殺し屋ジョージ

殺し屋ジョージ/梶原あや/全2巻


ギャグ王で連載していたギャグ漫画。



・内容
殺し屋であるジョージが組織から追放され、逆に命を狙われる立場になるというお話。
組織は次々と刺客を送り込んできますが、どいつもこいつも役立たずで失敗続き。

一番出番の多い刺客は忍者うさぎ。でも泣き虫ですぐ泣きます。
やがてジョージとは親友に。
出番自体もジョージより多いです。タイトルは殺し屋ジョージなのに…。

この作品は本編とそれ以外のお話に分かれています。
タイトル部分が黒枠で、タイトルの文字も写植になっているのが本編。
タイトル部分が白枠で、タイトルの文字が手書きなのがそれ以外のお話。
この2つのお話に接点は全くなく、共通して出てくるキャラもいません。

それ以外のお話は胴が異常に長いハリガネパンダ、それに犬と猫の3匹がメインキャラ。
これにみのむし、フクロウ、天女などが絡んできます。



・感想
殺し屋という物騒なタイトルで、実際に内容も銃で人間を撃ちまくっていたりする。
でも全てギャグ描写なのでバイオレンスさは全くなく、楽しく読める。

忍者うさぎを筆頭に動物キャラがいっぱい登場。
どれもこれもデザインはシンプルなんだけどかわいい。

単行本のみの収録だと、1巻に楽屋裏が4ページ。
2巻は梶原あや先生が友人とインドネシア旅行に行った時の実録漫画が掲載。
[ 2012/08/31 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(0)

ポケットモンスター1Pコミック劇場

ポケットモンスター1Pコミック劇場/成田美穂/全1巻


ギャグ王で連載されていた作品。



・内容
主人公はレッドでライバルキャラはグリーン。
レッドがオーキド博士から最初にもらったポケモンは…なんとトランセル。
間違って渡してしまったことが判明し、あらためてヒトカゲをもらうことになります。
トランセルは返すわけでもなくそのまま。

最初に自身の手で捕まえたポケモンはピカチュウ。
そのピカチュウの好きなポケモンがピッピということで、レッドはピッピを捕獲しに行きます。
しかしピッピに一目惚れされ、捕まえるつもりが逆に捕まえられてしまったレッド。
仲間になったので結果オーライですが、ピッピはレッドをダーリンと呼びます。

ヒトカゲにお使いを頼んだところ、迷子に。
やがてヒトカゲは育て屋さんに保護され、リザードンに進化。
その後レッドたちの元に戻ってきますが、あまりの姿の違いに最初は気付きません。
しかし性格は甘えん坊のままだったので、すぐに正体も分かって再び仲間となるのでした。

タマムシシティへやってきたレッドはエリカと対戦することに。
エリカのポケモンの前にピンチになりますが、今こそ自分の出番と思ったトランセルが進化。
バタフリーとなって見事エリカのポケモンを倒して勝利するのでした。

冒険を続けるレッドはイシツブテとメタモンをゲット。順調にポケモンを増やしていきます。
そしてカスミとの対戦。相手は水ポケモンということで、ピカチュウの活躍によって勝利。
負けたカスミはレッドを異性として気になり始め、ピッピと女の戦いが始まるのでした。

その後はおつきみ山でグリーンと出会ったり、ピッピが単独で冒険したりなどがあっていよいよ最終回。
クリスマスがやってきて、
ピカチュウがサンタとして全国各地にいるポケモンたちにプレゼントを配っていきます。
そして最後はピカチュウ自身もサンタからプレゼントをもらって大喜び。
このサンタはレッドに頼まれてメタモンが変身した姿なのでした。



・感想
初代ポケモンを題材にしたギャグ漫画。一応ストーリー性もある。
特筆すべき点はないけど、ポケモン好きな人なら買って読んでみても損はないかと。

メインキャラはレッド、ピカチュウ、ピッピ。
ヒトカゲは進化したら出番がなくなり、トランセルもバタフリーになったエリカ回後は1回も出て来ず。
イシツブテにいたっては1話のみの登場。捕まえる意味あったんだろうか…。

伝説のポケモンやミュウツーなんかも一応登場。
ミュウツーはメタモンが変身した姿でだけど。
[ 2012/08/30 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(0)

魔女っ子戦隊パステリオン

魔女っ子戦隊パステリオン/松沢夏樹/全5巻


ガンガンファンタジーで連載をしていた魔法少女物。



・内容
引越しで新しい学校に通うことになった、天寺鈴希(あまてらすずき)。小学5年生の少女です。
初登校の途中で男子にイジメられている女の子を発見。
普段から体を鍛えている鈴希はとても強く、あっさり男子を撃退。
イジメられていた女の子は月夜美琴(つくよみこと)という名前で、同じ小学5年生だというのが分かります。

朝のHRで転入生として紹介される鈴希。すると同じクラスには美琴の姿が。
偶然にも導かれて2人は友達となります。

同じ頃、学校の外では謎の集団が出現して暴れ始めます。
その姿を見た鈴希はパステリオンへと変身をし、戦いを挑んでいくのでした。
変身する瞬間を美琴に目撃されていたとも知らずに…。

敵方のリーダーはD-アーネという少女。魔法の力が使え、ゴーレムも操ります。
しかしパステリオンの前には歯が立たずあっさり敗北して逃げ帰っていくのでした。

翌日、美琴から正体について聞かれた鈴希は素直に全てを白状します。
生まれた時から持っていた宝玉を使うことでパステリオンに変身できること、
そして仲間を探しにこの学校へとやってきたということも。

その後再びD-アーネが襲ってきて、鈴希はパステリオンに変身して戦いますがピンチに。
そこを何と美琴が助けに入ります。
美琴も実は宝玉を持っており、鈴希に聞いたことで自らもパステリオンであるというのを知ったわけです。
黄色のパステリオンことパステルイエローに変身をした美琴は圧倒的な魔法の力を持っており、
あっさりD-アーネを撃退したのでした。

その後も2人で敵を倒し続けるパステリオン。
業を煮やした法国の大僧正アントナン=ギガイルは、戦略馘兵器の使用を部下のD-アーネへ命じます。
利用すれば一瞬で地上の全てのものが消滅するという恐ろしい武器。
しかし、これには納得がいかないD-アーネ。
パステリオンの前に姿を現して発動前に止めるよう、うまく誘導をしていくのでした。

戦いの舞台は宇宙空間となり、D-アーネを倒すパステリオン。
そして戦略馘兵器を破壊しようとしますが、なんと時間より前に発動。地球全体が呪文で覆われます。
大僧正は最初からD-アーネに嘘を教えており、必ず発動するようにしていたのでした。

対策は地球を丸ごと魔力を無効化する地球結界で封じるしかなく、パステリオンは結界を張り出します。
そこを邪魔に入る大僧正の部下たち。
結局結界を張るのはイエロー1人に任せ、レッドは邪魔をさせないよう部下たちの始末を引き受けます。
しかし結界は1人で張れるほど甘いものではありません。
どうしようもない状態になりますが、土壇場で助けに入るD-アーネ。
イエローに自らの魔力を送り込み、見事結界を完成させて地球の危機を救ったのでした。

大僧正のやり方に納得がいかなかったというだけで、パステリオンとの敵対関係は続くD-アーネ。
どうしてもパステリオンに勝てないため、すんごい力が手に入るというレベルアップの洞窟に挑むことに。
過去誰1人として成功した者がいないと言われていますが、D-アーネは見事クリア。
変身能力を持つどくろステッキを手に入れたのでした。

どくろステッキで変身してパステリオンに挑むD-アーネ。
優勢に戦いを進めて追い詰めていきますが、そこに第3のパステリオンであるパステルブルーが出現。
形成は一気に逆転し、やはり今回も負けてしまうのでした。

後日、鈴希と美琴のクラスに転入生が。それはあのパステルブルーでした。
パステリオンは全部で3人なため、これで全員が集結したというわけです。
ちなみに名前は裾野雪彦(すそのゆきひこ)。見た目は完全に女の子ですが、実は男の子なのでした。

地球とは違う世界にある、退廃した惑星。ここには神聖魔法国であるヴァジュラムがあります。
空中機動要塞「武国殿」が完成したことで、落成式が行われることに。
D-アーネや大僧正はこのヴァジュラムの人間です。式に遅刻してしまったD-アーネですが、陛下と遭遇。

D-アーネは劣等種族であるダークカラーで、幼少期はイジメられて過ごしてきました。
いつも泣いていたD-アーネに初めて優しく接してくれたのが陛下で、それ以来D-アーネは恋心を持つように。
強くなって陛下のお役に立ちたいという気持ちもこの時に芽生えたのでした。

学校の行事で海水浴へとやって来た一行。
パステリオンの力で霊感が強くなっていた美琴は不気味な気配を感じます。
その日の夜に行われた肝試しの途中で大量の霊にまとわりつかれ、気絶。
目覚めるとそこは魔法陣の中。
魔法陣を書いたのは自称「町の発明おじさん」で、この中にいれば霊は入ってこれないとか。

一方その頃、行方不明になった美琴を探していた鈴希と雪彦は、巨大化した霊を発見。
パステリオンに変身して戦います。
その姿は美琴にも見えており、おじさんの目を盗んでこっそり変身。戦いに参加します。

霊は体内にある核をどうにかしないと倒すことができず、悩むパステリオン。
しかし町の発明おじさんによる強化結界のおかげで霊は動きを止められ、その隙に侵入するイエロー。
核は人の姿をしており、恐怖に怯えて闇の力を放出し続けています。
イエローはそんな相手を優しく包み込み、元の姿に戻します。これによって霊は消滅したのでした。

すっかり親友となった3人は、お互いの家へ行き来します。
なぜかD-アーネも巻き込まれて4人一緒に家へ泊まることにもなったり。
やがて、子供たちには内緒ですが3人の母親もパステリオンであることが分かります。
変身後の姿は現パステリオンが成長して15~6歳の姿になるのに対し、親たちは逆に幼児化。

パステリオンに勝つのを諦めていないD-アーネの前に1人の男が現れます。
それはあの町の発明おじさん。おじさんの特訓メニューを受けたことで、日に日に強くなっていきます。
そして最初はボロ負けだったパステリオンにも攻撃が当たるように。
成長を実感していくD-アーネですが、その頃祖国のヴァジュラムでは大変なことが。

ヴァジュラムの陛下は病弱で、退廃してどんどん空気も濁っていく中では病気が悪化する一方。
やがて吐血もし、余命1週間だというのをD-アーネは知ってしまいます。
助かるには3日以内にパステリオンを倒して地球を乗っ取り、移住して新鮮な空気を吸うこと。

しかし、今のままでは3日以内にパステリオンを倒すほどに強くなれるわけがありません。
そこで大僧正は闇のカクテルというものをD-アーネに渡します。
これは飲むと圧倒的な力が手に入るものの、その姿は邪悪で醜い怪物へと変わってしまうというもの。
町の発明おじさんに止められますが、陛下を助けるためにD-アーネは飲んでしまうのでした。

圧倒的な力を手に入れたD-アーネの前にパステリオンは劣勢。
やがてイエローがやられてしまいますが、こっそり親世代のパステリオンが救出していたのでした。
回復して戦線復帰するイエロー。死んだと思っていたレッドとD-アーネは共に安堵します。
D-アーネの優しい心はまだ残っており、本音では殺したくないと思っていたからです。

3人の力を合わせて、ようやく魔力の落ちてきたD-アーネを上回り始めます。
しかし何度攻撃を食らわせても立ち上がるD-アーネ。
やがて自らの命を犠牲にして相手を道連れにする大技、ライフリング・キャノンを使うのでした。
D-アーネとこれを食らったレッドは共に反応が消滅。

レッドは大僧正の手によって武国殿の魔力ジェネレータに囚われます。
レッドから魔力を供給させることで、圧倒的なパワーを持つ魔導砲を放って地球を消滅させるのが目的。
D-アーネも武国殿にいますが、息はなくお墓に埋められてしまいます。

やがて目覚めたレッド。D-アーネも息を吹き返します。
全ては大僧正の策略だというのが分かり、D-アーネも加勢。
イエローとブルーも駆け付け、大僧正を追い詰めます。
大僧正は土壇場で魔導砲を発動させようとしますが、不発。
町の発明おじさんに助けられた陛下がメインジェネレータのマスターキーを外していたのでした。

もはやこれまで…とはいかず、武国殿と同化することで自らの意思で魔導砲を撃とうとする大僧正。
陛下のキスによって元の姿に戻ったD-アーネは、なんとパステリオンに変身をします。
親世代のパステリオンも駆け付け、
総勢7人のパステリオンによる「パステルブロークン・レインボー」によって撃つ前に倒される大僧正。
ここに平和が戻ってきたのでした。

陛下とD-アーネは結ばれ、国へ帰ることに。
いつものように鈴希とD-アーネは喧嘩をして別れますが、本当は寂しい鈴希は泣いてしまうのでした。

ここからはエピローグ。
小学6年に進学した鈴希たち。
あれから平和な日々を送っていましたが、ブラック=ロアという新たな敵が出現。
パステリオンたちと1年間に及ぶ死闘を繰り広げたのでした。

中学入学。
ブラック=ロアたちはすっかり地球に馴染み、普通の生活をしています。
しかしパステリオンの名前は有名となっており、次から次へと悪いやつらが現れるのでした。

その後もどんどん巡る季節。
美琴は小学5年の時の担任であった先生の弟である刑事と結ばれ、結婚。
そして今また結婚式が行われようとしています。
誰の結婚式かというと…鈴希と雪彦。
パステリオンになったことで大勢との出会いがあり、それに感謝をする鈴希なのでした。

やがて2人には双子が誕生します。
美琴も少し前に同じ歳となる子供を産んでおり、子供たちの人生も楽しくなると確認する3人なのでした。



・感想
内容はわりとシンプルな魔法少女物。3人のパステリオンの色分けは赤・黄・青。
まともに見たことないから間違ってるかもしれんけど、この辺はレイアースに近いかも。
しかし3人なのに戦隊とはこれいかに。
まぁこれについてのツッコミは2巻の巻末にあるQ&Aコーナーでされています。

雪彦は今一部で流行っている男の娘ですなぁ。
見た目は完全に女でありながら男というね。で、最終的にはメインヒロインとくっつく。
途中で一人違うキャラとフラグ立ってたんだけども…。
美琴も最初イジメっ子だった同級生の男の子とフラグ立ってたのに、結局はずっと年上の刑事だった。

ちなみにパステリオンの3人は八百万の神々を束ねる三頂神と呼ばれる存在。
名前で気付いた人もいるかもしれないけど、アマテラス、ツクヨミ、スサノオ。
「あまてらすずき」「つくよみこと」「すそのゆきひこ」。スサノオだけちょっと苦しい?

ライバルキャラとしてレギュラー出演なD-アーネ。読み方はディーアーネ。
この名前で思い出すのは…モンスターメーカーのディアーネ。
モンスターメーカー好きとしてはどうしても反応してしまう。

5巻の巻末に「特別公開!!11年後のパステリオンたち!!」と題して
本編のラストページで産まれた3人の子供たちの成長した姿が公開されています。
名前は天寺鈴璃(あまてらすずり)、裾野雪瑠(すそのゆきる)、月夜美砂希(つくよみさき)。
鈴璃が姉で雪瑠が弟。
苗字が違うのは離婚したからではなく、名前もパステリオンとしての能力に影響されるのであえて別姓。
両親は今でもラブラブ(死語)です。
[ 2012/08/29 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(0)

勇者はツライよ

勇者はツライよ/松沢夏樹/全2巻

ガンガンファンタジーで連載されていた作品。



・内容
天空にそびえる巨大な神の木、世界樹。
この聖なる樹に守られし聖王国ロンズ=ワイリナー。
この平和な国にかつてない危機が迫りつつあるというところから物語は開始。

オババが姫様の運勢を占っていたところ、なんと魔王の復活が明らかになります。
魔王と同時に勇者も生まれるため、水晶球で勇者を映すオババ。
そこに映っていたのはカズマという17歳の少年で、場所は本屋。
エロ本を立ち読みしており、店員が女性と分かると違う雑誌を上に乗せることで誤魔化したり、
さらにはクラスメイトの万引きをアシスト。
やがてやってきた幼馴染のフィーという女の子のスカートもめくるわで、とにかく最低な性格。

そのうち良いところも見つかるだろうということで、しばらく観察を続行。
しかし期待とは裏腹に、最低な行為を繰り返すカズマ。
業を煮やしたオババは自ら勇者を鍛え直してやろうと思い、カズマの通う学校へ転校。
積極的にカズマを攻撃して試練を与えていきます。

ある日、フィーに頼まれて町外れの農家へ一緒に野菜を買いに行くカズマ。
農家の男はロッコという名前で、フィーに恋をしています。
ロッコと初めて会ったカズマですが、はるか以前どこかで会ったような感覚に襲われます。
それもそのはず、カズマが勇者の生まれ変わりならロッコは魔王の生まれ変わりなのでした。

ロッコには3匹の家畜がいます。馬、豚、鶏。
この3匹はかつて魔王に仕えた四天王であり、魔王としての記憶がないロッコとは違って全て覚えています。
ちなみに残り四天王の残り1匹は牛に転生していましたが、去年食べられてしまいお亡くなりに…。

魔王の代わりにカズマを襲って見事勝利する3匹。
カズマは万引き常習犯であったため、
カズマを捕まえたことで3匹の飼い主であるロッコは町の人達から感謝されるのでした。

やがてやってくる花見の季節。
学校で花見大会を開くことになり、鍋をやるため各自材料を持ち寄ることに。
カズマは前日の夜中、ロッコの家に侵入してこっそりと豚をさらってくるのでした。

翌日、豚がいないことに気付いた他の2匹は動揺。
ロッコに報告して一緒に探し回ります。しかし時すでに遅く、豚はすでに鍋にされ食べられた後。
悲しんだロッコは淋しくないように桜の木に鍋を振りかけると、なんと桜が光り出します。
ロッコと豚の愛情が生んだ奇跡に感動するフィーなのでした。

いつものようにカズマを観察していたところ、突如爆発して壊れる水晶球。
不吉に思って調べてみると、なんと一週間以内に魔王が復活するとの結果が。
先代勇者たちの記憶が詰まった勇者のカブトを装備させればカズマもまともになるだろうと思ったオババは、
王国の軍隊10万人総出で伝説の武宝具を探しに行くのでした。

多大な犠牲を出しながらも勇者の剣、勇者のヨロイ、勇者のカブトを手に入れたオババ。
魔王復活は明日に迫っており、急いでカズマの元へ行きます。
カズマは自らが勇者であるという自覚は全くなく、いきなり言われて驚きますが、
構わず勇者装備を身に付けさせるオババ。
そして勇者のカブトの力によって全ての情報が流れ込んだカズマは…世界征服の道を選ぶのでした。

圧倒的な勇者の力の前にあっという間に滅ぼされたロンズ=ワイリナー。
勇者になってもやはりカズマはクズのままだったのです。
廃墟と化した中に自分の城を建設し、そこで女の子をはべらせてハーレムを作るカズマ。
フィーもその中の1人ですが、カズマには幻滅しています。

フィーがカズマによって囚われていると思い込んでいるロッコ。
助けに行きたいと思っていますが、勇者の前には叶うはずもなく悩む日々。
それでも城の近くまで行ってみたところ、泣いているフィーを発見(実は玉ねぎを切っていただけ)。
惚れた女の子が泣いているのに何もしないのでは男でじゃない!と決心したロッコは城へ突撃することに。
生き残りの四天王である家畜の馬と鶏も同行をします。

城へ乗り込んで行ったロッコですが、やはりカズマには歯が立たずやられ続けます。
それでも「フィーちゃんを返せ!」とゾンビのように何度も立ち上がるロッコ。
その姿を見て感動するフィーは、ロッコをこれ以上傷付けさせないようにカズマの前に立ち塞がります。
気にせずフィーを突き飛ばすカズマ。それを見てロッコはキレます。
馬と鶏がカズマの注意を引き付けている間に、鍬で攻撃を仕掛けるロッコ。
ロッコの攻撃を受けたカズマの勇者装備は全て壊れてしまい、普通の人間へと逆戻り。

カズマは勇者装備に操られていただけと誤魔化そうとしますが、そんな嘘が通じるわけもなく、
これまで虐げられてきた町の人からボコボコにされます。
勇気を出してカズマと戦ったロッコは全員から勇者として崇められることに。
オババも自らの間違いに気付き、剛く戦った者こそが勇者ということでロッコを真の勇者と認めるのでした。

ロッコに駈け寄ったフィーは、「大好き」と言ってロッコにキスをします。
2人は結ばれ、幸せに暮らしていったのでした。
カズマはというと、追放され何処かへ消え去りましたとさ。

300年後、勇者ロッコの生まれ変わりである若者の姿が。
果たして彼の選ぶ道は勇者か、それとも魔王か…



・感想
一応勇者と魔王を題材にしたファンタジー物だけど、あまりそういう雰囲気はない。
学校とか花見とかそういうのも普通に出てくるしねぇ。
シリアスっぽくまとめたけど、ギャグ漫画です。でも最後だけはそれなりに真面目。

勇者の生まれ変わりのカズマより、魔王の生まれ変わりであったロッコの方が良い人でしたというオチ。
要は本人次第ってことですな。
前世が良い人間でも今悪いやつだったら意味がない。逆なら賞賛される。
カズマは魔王のような存在だし、ロッコは勇者として語り継がれる存在に。

あとこの作品、結構ネタがきわどかったりする。
お城で働くメイドさんが姫様の家出(城出)を止めようと一緒に街へ出たら、
そこでナンパされてそのままその男と一夜を共にしてしまったり。
姫様も泥酔させられてホテルに連れ込まれそうになるも、これは間一髪セーフ。

他には家に女の子を連れ込んだカズマに母親が避妊具を渡すとか。
そして最後にはNTRですわ。カズマの幼馴染のフィーがロッコに取られるというね。
ギャグ作品なんだけれど、このような生々しいネタがいくつか存在する。

1巻の巻末に「超豪華特別付録」あり。全部で3つ。
1つ目は「魔王と師弟設定資料集」。転生前のカッコいい四天王と魔王のデータが掲載。
1人のキャラに1ページ割り当てられています。HPや攻撃力、経験値などの数値もあり。
2つ目は「マル秘 ロンズ・ワイリナー観光名所」。見開きでロンズ・ワイリナーの地図が掲載。
3つ目は「スペシャル着せかえセット」。カズマ、姫様、オババの3人分あり。

2巻には「戦え!ナースエンジェル!!」という読み切りが掲載。
高校生の女の子が、人型ロボットであるナース・エンジェルに乗って敵と戦うロボット物。
極度のブラコンで、このナース・エンジェルも兄が作ったロボット。
最初は嫌がるも、大好きな兄に言われたら断れずに乗ってしまうという展開。
パイロットコスチュームは兄の趣味で露出の多い天使の白衣。

2巻にも「超豪華特別付録」が付いており、今回は「設定資料集 ナース・エンジェルとその仲間たち」。
ナース・エンジェルと仲間の2体のロボットの資料が掲載。各自1ページずつ。

あと「勇者カズマの大冒険サーガ戦記アドベンチャーファンタジー物語Z蔵出し冬仕立て」という、
おまけマンガも載っています。内容はただの4コマ。
最後のページには「あとがきとぐちとたわごと」が掲載。作者自らこの作品を語っています。
ガンガンファンタジーでの連載中はファンタジーファンに嫌われまくっていたとか。

そういえばこの本の表紙。いっぱい女の子が描かれているけど、誰一人として本編には出てきません。
ある意味表紙詐欺?ファンタジーRPGでお馴染みな職業の女の子たちをとりあえず並べてみました的な。
まぁ本編には出て来ないってだけで、各話のタイトルの扉絵として一枚絵では一応出てますが。
[ 2012/08/28 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(0)

松沢夏樹短編集

松沢夏樹短編集/松沢夏樹/全1巻


パッパラ隊でお馴染みな松沢夏樹先生の短編集。



・宇宙海賊だばだば一家
宇宙海賊である船長と、その息子のバグちゃん。通称だばだば一家。
人手不足なことから求人募集をしたところ、1人の女の子が応募をしてきます。
女の子の名前はかれん。地球の高校生です。

かれんは時給1万円という破格な条件に釣られて応募をしたものの、船長は地球のお金を持っておらず、
結局バグちゃんが銀行強盗をして手に入れてきたお金を渡すのでした。
これが原因でかれんも銀行強盗の一味として指名手配されてしまい、強制的にだばだば一家の仲間入り。

その後は宇宙を舞台に1P完結スタイルでギャグが繰り広げられていきます。
一応1つの回ごとに共通するテーマはあるものの、ストーリー性はないので次の回では全く別のテーマに。
ライバルとしてでべでべ一家も出てきます。



・名探偵に花束を
物語の舞台は関東大震災から数年後の東京。今ここでは怪盗バロンが大暴れをしています。
あまりにも簡単に仕事が成功するのでつまらなさを感じるバロン。
バロンには朱智というライバルがおり、彼の登場を待ちわびているのでした。

そしてついに朱智探偵事務所にバロンからの予告状が届きます。
しかし朱智は洋行中で、東京はおろか日本にすらいません。
そこで立ち上がったのが…朱智の娘であるとしの。
小林を引き連れてバロンを捕まえに行くのでした。

いつものように仕事を成功させるバロン。しかし予告状まで送ったのに出て来ない朱智にイライラ。
そしてバロンが脱出しようとしたところに、としのが登場。
としのはバロンにあしらわれて逃げられてしまいます。
それでも頑張って追いかけたとしのは、バロンが逃げ込んだアジトへとたどり着きます。

バロンは階段の上にいるため、昇っていくとしの。
しかし大震災によってほとんど崩れかけていた階段はどんどん崩壊していきます。
完全に崩れる寸前でバロンに助けられるとしの。
お姫様抱っこをされ、バロンの「朱智の娘を死なせるわけにはいかん」というセリフにときめくとしの。
バロンから父親と同じ匂いも感じ取るのでした。
その後バロンは頑張ったとしのに敬意を表し、盗んだ宝石を返して去って行くのでした。

数ヶ月後、再びバロンからの予告状が。
すでに帰国していた朱智は、自分への挑戦状か!と気合を入れますが、実は朱智ではなくとしの宛。
これに今度こそ絶対捕まえると張り切るとしのなのでした。



・魔法の妖精エステル
15年かけて魔導書の封印を解いた老人。
早速魔神を呼び出そうとしますが、出てきたのは可愛らしい妖精のエステル。
想像と全然違うものが召喚されたことでショックを受け、寝込む老人。
見かねたエステルは3つ願い事を叶えてあげると告げるのでした。

1つ目の願いは世界征服。しかしエステルが叶えたことで達成されたのは、でかい制服。
2つ目は郵便が来てハンコを探していたのに見つからず、何気なく言った「ハンコを探してくれ」の言葉。
これをエステルは願いとして叶えてしまったため、とうとう願いは1つを残すのみとなってしまうのでした。

最後の1つということで真剣に悩む老人。
暇なエステルはその間、家の中を掃除して綺麗にします。
そして最後の願い事、それは願いを4つに増やせというもの。これは当然ながら却下されてしまいます。

願いが叶えられず駄々をこねた老人が外に飛び出すと、車に轢かれてしまいます。
瀕死の老人に最後の1つの願いを使って怪我を治すように言うエステル。
それでも老人は断固拒否します。やがて意識不明に。
時間がないと思ったエステルは最後の1つの願いを無理やり決め、魔法の力でそれを叶えようとします。
しかし願いゲージが足りず、このままでは治せないことが判明。
仕方ないので自らのエネルギーも使用して老人の怪我を治すのでした。

目覚めた老人は、エネルギーを使ったことで小さくなってしまったエステルを発見。
エステルのことを必要とする人間がいればまた元の大きさに戻れることが分かり、
命を救ってもらった老人は感動してその人間は目の前にいると言ってエステルと仲良く暮らすのでした。



・あっぱれ勇者アメリカン
舞台は黒船がやってきた後の19世紀末のジパング。
外国との貿易港であったヨコハマ港に1人の男が上陸します。彼の名はミック・タイガー。
一攫千金を夢見てランジェリーを売りに来た、お調子者は性格のアメリカ人。

早速商売を始めますが、ジパング男子はまわしを履くべきという思想のすもう軍団に邪魔をされます。
そこを助けに入る、西洋メイドの格好をした2人組の女の子。名前はあげはとしじみ。
2人は幕府の人間であり、ミックをお城へと連れていきます。ちなみにメイドの格好は姫様の趣味。

姫様は男はブリーフ・トランクス、女はランジェリーという下着維新を起こしたいと考えています。
しかし先程のすもう軍団が障害となっているため、ミックに勝負してくるよう命令。
勝てばミックにランジェリーの独占販売を許可するという非常に美味しい話であったため、乗るミック。
お供としてあげはとしじみも同行することになります。

すもう軍団のいる両国国技館へと乗り込む3人。
あげはとしじみでザコは全員倒しますが、ボスである横綱に敗北するあげは。
服もビリビリに破かれ、パンツ一枚にされてしまいます。

あげはのピンチにこれまでヘタレだったミックが奮起。
まわしが掴めなければ技が出せないだろうということで、全裸で横綱に挑んでいきます。
それでも力の差は歴然で、押し潰されてしまうミック。
しかしあげははその隙を見逃さず、背後から迫って横綱をなぎなたで倒すのでした。

ミックはこの活躍によってジパング国内のランジェリー販売を一手に握り、大金持ちとなったのでした。



・感想
前半の100ページが宇宙海賊だばだば一家で、後半80ページが3つの読み切り。
ちなみにだばだば一家はギャグ王で1年間連載されていた作品。
本来なら単体で単行本化されているべきだけど、ページ数が足りないのでこの短編集にまとめられた形か。

基本的にはどの作品もギャグ系。
気に入った作品は「名探偵に花束を」。他はそれなりかな。
キャラ的にはあっぱれ勇者アメリカンのあげはが可愛い。

それと、表紙を取ったカバー下におまけマンガとして
「それいけ!チューカソバン」「それいけ!犬マン」の2本が掲載されていたり。どっちも4コマ。

最後に掲載雑誌情報。
宇宙海賊だばだば一家(月刊少年ギャグ王平成6年5月号~平成7年4月号掲載)
名探偵に花束を(月刊少年ガンガン平成4年11月号掲載)
魔法の妖精エステル(増刊フレッシュガンガン平成5年冬期臨時増刊号掲載)
あっぱれ勇者アメリカン(平成7年秋季臨時増刊号掲載)
[ 2012/08/27 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(0)

突撃!パッパラ隊

突撃!パッパラ隊/松沢夏樹/全18巻




ガンガン黄金期を代表する作品の1つ。
知名度はかなり高いと思うので、内容はめちゃくちゃ簡潔に。



・内容
主人公は水島一純という軍人。
幼少時より軍人の父親に鍛えられており、それによって不死身の肉体を手に入れています。
「死神」の異名を持ち、戦場でも圧倒的な力を発揮します。

そんな水島がパッパラ隊に配属されるところから物語は開始。
パッパラ隊は軍隊ではあるものの、とてもいい加減な隊であり、まともな人物は軍医の牧野マイぐらい。
特にランコ、とびかげという2人がひどいトラブルメーカーで、
毎回のように水島は望まぬ騒動に巻き込まれていきます。

水島はイケメンで女性からモテるため、これが原因でどんどん敵を作っていきます。
しかし敵方もまともなキャラはほとんどおらず、アホばかり。

最後は嫉妬に狂ったランコに水島が告白。2人は結ばれて終わります。
エピローグでは数年後が描かれ、主要キャラのその後が見れます。
水島とランコには5人の娘と1人の息子が誕生していたのでした。



・感想
ガンガン創刊号から2000年までの長期連載。黄金期を支えた看板作品の1つでもある。
何気に黄金期の看板作品を取り上げるのって、ようやくこれで2作品目なんだなぁ。
しかも1作目は一番最初に取り上げたロト紋だから…52作品ぶり?

正直言うとそこまで好きな作品というわけではなかったんだけれど、
インパクトのあるネタが多かったので強烈な印象が残っている。

初期は水島の女装ネタ、中期はしっとマスクネタ、後期は恐怖の大王ネタが多い。
しっとマスクはその使いやすさから後期になってもそれなりに出てきたけども、
水島の女装ネタは中期以降ほとんど無くなった。
それと、後期は作者自らが作中に登場することも大幅に増加。

あと季節ネタを扱うことが多いため、ローテーションで同じことをやり続けている感も強い。
ガンガンは月刊誌だからねぇ。まぁ一時期は隔週化してたけど。
だからクリスマスとかお正月とか夏の海とか、この全18巻の中で繰り返し何度も何度も出てくる。

同時期にガンガンで連載していた他作品のパロディもちょこちょこと。
ハーメルン、ナーガス、イーバ、ドブゲロサマ、守護月天とか。
ガンガン以外ではロボット物やセーラームーン、ときメモあたり。特にときメモは重要ネタの1つ。

本編以外の収録は少なく、17巻に「お姉さんと学ぼっ!グレグリ探検隊」という作品が乗っているぐらい。
これは読み切りじゃないけど読み切り。
どういうこっちゃと思う人のために説明すると、ギャグ王が休刊となった最後の号に載ったもの。
だから新連載の予定で描かれたのに、結果的に1話で打ち切りになったという悲劇の作品。
内容はいろんな職業のおじさんを面白おかしく紹介するというもの。

ちなみにカバーを取っても楽しめます。
基本はネタだけど、ロボッ娘やしっとマスクなどの細かいデータが載っていたりする巻も。

とりあえず一部抜粋。

これは6巻。表は桜花シリーズ3姉妹を使っての格ゲーネタですな。
桜花は不知火舞、梅花はナコルル、菊花は春麗。それぞれのキャラの決め台詞と決めポーズの真似。
そして裏は桃花、蓮花。
この時はまだ一発ネタとしてだけの存在だったけど、後に本編(10巻)にも登場し、準レギュラー化。


こっちは9巻。表は杏花、桂花、薔薇花。裏はこの設定は大ウソというもの。
この3体もこの時点では一発ネタ。後に本編(16巻)に登場してこちらも準レギュラー化。
ただしシルヴィーではなく、プロフェッサー=ワットの開発したロボットとして登場。
このあたりは設定が変わってますな。

しかしこうして見ると、
敵方のロボット5体はわりと早い段階でキャラ自体はできていたんだなぁというのが分かりますやね。

最後に最終巻。水島とランコの子供6人のプロフィール。

他の巻のカバー下も面白いので、持っていない人は是非集めてその目で確認してほしいところ。
一迅社の方から新装版も出ているようだけど、そっちのカバー下はどうなってんだろう。
同じのが使われているのか、それとも完全に一新されているのか。新装版は持ってないから分からん。
[ 2012/08/26 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(0)

タクティクスオウガ

タクティクスオウガ/松葉博/全4巻


ガンガンWINGで連載されていた、タクティクスオウガのコミカライズ作品。



・内容
原作ゲームでいう一章の終盤から物語は開始。
かなり早い段階であのバルマムッサの選択が訪れます。
デニムの選んだ選択は…虐殺に加担すること。
なので、Lルートの二章である「誰も僕を責めることはできない」でその後のストーリーは展開します。

オリジナル要素は非常に少なく、ティティスというフェアリーが出てくるぐらい。
ティティスはわりとよくストーリーに絡んでくる重要キャラ。
フェアリーなので小さいけど巨乳。しかもデニムに恋をしているような描写もあったり。

ストーリー的には二章のラストまで。最後はデニムとレオナールが決闘の末、デニムが勝利。
全てはレオナールの謀反だということにし、
ヴァイス率いるネオ・ウォルスタ解放同盟を取り入れてより結束が深まったところで終わり。



・感想
原作の雰囲気をしっかり生かしており、ストーリーの改変もほとんどなし。
個人的にはかなり出来の良いコミカライズに仕上がっていると思う。
できれば三章以降も読みたかったなぁ…。

そういえばここにきてゲームのコミカライズ作品が増えてきた感じ。
自分はできるだけ原作通りにやってほしいと思っているので、あまり改変は望まない派。
[ 2012/08/25 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(0)

アークザラッドII

アークザラッドII/藤凪かおる/全4巻


ギャグ王で連載していた、PSの人気RPGアークザラッドIIのコミカライズ作品。



・内容
主人公は炎使いのハンターであるエルク。
仕事中に何者かに追われていたリーザという少女と遭遇し、彼女を助けるところから物語は開始。
リーザはパンディットという犬のようなモンスターを引き連れています。

エルクはこのままこの場所にいると危険だと思い、恩人を頼ってリーザと共にインディゴスの街へ。
恩人とはシュウという風使いのハンターのことで、エルク達の仲間になってくれます。

インディゴスの酒場でシャンテという歌姫に出会い、なんやかんやあって彼女の弟を助けることに。
弟はガルアーノというマフィアのボスに人質として捕らわれています。
ガルアーノの屋敷に乗り込むエルク達ですが、そこにいたガルアーノはダミー。
かわりにカオスという男が襲ってきます。
エルクはカオスに勝利しますが、カオスはエルクのことを「裏切り者」と呼び逃げ去るのでした。

エルクは自分たちの一族を滅ぼされていますが、それ以降からシュウと出会うまでの記憶がありません。
そこでガルアーノと会えば全てが分かるかもしれないと思うエルク。
ガルアーノの居場所を突き止めますが、そこでシルバー・ノアという飛行船を目撃。
エルクの一族であるピュルカはこのシルバー・ノアによって滅ぼされており、エルクはそれを思い出します。
船に乗っているのは、スメリア国王暗殺の犯人として国際指名手配をされているアーク。
エルク達はシルバー・ノアを追う旅をすることになるのでした。

アークの情報を仕入れるために再びシャンテの元へ。
シャンテはジーンという切り裂き魔に襲われていて、助けるエルク達。
ジーンもカオスと同じようにエルクの過去を知っていて、白い家に来いと言って去って行くのでした。

白い家へ辿り着いたエルク達。
中に入ると公園があり、エルクは子供の頃にここで生活をしていたというのを思い出します。
ジーン、ミリルという仲の良い友達がいたことも。
思い出に浸っているところに切り裂き魔のジーンが出現し、エルクに襲いかかってきます。
切り裂き魔のジーンと子供の頃に仲良しだったジーンは同一人物。
そしてエルクの前にはもう一人の友達であったミリルも現れるのでした。

白い家の地下では人間をモンスターに変えるという実験が行われていて、
偶然にもそれを知ってしまったエルク、ジーン、ミリル。
研究所の人間に見つかってしまい、ジーンに逃げろと言われてエルクとミリルの2人は逃亡。
しかし子供2人が大人から逃げ切るのは難しく、ミリルは自分が囮になることでエルクを逃したのでした。
エルクは必ず2人を助けに来ると誓って…。

ジーンもミリルも改造されてしまっており、モンスターの力を手に入れています。
ミリルはガルアーノの手によって制御機能を最大まで上げられ、精神が破壊されるほどの状態に。
それでも最後は人間としての心を取り戻して亡くなっていくのでした。

その頃、白い家にはあのアークが乗り込んできます。
この白い家にはガルアーノの他にアンデルという人物がいて、アークの狙いはこの男。
しかしアークが来るのを分かっており、白い家を爆破してエルク達と共にアークを消し去ろうとします。

エルクはミリルとの戦いで負傷しており、動けません。
ミリルに触発されたジーンが脱出ルートをリーザとシュウに教え、エルクを連れて脱出する2人。
途中でモンスターに襲われてピンチとなるも、そこに現れたアークに助けられて無事脱出に成功。
負傷したエルクを見たアークは、シルバー・ノア号をククルの神殿へと向けて飛ばすのでした。

ククルの神殿にはアークの仲間である、ククルという神官がいます。
エルクはククルの力によって復活。
アークは命の恩人なのですが、エルクは一族の敵だと思っているため、戦うことに。
しかし力の差は歴然でエルクは敗北、しかもアークはエルクと同じ炎の精霊の力を使用。
精霊が自分の意に反することには力を貸さないと分かっているエルクは、一先ずアークを信用するのでした。

白い家と同じキメラ研究所の場所を新たに発見したアーク。
研究所のターゲットはリーザの故郷であるホルンの村で、一同は急いでホルンへ向かいます。
しかし一足遅く、ホルンはすでに廃墟に。村人はすでに研究所へと送られた後でした。

研究所で乗り込んだ一同ですが、ホルンの村人はすでに改造されてしまっており、襲いかかってきます。
リーザの故郷の人たちだということで手を出すことができず、防戦一方。
やがてエルクがやられそうになったところで、リーザの真の力が目覚めます。
ラヴィッシュという力で村人全員を元に戻し、形勢逆転。

エルクは研究所にいたガルアーノを倒しますが、ガルアーノもモンスターに改造されており、変身。
ガルアーノはこれまでの研究成果を生かした最強のモンスターと化しており、歯が立ちません。
エルク、アーク、シュウの3人はどんどん追い込まれていきますが、
ここでククルとリーザの2人が協力してガルアーノの動きを止める不思議な力を発揮。
このチャンスを逃さず、こちらもエルクとアークが協力して見事ガルアーノを撃破したのでした。

ガルアーノは倒したものの、残念ながらアンデルには逃げられてしまいます。
ガルアーノを倒したことでエルクの目的は遂げたわけですが、
全ての元凶がアンデルだというのを知ったのと、誤解が解けてアークを仲間だと認めたことで、
今後もアークと一緒に行くことを決めたのでした。



・感想
アークザラッドIIのコミカライズ作品。
作者はDQ4コマでもお馴染みな藤凪かおる先生。
今でも漫画家として精力的に活動しているようなので、頑張ってほしい。

アークザラッドIIはガンガンの方でも西川秀明先生によるコミカライズがあったけど、なぜに2本も…。
ちなみにこの藤凪かおる先生版はギャグ要素が強い。
ギャグの面白さもなかなかのもので、良い作品に仕上がっていると思う。

この作品自体はキリのいいところでしっかり終わらせているけど、実際はまだこの後もストーリーは続く。
続きが気になる人は原作ゲームの方で!なんてね。
[ 2012/08/24 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(0)

GOGO!ぷりん帝国

GOGO!ぷりん帝国/くぼたまこと/全6巻


ガンガンで連載していたギャグ漫画。



・内容
物語の舞台は地球よりはるか3億光年の彼方にある惑星ババロア。
ババロアには地球侵略を企む悪の帝国、ぷりんが存在します。
ババロアは寿命があと1年に迫っているため、新たなる惑星を手に入れなければいけません。
そこで目を付けたのが地球であったと。

ぷりん帝国は怪人を地球に送り込んで人類を抹殺しようとしており、強力な怪人をチョイスするのですが、
毎度毎度様々な事情によって結局断念することになります。

この作品の特徴は、怪人たちが非常に人間臭いということ。
どの怪人も極めて一般的な日本人の生活をしており、その日常がネタになっています。
ぷりん帝国最強と言われる怪人は子供のことで悩んでいたり、
かつて伝説の軍師と言われた怪人は現在隠居をしていて息子の嫁にいびられていたり、
伝説の魔剣はお手伝いさんを雇って悠々自適に暮らしていたり。

主人公はぷりん帝国の王である帝王。ですが威厳は全くなく、性格は子供そのもの。
そのため、ジャバという側近が事実上のトップとしてぷりん帝国をまとめています。
帝王は口うるさいジャバを最初は苦手としていますが、帝王のためを思ってのことだというのが分かると、
ジャバに感謝をして大好きになります。

ギャグ漫画ではありますが、最終回だけはシリアス展開となります。
全宇宙でぷりん帝国と戦力を二分する存在であるアルゲン帝国が襲ってきたため、開戦。
相手の罠にハマって帝王がピンチになるも、しっかりと怪人たちが帝王を守ります。
帝王は歴代の帝王のようなリーダーシップは皆無ですが、その代わりに国民から非常に愛されていて、
みんながみんな帝王を守ろうと必死に戦ってくれるのでした。

エピローグ。
無事アルゲン帝国に勝利したぷりん帝国。
宇宙最強となったことであらためて地球への侵略を試みますが、
送り込もうとした怪人にいつものようにトラブルが発生して断念することになるのでした。



・感想
逆転の発想で、地球侵略を狙う悪いやつらの側を描いたこの作品。
彼らも普段は非常に人間味溢れる生活をしているんだなぁと。
見た目のいかつさや強力な能力からのこのギャップは最高に面白い。読んで絶対に損はしないと思う。
自分の大好きな作品の1つ。

登場する怪人もかなり多いんだけど、どの怪人も個性があって素晴らしい。
主人公は一応帝王だけど、そこまで出番は多くない。一切出て来ない回もそれなりにある。
帝王自体は怪人たちのボスでありながら、子供っぽくてかわいい。萌えキャラですなぁ。

ちなみに、2作見つけたと書いたガンガンコミックススペシャルのその2作目がこれ。
A5サイズでページ数120ぐらいと少なめ。でも1話5ページなので、ページ数以上のボリュームは感じる。

昨年後半からやり始めたこの特集で付け始めた「エニックス漫画」のタグがこれで50個目。
ガンガン作品はだいぶ消化したけど、まだ他のは少ないので折り返しに入っていないと思う。
なので最終的に100は確実に超えるかと。
特にガンガンファンタジーなんて、まともに取り上げたのはまだエルナサーガの1作だけだし…。

ちなみに「漫画」タグの方はすでに100を大きくオーバー。
こっちは以前やってた本整理の分も入っとるからなぁ。
[ 2012/08/23 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(0)

うめぼしの謎

うめぼしの謎/三笠山出月/全2巻


ギャグ王で連載されていたギャグ漫画。



・内容
基本的には4コマ漫画。
ただしこの作品はとにかくフリーダムなため、4コマの枠が四角ではなく三角の時があったり、
さらに枠無しでの4コマもあったりなど、いろいろやりたい放題です。
1ページ丸ごと使ってのネタもちょこちょこあり。

パナパナのようなどちらかというと雰囲気で笑わせにくるシュール系とは正反対で、
こちらは不条理ながらもしっかりとオチを付けて笑わせてきます。そういう意味では直球系かも。



・感想
多少バラつきはあるものの、全体的にハイレベルで非常に面白い。
ギャグ王でもトップクラスに好きだった作品。
今でもコアな人気を誇っているけど、自分もその中の1人。

このギャグ王コミックス版は最終回まで収録されておらず、未完。
でもパナパナとは違って完全版が別の出版社から出ており、今でも新刊で購入できるので安心。
未読の人には是非とも読んでもらいたい名作ですよこれは。
[ 2012/08/22 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(0)