天地創造

天地創造/八坂麻美子/全2巻

ガンガンファンタジーで連載されていた、「天地創造」のコミカライズ。



・内容
クリスタルホルムに住む少年のアーク。
村の外へ出たがっていますが、外へ出ようとするといつも倒れてしまって連れ戻されてしまいます。
それでも倒れる前に謎の塔があるのを確認。
村人にそれを話しますが、みんな信じてくれません。

謎の声が家の中にある扉のから聞こえ、行ってみるアーク。するとそこには箱があります。
声に導かれるまま開けてみると、中からはヨミという謎の生物が出現。
その後エルという幼馴染の女の子がやってきますが、凍りついてしまいます。
外へ出てみると村全体が凍りついており、村長から原因は箱を開けてしまったアークだと言われます。
村の外へ出て試練の塔へ行くよう言われたアークは、塔へ向かうのでした。

試練の塔を攻略していくと、謎の敵と遭遇。村へ帰るように言われ、強制送還されます。
アークは家のベッドで目覚め、凍りついていた村人は元に戻っていていつも通りの平和な日々。
村人に村の外のことを話しますが、やはり信じてはもらえないのでした。
唯一、エルだけはアークの言うことを信じており、一緒に村の外へ。
そこでアークはやりたいことがあるとエルに告げ、必ず帰ってくると約束をして再び試練の塔へと向かうのでした。

試練の塔で謎の敵の分身と戦い、勝利するアーク。
するとアークは何もない荒れ果てた世界へと送り込まれてしまうのでした。

アークはこの世界でまず植物を蘇らせ、次に動物を蘇らせます。
そして次に蘇らせたのは人間。
しかしこれによってアークは今までできていた動植物との会話ができなくなってしまうのでした。

蘇った人間たちから情報を集め、西へと向かうアーク。
途中で立ち寄ったロウランという場所でメイリンという少女を救出し、さらに西へ。
そこにはルワールという城があるのでした。

ルワールでは王女の婿を探しているらしく、その話で持ち切り。
酒場で出会ったフィーダという女騎士に促され、アークも参加をすることに。
そして現れた王女は…エルなのでした。アークはエルに話しかけますが、無視をされてしまいます。

フィーダから手紙と鈴を受け取るアーク。
手紙によると、エルは国王の本当の娘ではないとか。
その昔滅ぼしたストークホルムという村の娘で、記憶を失っているのだそうです。
エルだけが知っている秘密があるらしく、国王の本当の目的は婿探しではなく、エルの心を開いてくれる者。

滅ぼされたというストークホルムへ向かったアークは、そこでメイリンと出会います。
メイリンは助けてもらったアークに恋をしてしまったようで、後を追っかけてきたと。
一緒にストークホルムを探索していくつか思い出の品を入手し、再びルワールへ。
すると、そこではフィーダがギロチンにて公開処刑されようとしていたのでした。
国王の策略でアークは敵国の人間だということにされ、それに手を貸したフィーダは処刑に値すると。

メイリンは幻を作ることができる特殊な能力を持っており、
ストークホルムで見つけた肖像画からエルの両親の幻を作り出します。
両親の幻はエルを説得し、エルは全てを思い出したのでした。
そしてアークがストークホルムから持ってきた犬笛を使って犬をけしかけ、国王を殺害するのでした。

エルはアークに別れを告げ、去っていきます。そしてそれを追うフィーダ。
アークはエルを追うことはできませんでしたが、ロイドという傭兵に背中を押されて追うことにするのでした。

そして長い旅が続き、文明はどんどんと栄えていきます。
新たな仲間も増え、ようやくエルの居場所を突き止めることに成功。
それは、シベリア平原にあるグランドモスクという場所。

グランドモスクへ潜入するアークは、そこでカプセルに入れられたエルを発見します。
剣で割ることはできず、ヨミの指示に従って暗号を入力していきます。
しかしカプセルは開かず、
かわりにベルーガというダークガイアに選ばれ永遠の命を与えられた世界の支配者が復活してしまうのでした。

ベルーガの操るビットによって殺されてしまうアーク。
ベルーガによると、アークの正体はダークガイアによって造られた人形だということです。
アークに地表世界を蘇らせることにより、ベルーガを復活させるのが目的だったと。

メイリンたち仲間の熱い思いで蘇るアークですが、ベルーガはエルを連れて飛行船で逃亡を図ります。
アークたちも飛行船へ乗り込み、そこでアークはベルーガと対決をして見事勝利するのでした。

アークはダークガイアを倒すことを決め、エルたちを置いて再び旅へ出ることに。
帰ってきたら一緒に世界中を旅しようと言い、支度をして待っていてくれとエルに言います。
エルは快くアークを送り出し、心の中では「アークの夢をいつまでも信じてる」と思うのでした。



・感想
いくつかカットされているエピソードはあるものの、基本的には原作通りに進行。
しかし打ち切りになったのか、ラスト2話は駆け足的な急展開となっている。
ストーリーとしても原作のラストまで描かれることはなく、ラスボスであるダークガイアとの対決を前にして終了。
決して悪くない作品だっただけに、この消化不良気味な終わり方は残念なところ。

単行本的のみの要素としては、1・2巻ともに巻末にあとがきが1ページずつあるのみ。
まぁ天地創造ファンの人なら集めてみてもいいんじゃないでしょーか。
[ 2012/11/28 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(0)