MA・DA・RA

とうとうやってきました。魍魎戦記MADARAのターンが。
マル勝ファミコンで連載されていた漫画をゲーム化したものですね。
自分はマル勝読者でして、MADARAも大好きな漫画でした。いや、過去形ですけど今も大好きです。
ゲーム自体も何回もクリアしています。ただ最後にやったのは20年以上前ですが。

RPGなんですが、戦闘は半オートです。指示された命令に沿って各キャラが行動。
戦闘シーンはウルティマ的な感じで、キャラが一歩ずつ移動して敵と隣接した時に物理攻撃が可能です。
例外は弓を装備している時で、直線上に敵がいれば何マス離れていても攻撃できます。
ただし遠距離攻撃だと攻撃力が落ちる。隣接していれば弓装備でも通常のダメージが与えられます。

ゲームスタート時点からHPや攻撃力等の数値が3桁あるのを見て分かるかと思いますが、
このゲームは桁が1つ多いです。HP、MP、攻撃力、守備力は余裕で1000を超えていきます。
最終的には数千単位。

仲間キャラも多く、2人を除けば好きなキャラを最後まで連れていけます。
2人というのはタタラとカオスです。
タタラはイベントで死に、カオスは反乱軍を指揮するリーダーとしての役目があるため、途中で永久離脱。
主人公であるマダラとヒロインのキリンの2人は固定なので(外す方法がないわけではない)、
好きに選べると言っても4人PTで残り2人までですね。

この作品最大の特徴。それは音楽の凄さ。カセットに特殊な音源チップを積んでいるため、
FC本来の性能を超えた凄まじい音源になっております。
個人的に一番好きなのは八大将軍戦のBGM。次に王道なフィールド曲(MA・DA・RA)ですね。

音楽だけではなく、グラフィックもかなり凝っています。
中ボスやラスボス戦でカットインされる敵グラは、FC時代のドット絵としてはかなりハイレベル。
あとステータス画面で表示されるキャラの顔グラもよくできている。
音楽とグラフィックの2つでFC最高峰の出来を誇るオーパーツ的な作品ですね。

ストーリーは途中までは原作に沿った感じで進んでいくんですが、中盤以降は完全なゲームオリジナルです。
これは原作の完結前に発売されたのが原因ですね。
ましてや開発が始まった時期を考えると、原作のストーリーを参考にできたのは序盤だけというのは仕方ない。

原作通りな炎の回廊までは展開も良く話もスピーディーに進んで面白いですが、
それ以降のゲームオリジナル展開になってからはストーリー面は壊滅的になります。
あらためて原作の面白さを再認識できるでしょう。

ゲームバランスは序盤からそれなりに厳しいんですが、最終盤になるとかなりきつめです。
敵が全体攻撃の妖術を使ってくるようになり、しかも連発も多いため、被ダメが凄まじいことに。
具体的にはラスボスより2つ前のボスである、最後の八大将軍カゲオウマダラ戦から全体攻撃ラッシュとなります。
こっちのHPが2000~3000ぐらいなのに全員に1000~2000とか与えてくる。

ラスボス1つ前となるミロク帝はもっと厳しくなり、ダメージにかなり振れ幅はあるものの3000近く食らうことも。
しかも全員が、ですからね…。
困ったことにカゲオウマダラ戦ぐらいからは敵の素早さもかなりのものとなり、行動回数で負けてしまう。
こっちが2回行動する間に向こうは3回行動してたりするので、全体攻撃を連発されると回復が全く間に合わない。

一番最悪なのはラスボスで、行動の100%が全体攻撃という始末。
カゲオウマダラやミロク帝は移動に1ターン使ったり、隣接してたら物理攻撃してきてくれたりもするんですが…。
手加減一切なしのその様はラスボスにふさわしいといえばふさわしいかもしれない。

MADARAは仲間の職業が3種類あり、ファイター、シャーマン、イニシエに分かれています。

ファイターはその名の通り物理攻撃を得意とする職業で、HPと攻撃力と守備力に優れている。

シャーマンは術を得意とする職業で、回復と攻撃をどっちも使いこなします。

イニシエは補助術専門な職業で、HP、攻撃力、防御力等は一番低いです。

基本大半の仲間はファイタータイプで、シャーマンとイニシエは2人しかいません(イベントで死ぬタタラは除く)。
ですがファイターの中には簡単なシャーマンやイニシエの術を使える者もいます。
具体的には聖神邪がイニシエ、ジャミラがシャーマンの術をそれぞれ使用可能です。

最終盤に多発する敵の全体攻撃はめちゃくちゃ厳しく、すぐにやられてしまう。
全体回復術も存在しないので回復が間に合わない。
その対策となるのが、イニシエが使えるゴウリキフとヨウリキフという術。

ゴウリキフは一定ダメージを超えるまで敵からのダメージを完全無効化するというもので、
敵からの全体攻撃の妖術にも有効。
ヨウリキフは一人にしかかけられないゴウリキフを全体にかけるという超便利術です。

序盤からこのゴウリキフの使用を前提としたゲームバランスになっており、
使わずにプレイするというだけでも高度な縛りプレイ状態になってしまう程です。
超威力な全体攻撃が乱発される最終盤になるともはや必須レベルです。使わないとあっという間に全滅。
レベルを物凄く上げない限りゴウリキフ無しでクリアするのは不可能ですね…。

ちなみに今回のプレイでの最終PTはマダラ、キリン、ナユタ、ジャミラでした。
マダラ、キリンの2人が固定で残り2人は自由に選べるわけですが、
自由にとはいえほとんどの人はナユタかハクタク(どちらもイニシエ)を入れることでしょう。
それほどゴウリキフ無しで進めるのが難しいんです。

残り1人は人によってだいぶ変わってくるかと思いますが、一番多いのはセイシンジャですかね。
ファイターながらイニシエの術も使えるので、本職イニシエと合わせてゴウリキフ2人体制にできる。
自分は回復役を2人体制にしたかったのでジャミラを選びましたが、セイシンジャの方がクリアは楽です。
昔やっていた時にセイシンジャを入れてクリアしたことも当然あるので、その強さは分かってる。

クリア時のレベルは平均43ぐらいかな?マダラ45、キリン42、ナユタ44、ジャミラ41とかだったはず。
ラスボス戦前にゴウリキフとセンリフ(素早さアップ)を全員にかけておくのは必須です。
あとアタッカー役のマダラとジャミラにはアシュラフも。
ジャミラは回復役に回るケースも多いので攻撃のチャンスが少なく、必須ではないです。
ラスボスはHP低めなので、攻撃するのはマダラ1人でも全然いける。

ゴウリキフ無しだと全体攻撃で消し飛びますし、そのゴウリキフもすぐに剥がされて大ダメージを食らうため、
すぐにヨウリキフで全体にかけ直さないとあっという間に全滅。
あとセンリフで素早さを上げておかないとラスボスには行動回数で負けてしまうため、
ヨウリキフをかけるのもHP回復も間に合いません。よってこれも必須。

最後に感想。個人的に言うならば、贔屓目込みで85点です。
戦闘が冗長なのと、後半のストーリー、ゲームバランスにちょっと問題がある。
それ以外は特に不満点なし。

MADARAはゲーム化に恵まれた作品だなぁ、と思う。
特に2は個人的にSFCの全RPGでもトップ5に入るレベルで好きな作品だったり。
幼稚園戦記は…スピンオフみたいなものなのでセーフ。
[ 2018/05/06 ] 戯言 | TB(0) | CM(0)