最終回では、鹿子前町の妖怪たちが集まって巨大な繭となります。
孵化したら大惨事になってしまうため、
それを鎮めるべく代々生贄として捧げられてきた榊原家の乙女である紫苑が生贄になることに。
なんとか止めようとする宿禰は、乙女で無くなればいいという結論に至り、紫苑に求婚をするのでした。

紫苑と結婚できることになって浮かれていた宿禰ですが、だんだんと現実が見えてきます。
結婚したら紫苑一筋でいなくてはならず、浮気ができない。女好きの宿禰にとっては何よりも重要なことです。
そこで「時間をください」という書き置きを残して出て行ってしまう宿禰なのでした。

宿禰が戻ってこないまま、繭が孵化する日を迎えます。
結局宿禰と結婚はしなかったため、生贄として捧げられようとしていた紫苑。
覚悟を決めた紫苑ですが、柘榴が作った紫苑をモデルにした紫苑ロボが自ら身代わりになることを引き受けます。
そして孵化した妖怪に食べられてしまいますが、ロボットなのでさすがに不味かったのか、妖怪は倒れてしまうのでした。

一件落着…となったところに、正装をした宿禰がやってきます。
宿禰は覚悟を決めて紫苑に改めて求婚をしますが、すでに全てが終わっているため、
いつものように紫苑にあしらわれてしまいます。
そしてその後も鹿子前町ではいつものように宿禰を中心としたドタバタ騒ぎが続いていくのでした。



・感想
2回読み切りとしてギャグ王に掲載され、その後連載化されることになった作品。
ギャグ王休刊まで連載され、その後は掲載誌をガンガンWINGに移して続行。人気があったのか打ち切りは回避。
まぁギャグ王最終号となった回では、一応一区切りとして最終回っぽい内容にはなっていたりする。
単行本のレーベルは、1~5巻がギャグ王コミックスで6~8巻がガンガンWINGコミックス。

宿禰が女好きという設定なので、出てくるキャラの大半は女の子。妖怪もほぼ女。
紫苑は暴力系ヒロイン。自分に迫ってきたり、他の女に言い寄っているのを見てはぶっ飛ばすと。
でも本当は宿禰のことが大好き。
大雑把に分類すればツンデレになるかもしれないけれど、デレがほとんどないので厳密には違うと思う。

本編以外の収録情報。
1巻…「またまた御意見無用っ!!」(月刊少年ギャグ王平成7年10月号掲載の2回目の読み切り版)
2巻…「外伝 愛と青春の旅立ち」(増刊ガンガンWING 平成8年秋季臨時増刊号掲載)
4巻…「外伝 宿禰親分の世界紀行 砂漠編」(増刊ガンガンWING 平成9年夏季臨時増刊号掲載)
7巻…「人類大絶滅っ!!」(少年ガンガン平成9年No.3掲載の「御意見無用っ!!」とは無関係な読み切り)
8巻…「御意見無用っ!!」(月刊少年ギャグ王平成7年7月号掲載の最初の読み切り版)

上記以外だと、1~5巻と8巻に「よしむらさんとあそぼう」というあとがき漫画があります。
1~4巻の巻末には、本編に出てくる羽生(はにゅう)と猫又の迦麟(かりん)の2人をメインとした描き下ろし漫画も。
さらにカバー下にもおまけ漫画が。これは全ての巻にあります。表と裏にそれぞれ1ネタずつ。

あと、5巻のカバー折込にある作者コメント欄に作者の顔写真…というか多数のプリクラが掲載されている。
興味がある人は買って見てみよう。
ちなみにこの作品の連載当初、作者のよしむらなつき先生はなんと現役の女子高生だった。
「うめぼしの謎」の三笠山出月先生も連載当時は現役高校生。
2人とも学業と月刊誌の連載を両立させるのは大変だったろうに、頑張っていたんだなぁ。
[ 2012/11/12 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(0)

とんでも勇者

とんでも勇者/白井寛/全1巻


ギャグ王で連載されていた作品。



・内容
普通の少年である織田雄太が異世界に召喚され、勇者として魔王を倒して世界を救うことになるというお話。

物語は全2章構成になっています。
第1章で魔王を倒して世界に平和が訪れますが、それから5年後に新たな魔王が登場。
再び雄太が異世界に…というのが第2章。
登場キャラは同じですが、5年経過しているので雄太も子供からすっかり成長しています。
2章からの新キャラとして、ヒロイン的な女の子も出てきます。



・感想
DQ4コマでお馴染みの白井寛先生によるオリジナル作品。
最初は4ページの読み切りとして掲載された作品で、後に連載化。
自分はDQ4コマの白井寛先生がかなり好きだったりする。
絵は正直言ってうまくない。でもギャグセンスは素晴らしいものがあった。

内容でも書いたように全2章構成になっている作品で、ネタの形式も第1章と第2章では異なっている。
1章は4コマがメインで、ちょこちょこ1Pネタがある程度。2章は1話を丸ごと使った普通のストーリー形式。

実は1章のラストですでに5年後となっていて次期魔王も現れているんだけれど、
2章になると導入部であるその部分が少し改変されている。
これは、1章の最終回で連載自体も一度終了しているため。
半年ほど経ってから復活し、2章が連載開始になったという経緯がある。

感想としては、1章は面白い。DQ4コマと変わらないレベルのネタを提供してくれている。
2章はつまらない。設定からして蛇足だし、ギャグも面白くない。ショートギャグ向きなのかもしれんなぁ…。

単行本のみの特別付録として「とんでも勇者バトルカードゲーム」を収録。
カバー下(裏)にある4枚の主人公カードと、普通のページにある18枚のバトルカードを使って戦うカードゲーム。
丸2ページ使って遊び方を描き下ろしの絵付きで詳細に説明しているという気合の入りっぷり。
でもカードはハサミ等で切り取らないといけないので、実際遊ぼうと思ったら単行本がボロボロになるという罠。
まぁコピーしたりプリントアウトすればいけるか。

読み切り版の「とんでも勇者」もちゃんと収録。月刊少年ギャグ王平成7年12月号に掲載されたもの。
さらにもう1本、「不完全犯罪」という読み切りも収録。これは月刊少年ギャグ王平成8年10月号に掲載。
穂高龍樹(ほだかたつき)という探偵が主人公のギャグ漫画で、1ページ1ネタ形式。
犯人がバレバレな行動を取り、それを龍樹が「お前が犯人だー!」と指摘するオチで毎回終わるという作品。
シンプルだけど非常に馬鹿な内容で笑えて好き。

「不完全犯罪」は「とんでも勇者」の第1章が終わってから第2章が始まるまでの間に掲載された作品で、
龍樹は第2章の6話にゲスト出演している。
この回は1話丸々使って犯人を探し出すという内容で、
最後は犯人である龍樹自身がバレバレな行動を取ってしまって「お前が犯人だー!」と全員から言われるオチ。
[ 2012/11/08 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(2)

奇笑天傑物語

奇笑天傑物語/原淳/全1巻


ギャグ王で連載されていた作品。



・内容
河童、ぬりかべ、雪女、子泣き爺、砂かけババアなど、日本の妖怪を題材とした4コマギャグ漫画です。
時代設定は現代ではなく、江戸時代あたり。



・感想
DQ4コマでもお馴染みな原淳先生によるオリジナル4コマ作品。
勢いのあるネタが多く、なかなか面白い。
子泣き爺関係のネタはちょっとマンネリ感があるけど。砂かけババアを怒らせてボコボコにされるというね。

この作品に出てくる妖怪は基本的にみんな馬鹿。
それゆえ、人間に怖がられるどころか逆に馬鹿にされるという始末。立場も人間の方が上だったり。
[ 2012/11/06 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(2)

アクロバットバカ野郎

アクロバットバカ野郎/タイジャンホクト/全1巻


ギャグ王創刊号から連載されていた作品。



・内容
オムニバス形式の4コマギャグ漫画です。
主人公は存在せず、いろんなバカな人たちを題材としてネタが作られています。



・感想
内容がおそらく過去最短なので、軽く補足を。
一応複数回登場するおバカさんたちもいる。
その中では殺し屋のハリケーンジョーが一番出番多いかな。
凄腕のヒットマンだけど、依頼が全然来なくて現在では内職やバイトをしながら暮らすという落ちぶれっぷり。

ジャンルとしてはバット君と同じ、直球タイプの4コマギャグ作品。ネタのレベルはなかなか高い。
さすがはDQ4コマ出身というべきか。

あと地味に単行本だと未完。最後の数話が未収録だったり。
そのかわりというか、ギャグ王が創刊されるより前にガンガンの方で掲載されたオリジナル4コマと、
ギャグ王平成6年9月号に掲載された「メルヘン野郎 水木ひげる」という読み切りが収録されている。

DQ4コマの楽屋裏で性別のことをネタにしていたことがあったと思うけど、タイジャンホクト先生は女性。
この単行本のカバー折り返し部分に本人の写真が載っているので、興味がある人は買って見てみるといいかも。
印象としてはロングヘアーの普通の女性。
よくある顔を見てガッカリっていうタイプではない。どちらかと言うと美人寄りに入ると思う。

そういえば松葉博先生の時に続いて、また別々に収納されてたなぁ。
タイジャンホクト先生の作品だと、以前に「星のカービィ ウキウキ大冒険」を取り上げているのでねぇ。
[ 2012/11/04 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(-)

最強不運少年バット君

最強不運少年バット君/栗本和博/全1巻


ギャグ王で連載されていた作品。



・内容
主人公は運河(うんが)バットという小学5年生の少年。
とにかくめちゃくちゃ運が悪く、何をやっても不幸な出来事に襲われます。
ジャンルは4コマギャグ作品で、バット君の運の悪さをネタにしたものが大多数となります。

バット君にクラスメイトの尾屋次清美(おやじきよみ)、高鼻涼子(たかびりょうこ)、
それに担任教師の東松山春香(ひがしまつやまはるか)を合わせた4人がメインキャラです。
途中で七色(なないろ)ひかりという女の子が転校してきて、彼女は準レギュラーに。

最後はラジコンに轢かれて自分が死んでしまったと思い込み、天国へ行ってしまったバット君を救うべく、
清美、涼子、ひかりの3人が天国へ行って連れ戻してくる…という内容で終わります。



・感想
DQ4コマでお馴染みな栗本和博先生によるオリジナル作品。
ギャグ王は4コマギャグ漫画がいくつかあったけれど、
同時期に連載していたうめぼしの謎、もけけ日記、ダイナマン、殺し屋ジョージなんかに比べるとちょっと弱いかなぁ。
良くも悪くもシンプルな4コマという感じで、個性が強い上記の作品に混ざったら埋もれてしまう。

とりあえずメインキャラの設定を補足。
主人公のバット君は超絶不幸少年。何をするにも不幸な目に遭う。
尾屋次清美は小学生なのに見た目も性格も趣味も完全に親父。みんなからは「おやじ君」と呼ばれている。
高鼻涼子は家が超金持ちのお嬢様。おやじ君のことが好きで、担任の春香とは敵対している。
東松山春香は個性が強い教え子たちに悩んでいる。バット君だけは母性本能をくすぐるので大好き。
七色ひかりは神社の娘で、不幸なバット君を助けるために転校してくる。でもインチキ。

あと迷子になってた牛を交番に連れていったらその牛が子供を9匹産んで、その中の1匹をお礼としてもらう。
名前は牛太郎。これもひかりと同じで準レギュラーキャラとして絡んでくる。

カバー下には「バット君サバイバルすごろく」というおまけ有り。
表が4人(バット君、おやじ君、高鼻さん、ひかりちゃん)の駒で、裏にすごろく。
[ 2012/11/02 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(1)

すすめ!!ダイナマン

すすめ!!ダイナマン/池田匠/全6巻


ギャグ王とガンガンで連載されていたギャグ漫画。



・内容
ボムボム星という、幾多のヒーローを生み出した正義感の強い星があります。
主人公であるダイナマンは、このボムボム星の落ちこぼれ。
しかしヒーローとしてデビューさせなくてはならないため、一番平和な地球へと送り込まれたのでした。

ダイナマンによる地球での日常ぶりをメインとした4コマギャグ作品。
ダイナマンは爆弾を武器としており、ネタの9割は爆発オチです。

あまりのダメっぷりにボムボム星からダイナマンを連れ戻すために別のヒーローが派遣されてきたり、
邪魔星というボムボム星と対立している星から刺客が送り込まれてダイナマンを襲ってきたり、
一応メインとなるストーリーも少しあります。

最終回だけは4コマではなく、普通のストーリー作品。
ボムボム星の王様と邪魔星の皇帝が地球にやってきて最終決戦。
ダイナマンはやられて死んでしまいますが、ハイパーダイナマンとして復活。相手を倒します。

ハイパーダイナマンはボムボム星には戻らず、悪人たちを全滅させるまで残ることを決めたところで終わり。



・感想
ギャグ王で始まって、途中でガンガンでも同時に連載されることになった珍しい作品。
なかなか面白い作品なんだけれど、ほとんどのネタが爆発オチに収束するのでマンネリ感はあるかもしれない。
爆発オチというと…コロコロで連載していたむさしのあつし先生のボンバーマン漫画がそうでしたなぁ。
設定としては正直、ダイナマンとボンバーマンはかなりかぶっている。
実際、一番最初にこの作品が掲載された時はボンバーマンだったような…。

全ての巻で巻末に「ダイナマン世界平和向上委員会」が掲載。
これはギャグ王本誌の方で読者から募集していた怒りのおハガキをマンガ化したもの。
ダイナマンがその怒りの原因をどんどん爆発させてスカッとさせてくれます。

そういえば全巻で作者の顔が映っている写真が載っているんだけど、これが相当なイケメン。
まぁ写真写りがやたら良くて、実際に会うと別人と言われるらしいですが。
[ 2012/09/25 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(0)

もけけ日記

もけけ日記/桜井蓮哉/全2巻


ギャグ王で連載されていた4コマギャグ漫画。



・内容
ダチョウのような謎の生物もけけが、藤沢由良という中学生の女の子の家に突然現れます。
みけけ、うけけ、めけけという3匹のチビもけけ?もおり、由良はもけけたちを飼うことに。
このもけけたちと由良一家、それに由良の学校の友達でドタバタ騒ぎを繰り広げていくギャグ漫画です。

最終回だけはシリアスなお話で、もけけが異星からやってきた存在だというのが判明します。
もけけたちは地球の大気汚染に対する免疫がなく、長く滞在していたため病気に。
このまま滞在を続けていると死んでしまい、由良を悲しませるだけになるので帰ることにします。
帰宅した由良は何も言わずにどこかへ行ってしまうもけけを見て、泣きじゃくるのでした。

自分の記憶だと、確か本誌に掲載された最終回はここまでだったと思います。
当時は後味の悪さに驚いたもんですが、単行本では描き下ろしで続きがあります。

悲しむ由良を見て、もけけは自分の羽を一枚抜いて落としていきます。
そして翌朝。もけけの羽は無くなっており、代わりにチビもけけが誕生しています。
地球で生まれた生命なら環境にも適応できるだろうということで、
もけけが由良のために残した贈り物なのでした。



・感想
隠れた名作。
ギャグのセンスはあるし、もけけたちもかわいいのでギャグ王の中でもかなり好きだった作品。
内容の方でも触れているけど、本誌でしか読んだことがない人は2巻を買って読んだ方がいいと思う。
最終回の内容が補完されているのでね。作品に対する印象が変わる。

1巻の真ん中あたりに作者のご挨拶と、「単行本発売の惨劇」という描き下ろし4コマが1本。
それと1巻2巻ともに、カバー下に作者日記が掲載されています。ちなみに自画像はもけけ。
[ 2012/09/23 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(0)