プリンセスアリーナ

ドラゴンクエスト ~プリンセスアリーナ~/八坂麻美子・小松崎康弘/全5巻


ガンガンファンタジーで連載されていた「ドラゴンクエストIV」のコミカライズ。



・内容
ドラゴンクエストIVの2章「おてんば姫の冒険」を題材としたストーリー。
サラン、テンペ、フレノール、砂漠のバザーのそれぞれでオリジナルのエピソードは挟まれますが、
基本的にはさえずりの塔までは原作準拠です。それ以降は完全なオリジナル展開。

オリジナルキャラクターとして、アリーナの従兄にあたるアルマーという人物が登場。
サントハイム王の兄の息子にあたります。
母親がエルフで、成長していくにしたがって耳が尖っていき、そのことが原因で蔑まれるようになって家出。
子供の頃はアリーナやクリフトと仲良くしていましたが、
人間に恨みを持ってデスピサロの使い魔となり、敵としてアリーナたちの前に出現。

もう1人、フェイミンという魔族の女性も登場します。
デスピサロに絶対の忠誠を誓っており、進化の秘法の実験体でもあります。
最初は敵として現れますが、クリフトに命を助けられたことがきっかけで少しずつ惹かれていくように。
最後は魔族の攻撃からクリフトをかばって死亡するという悲劇のキャラクター。

ストーリーの軸となっているのは黄金の腕輪。
この作品のオリジナル要素として、腕輪には8つの宝石がはめられていたということになっています。
それが全て無くなっており、アリーナたちはその宝石集めの旅をすることに。

ラストはエルフたちの住処でアルマーと対決?をし、黄金の腕輪を奪還。
そしていざエンドールへ…というところで終了です。



・感想
DQ4の2章を描いたコミカライズ作品。
3巻(18話)までは小松崎康弘先生が脚本を担当していたが、
それ以降は八坂麻美子先生が完全に一人で全てを担当することに。

まぁ早い段階から怪しい雰囲気は漂っていた。
作者コメントやあとがきなどを見ても、うまくいっていないんだなぁというのが伝わってきていたし…。
やはりというべきか、小松崎康弘先生は途中で降板してしまったと。

3巻はさえずりの塔でさえずりの蜜を取ってきて、サントハイム王を治すところまで。
原作であればこの後はエンドールへ行って武術大会に参加するわけだけれど、
この作品ではここから完全なオリジナルストーリーに突入する。
まぁ小松崎康弘先生が担当していた3巻部分までも、オリジナルエピソードは至る所に導入されてはいたけど。

正直、4巻以降は面白くない。
自分がゲームのコミカライズ作品においてのオリジナル展開があまり好きじゃないというのもあるんだけど、
それを差し引いても面白いとは言えない。
まぁもっとぶっちゃけてしまうと、3巻までも微妙ではあったりする。キャラの可愛さで持っている感じ。

一応アリーナが主人公なんだけれど、クリフトの方が目立っている。実質主人公みたいな感じで、やたらモテる。
アルマーとフェイミンはかなりキツかったなぁ…。
オリキャラは出番があっさりしてればいいんだけど、ここまで深くストーリーに関わってこられるとちょっとね。
好きな人には申し訳ないが、自分的には大きなマイナス要素だった。「天空物語」のカデシュなんかも同じ。

単行本のみのおまけ要素としては、1~3巻に小松崎康弘先生のあとがきがある。
八坂麻美子先生のあとがきは全巻に。
あと4巻にはアルマーとフェイミンの詳細データ有り。DQのステータス画面風にレベルやHP・MPなどを掲載。
4巻には岩川有里というアシスタントさんが描いた1枚絵も掲載されている。

裏表紙はアリーナの描き下ろしコスプレ集。
1巻が戦士、2巻が魔法使い、3巻がピンクのレオタード&炎の爪、4巻がクリフト、5巻がお姫様。
見所なのは…やっぱり3巻?モンスターもアリーナのエッチな格好に見とれてデレデレ。
2巻も見ようによってはセクシーかもしれない。
[ 2012/11/30 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(0)

天地創造

天地創造/八坂麻美子/全2巻

ガンガンファンタジーで連載されていた、「天地創造」のコミカライズ。



・内容
クリスタルホルムに住む少年のアーク。
村の外へ出たがっていますが、外へ出ようとするといつも倒れてしまって連れ戻されてしまいます。
それでも倒れる前に謎の塔があるのを確認。
村人にそれを話しますが、みんな信じてくれません。

謎の声が家の中にある扉のから聞こえ、行ってみるアーク。するとそこには箱があります。
声に導かれるまま開けてみると、中からはヨミという謎の生物が出現。
その後エルという幼馴染の女の子がやってきますが、凍りついてしまいます。
外へ出てみると村全体が凍りついており、村長から原因は箱を開けてしまったアークだと言われます。
村の外へ出て試練の塔へ行くよう言われたアークは、塔へ向かうのでした。

試練の塔を攻略していくと、謎の敵と遭遇。村へ帰るように言われ、強制送還されます。
アークは家のベッドで目覚め、凍りついていた村人は元に戻っていていつも通りの平和な日々。
村人に村の外のことを話しますが、やはり信じてはもらえないのでした。
唯一、エルだけはアークの言うことを信じており、一緒に村の外へ。
そこでアークはやりたいことがあるとエルに告げ、必ず帰ってくると約束をして再び試練の塔へと向かうのでした。

試練の塔で謎の敵の分身と戦い、勝利するアーク。
するとアークは何もない荒れ果てた世界へと送り込まれてしまうのでした。

アークはこの世界でまず植物を蘇らせ、次に動物を蘇らせます。
そして次に蘇らせたのは人間。
しかしこれによってアークは今までできていた動植物との会話ができなくなってしまうのでした。

蘇った人間たちから情報を集め、西へと向かうアーク。
途中で立ち寄ったロウランという場所でメイリンという少女を救出し、さらに西へ。
そこにはルワールという城があるのでした。

ルワールでは王女の婿を探しているらしく、その話で持ち切り。
酒場で出会ったフィーダという女騎士に促され、アークも参加をすることに。
そして現れた王女は…エルなのでした。アークはエルに話しかけますが、無視をされてしまいます。

フィーダから手紙と鈴を受け取るアーク。
手紙によると、エルは国王の本当の娘ではないとか。
その昔滅ぼしたストークホルムという村の娘で、記憶を失っているのだそうです。
エルだけが知っている秘密があるらしく、国王の本当の目的は婿探しではなく、エルの心を開いてくれる者。

滅ぼされたというストークホルムへ向かったアークは、そこでメイリンと出会います。
メイリンは助けてもらったアークに恋をしてしまったようで、後を追っかけてきたと。
一緒にストークホルムを探索していくつか思い出の品を入手し、再びルワールへ。
すると、そこではフィーダがギロチンにて公開処刑されようとしていたのでした。
国王の策略でアークは敵国の人間だということにされ、それに手を貸したフィーダは処刑に値すると。

メイリンは幻を作ることができる特殊な能力を持っており、
ストークホルムで見つけた肖像画からエルの両親の幻を作り出します。
両親の幻はエルを説得し、エルは全てを思い出したのでした。
そしてアークがストークホルムから持ってきた犬笛を使って犬をけしかけ、国王を殺害するのでした。

エルはアークに別れを告げ、去っていきます。そしてそれを追うフィーダ。
アークはエルを追うことはできませんでしたが、ロイドという傭兵に背中を押されて追うことにするのでした。

そして長い旅が続き、文明はどんどんと栄えていきます。
新たな仲間も増え、ようやくエルの居場所を突き止めることに成功。
それは、シベリア平原にあるグランドモスクという場所。

グランドモスクへ潜入するアークは、そこでカプセルに入れられたエルを発見します。
剣で割ることはできず、ヨミの指示に従って暗号を入力していきます。
しかしカプセルは開かず、
かわりにベルーガというダークガイアに選ばれ永遠の命を与えられた世界の支配者が復活してしまうのでした。

ベルーガの操るビットによって殺されてしまうアーク。
ベルーガによると、アークの正体はダークガイアによって造られた人形だということです。
アークに地表世界を蘇らせることにより、ベルーガを復活させるのが目的だったと。

メイリンたち仲間の熱い思いで蘇るアークですが、ベルーガはエルを連れて飛行船で逃亡を図ります。
アークたちも飛行船へ乗り込み、そこでアークはベルーガと対決をして見事勝利するのでした。

アークはダークガイアを倒すことを決め、エルたちを置いて再び旅へ出ることに。
帰ってきたら一緒に世界中を旅しようと言い、支度をして待っていてくれとエルに言います。
エルは快くアークを送り出し、心の中では「アークの夢をいつまでも信じてる」と思うのでした。



・感想
いくつかカットされているエピソードはあるものの、基本的には原作通りに進行。
しかし打ち切りになったのか、ラスト2話は駆け足的な急展開となっている。
ストーリーとしても原作のラストまで描かれることはなく、ラスボスであるダークガイアとの対決を前にして終了。
決して悪くない作品だっただけに、この消化不良気味な終わり方は残念なところ。

単行本的のみの要素としては、1・2巻ともに巻末にあとがきが1ページずつあるのみ。
まぁ天地創造ファンの人なら集めてみてもいいんじゃないでしょーか。
[ 2012/11/28 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(0)

ラングリッサーIII

ラングリッサーIII/酒井サユリ/全2巻

ガンガンファンタジーで連載されていた、SSソフト「ラングリッサーIII」のコミカライズ。



・内容
豊かなる国ラーカス。
その豊かさ故にリグリア帝国など、幾多の敵の侵攻を受けてきました。
しかしクリスタルの力によって支えられた空中要塞「浮遊城」と、
浮遊城に装備された古代兵器「魔動砲」によって王都ラーカシアは守護され、侵略を企てた敵はことごとく撃退。
ラーカスの平和は永遠のものと思われましたが…。

主人公はラーカスの騎士見習いディハルト。
ある日、嵐に乗じてリグリア帝国が浮遊城へ攻め入ってきます。リグリア軍のリーダーはアルテミュラー。
浮遊城の城主であるウィリアム候を守るためにディハルトは戦いますが、アルテミュラーの前に敗北。
ウィリアム候はクリスタルの魔力を使ってディハルトと妹のティアリスを転移させます。
その後ウィリアム候は戦死し、浮遊城も落とされてしまったのでした。

浮遊城落城から2ヶ月。ディハルトとティアリスは地方領主レイモンド公爵の城へその身を寄せていました。
レイモンド公爵はラーカス王室と血縁関係にあり、リグリア帝国に気付かれないように兵力を整えている最中。

やがて反撃の狼煙を上げ、レイモンド公爵の軍は少しずつラーカスの領地をリグリアから解放していきます。
その最中、ディハルトは傭兵のドレンから自分を残して一人でいなくなった父親ジェリオールの話を聞きます。
父親は伝説の剣ラングリッサーを探して旅をしていて、一人残してきた息子を大層気にしていたと。
これを聞いたディハルトは父親の意志を継ぐことを決めるのでした。

ラングリッサーのことを調べていたところ、ルシリア神殿の巫女ソフィアと出会います。
彼女の持っているクリスタルからラングリッサーを作れることが分かり、
ディハルトは強引に迫りますが拒否されてしまうのでした。

どうしてもラングリッサーを手に入れてアルテミュラーを倒したいディハルトは、人が変わったかのようになります。
戦闘でも無茶を繰り返すようになり、やられそうになったところをティアリスがかばって負傷してしまいます。
仲間からも真の騎士とは大切な人を守るものと教えられたディハルトは、目を覚ますのでした。

そしていよいよラーカシアで宿敵アルテミュラーと対決。
アルテミュラーは浮遊城で戦った時と同じく圧倒的な強さを誇りますが、
ディハルトはあえてアルテミュラーの攻撃を受け、刺し違えるつもりで反撃を試みます。
これはディハルトの部下である魔導士に邪魔されて失敗しますが、光り出したソフィアのクリスタルによって傷は回復。
再びアルテミュラーに挑み、負傷させてリグリア軍を撤退させてラーカシアを取り戻すことに成功するのでした。

ソフィアからアルテミュラーを助けた魔導士の話を聞くディハルト。
魔導士の目的は魔族の王ボーゼルを復活させることであり、
その器として強靭な肉体と精神を持つアルテミュラーを利用しようとしているのだと。

ソフィアと一緒に逃亡したアルテミュラーを追うディハルト。
落下した浮遊城の中に潜んでいることが分かって様子を探っていると、
アルテミュラーが恋人のファーナと一緒にいるところを発見します。
ファーナのアルテミュラーを思う強い心に動かされたディハルトは、殺すのをやめてリグリアへ帰るように言うのでした。

しかし同じくアルテミュラーを追っていたラーカスの兵士たちがアルテミュラーを見つけ、乗り込んできます。
ディハルトは止めようとしますが間に合わず、兵士たちはアルテミュラーを攻撃。
それをファーナがかばい、ファーナは死んでしまいます。
これに逆上したアルテミュラーは魔剣アルハザードを召喚。
アルハザードによって意識を乗っ取られ、魔族の王ボーゼルが復活してしまうのでした。

ラーカシアへ戻ってきたディハルトとソフィア。
ラングリッサーを作れるクリスタルは復活したボーゼルによって壊されてしまい、打つ手なし。
それでも諦めるわけにはいかず、仲間たちと一緒に最終決戦へ。

レイモンド公爵の部隊が囮として敵を引きつけている間に少数精鋭で浮遊城へ乗り込む作戦でしたが、
ディハルトたちも魔族の激しい攻撃を受けることに。
ディハルトとティアリスの2人に全てを託すことを決め、ソフィアの転移魔法で2人は浮遊城の中へと送り込まれるのでした。

ボーゼルとの最終決戦。
父親の剣を使って必死に戦うディハルトですが、ボーゼルの力は圧倒的で折れてしまいます。
しかし折れた剣はラングリッサーとなり、見事ボーゼルを倒したのでした。

エピローグ。
ディハルトの騎士としての叙任式の日。
ソフィアはディハルトを探しますが、どこにもいません。
ティアリスによると、困っている人がいるのを知って出て行ってしまったとのこと。
呆れられるディハルトですが、ティアリスは「ディハルトらしいかも」と微笑みます。
「世界中のどんな騎士よりも騎士らしい真の騎士なんだから」と。



・感想
ラングリッサーIIIのコミカライズ。
ラングリッサーシリーズはいくつかプレイしているけれど、この作品に関しては未プレイ。
なのでどう違うかの比較はできない。

純粋に1つの作品として評価すると、面白くもつまらなくもない無難な作品という印象。
原作ファンでもなければ読む必要もないんじゃないかなと。
多少はこのシリーズに関する知識がないと、聖剣ラングリッサーやボーゼルとか理解できんと思うし。

単行本のみの要素では、1・2巻ともに巻末にあとがきが1ページずつ。


ちなみに更新が1回分飛んだのは、連休を利用して友人の家に泊まり込んでいたため。
今回からまた元のペース通りで。
[ 2012/11/26 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(0)

ミスティックアーク

ミスティックアーク/岩佐あきらこ/全3巻


ガンガンファンタジーで連載されていた、SFCソフト「ミスティックアーク」のコミカライズ。



・内容
一千年の昔、光と闇の雌雄を決する大いなる聖戦がありました。
世界を我が物にせんとした邪神スレイヴィアは破れ、その身を7つに引き裂かれて世界各地へと散っていきます。
邪神復活を恐れた女神イリスは偉大なる力である7つのアークによってこれを封印し、
女神の血を引く光の神族の人々は封印の地に神殿を建て、
女神イリスの封印像とともにアークを祀りながら静かに暮らしてきたのでした。

主人公はレミールという少年。
闇の眷属にさらわれた姉のフェリスを探すため、16歳の誕生日に旅に出るところから物語は開始。

レミールは幼馴染の女の子であるリーシャインと一緒に世界を旅し、各地にある7つのアークの力を集めていきます。
そして最後のアークを求め、聖地である光の神殿へとやってきたレミールとリーシャイン。
女神イリスから最後のアークは自ら闇の者を主人として選んだと聞かされます。
それは「闇」と呼ばれる者で、レミールの姉であるフェリスが作り出した存在だということです。

時を同じくとして、光の神殿の結界を破って「闇」が襲ってきます。
イリスの言葉を信じたくないレミールは怒りに任せて戦いますが、
闇の中からフェリスが出てきたことにより、認めざるをえなくなります。

レミールが光の神族である光の御子であるのに対し、姉のフェリスは闇の眷属である闇の御子。
姉弟なのになぜ違うのかを疑問に思うレミールですが、「闇」がその事実を語り出します。
レミールとフェリスの父親は闇の眷属であり、母親は光の神族であると。
2人は禁断の恋に落ちて、初めて光と闇の間に子供が誕生。それがレミールとフェリスなのでした。
母親の力を強く受け継いだレミールは光の神族として生まれ、逆に父親の力を強く受け継いだフェリスは闇の眷属に。

6年前にレミールとフェリスの住んでいる村を闇の眷属が襲ってきて、
母親であるサリアは殺されフェリスはさらわれています。
今までは光の神族であるサリアを殺すために襲ってきたのだと考えられていましたが、
実は闇の眷属であるフェリスが目的だったということが判明。

自分のせいで母親が殺されたことを知ったフェリスは発狂し、
母を奪った自分をレミールは許してくれないだろうと思い悩み、心を閉ざしてしまったと。
その閉ざされた心から生まれたのが「闇」という存在で、
フェリスは自らが生み出したこの「闇」に取り込まれてしまったというわけです。

「闇」を殺せばフェリスも死んでしまうため、
フェリスの閉ざされた心を開くべく無抵抗で優しく対話を続けるレミール。
やがてフェリスの自我が目覚め、「闇」と分離。
レミールは残された「闇」を倒し、2人は感動の再会を果たしたのでした。

姉を探し出すという目的は達成したわけですが、
これまでの旅によってレミールは邪神スレイヴィアを倒すことが自分の使命だと思うようになっています。
フェリスも同じ思いを持っており、2人は女神イリスに導かれて最終決戦へと挑んでいくのでした。

闇の神殿へとやってきた2人は邪神スレイヴィアと戦いますが、圧倒的な力の前に一撃でやられてしまいます。
トドメを刺そうとするスレイヴィアですが、2人はここで全アークの力を解放。
アークの力によってスレイヴィアを上回る力を身に付けますが、それはスレイヴィアの罠。

一千年前にスレイヴィアは7つのアークの力によって封印されているので、
アークの力を解放するということはスレイヴィアの封印も解けるということ。
最初からこれが目的でフェリスをさらい、レミールを泳がせてアークの力を集めさせたというわけです。

真の力を取り戻したスレイヴィアの前にまたもやられてしまう2人。
さらにスレイヴィアは衝撃的な一言を口にします。それは、2人が女神イリスの子供であるということ。
闇の者と恋に落ちたイリスは2人を産み、逃走生活を続けていましたが、
やがて2人の父親は闇の眷属によって処分されてしまいます。
イリスは2人を妹であるサリアに託し、自らをカモフラージュとして光の神殿に残ったと。

イリスに初めて会った時から母親のような温もりを感じていたレミールは、全てに納得がいきます。
そして両親がそこまでして光と闇の共存を望んでいたのだということも理解。
7つのアークはさらなる力を解放し、レミールとフェリスの2人はその力でスレイヴィアを倒すのでした。

エピローグ。
あれから10年。故郷の村へと戻ってきたリーシャインは、イリスと当時を懐かしむ会話をしています。
そして義姉が元気にしているかどうかを心配しますが、イリスはあの子なら大丈夫と返すのでした。

フェリスはイリスの後を受け継ぎ、新しい女神として光の神殿で頑張っています。
そしてあの時スレイヴィアを殺すことはせず、封印した状態で生かし続けています。
これはいつか光と闇が共存できる時代が来た時に目覚めさせるためなのでした。

イリスはそろそろお昼にしようと言い、リーシャインは外にいる夫と2人の子供を迎えに行きます。
夫の名前を呼んだリーシャインに振り返った人物。それはレミールなのでした。



・感想
SFCの名作RPG、ミスティックアークのコミカライズ。
男主人公であるレミールの方を主役とした作品で、ストーリーは基本的には原作に沿って展開。
雰囲気を壊すこともなくうまくアレンジされているなかなか良い作品ではないかと。
ちゃんとラストまで描かれてもいるしね。

単行本のみの要素だと、全巻で巻末にあとがきマンガが1ページずつ。
[ 2012/11/22 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(0)

アクトレイザー

アクトレイザー/加藤元浩/全3巻


ガンガンファンタジーで連載されていた、SFCソフト「アクトレイザー」のコミカライズ。



・内容
この作品は2章構成になっています。

1章はダーツという泥棒の少年が主人公。といっても義賊であり、悪い連中からしか盗みはしません。
それでも一応は捕らえられ、牢屋の中へ入れられることに。
ダーツはすぐに縄を解いて脱走の準備を整えますが、同じ牢屋の中に老人がいるのに気付くのでした。

同じ頃、魔族が国を攻めてきます。
城に捕らえられていたダーツは何事かと思っていると、老人が全てを説明してくれます。
そして老人はダーツに剣と玉を託して消えるのでした。

脱走したダーツは、この国の姫であるアリシアの安否が気になって城の中を探し回ります。
そして屋上へ行くと、そこにはアリシアとゲックという魔族が。

老人から受け取った剣であるカオススレイヤーを使って戦うダーツですが、
ゲックは卑怯にもアリシアの方を狙って魔法を放ってきます。
間に合わないと思ったダーツは魔法を跳ね返す力のあるカオススレイヤーをアリシアに投げ、
自らは魔法の直撃を受けてしまうのでした。

1年後。カオススレイヤーを背負ったアリシアは、兵たちを率いて魔族への反撃のチャンスを伺っています。
数人の兵を引き連れて地下から城へ侵入したアリシアですが、それは罠で目の前にはゲックが。
絶体絶命…と思われたところへ竜に乗ったダーツが登場。
アリシアからカオススレイヤーを受け取り、見事ゲックを倒すのでした。

1年前、ゲックの魔法を受けて死んだと思われていたダーツですが、
老人からもらった玉からドラゴンが出てきて助かったと。
しかし鎖骨が折れてしまったため、回復までに1年を要したというわけです。

1年ぶりの再会となったわけですが、ダーツとアリシアの仲は良くありません。
どうやら昔に何かがあったようなのですが…。
神様の使いとして地上へ派遣された天使がダーツに接触し、そのことについて尋ねると、
約束を破ってしまったことがあるそうで。

天使の粋なはからいで2人の仲は修復し、ダーツがアリシアを守ることを誓います。
アリシアがダーツに感謝の言葉を述べたその瞬間、彼女の姿は消えてしまうのでした。

竜を操り単身敵の居城へ乗り込むダーツ。
アリシアはサタンという魔族の王によって連れ去られてしまったということが分かったためです。
サタンの城へ到着したダーツですが、アリシアは魂を凍らされていて何の反応もしません。

そして始まるサタンとの対決。
圧倒的な力の前にやられる一方のダーツですが、謎の声の導きによってサタンを見事撃破。
声の主はサタンの母親である人間。サタンも元々は人間でしたが、憎しみから悪へと変わってしまったのです。
死んだことで元の純粋な少年に戻ったサタンは、母親に連れられて天へと帰っていくのでした。

サタンは死にましたが、アリシアにかけられた魔法は解けません。
そこに、牢屋でダーツに剣と玉を渡したあの老人が現れます。その正体は神様。
神様は寿命が迫っており、後継者としてダーツを選んだというわけです。

ダーツは神になるのを一度は拒否しますが、アリシアを元に戻すには自らが神となって力を使うしかないことが分かり、
守ってやるという約束を果たすためにそれを受け入れます。
そして意識のないアリシアにキスをし、去っていくのでした。

2年後。人類は協力して魔族を一掃し、国の再建が進んでいます。
そして花を摘んでいたアリシアの前に現れた1人の男、それは…。
神様の体調が落ち着き、まだ多少の猶予が残されていたため、
地上を寂しそうに眺めるその若者を今しばらくの間地上へと戻してやることにしたのでした。

1章はこれで終わり、2章はそれから300年後が舞台となります。

かつて協力して世界を魔族から救った大国ですが、
内乱を繰り返して今はビルトラン、パルシア、ドーアという3つの国へと分かれてしまっています。
その中の1つであるビルトランの王子フィルが2章の主人公です。

遠征からビルトランで帰国した王様は怪我をした1人の女性を連れています。
その名はモリガンと言い、亡くなったお妃様(フィルの母親)にそっくり。
それを見たフィルは惹かれていきます。
しかし王様はただならぬ気配を感じており、怪我が治ったらすぐ出ていくようにモリガンへ告げます。
それを知ったフィルは反発するのですが…。

その日の夜、父親を説得しようと部屋へ行ってみると、
部屋の中では父親が胸に剣を突き立てられて死んでいるのを発見。
それだけでなく、騎士団の隊長であるライアルも死んでいます。
フィルは父親に刺さった剣を抜こうとしますが、そこを運悪く兵士に目撃され、
2人の殺害容疑でフィルは裁判へかけられることになってしまうのでした。

モリガンが事件発生当時は自分の部屋へいたことにしてアリバイを作るよう提案しますが、
フィルは迷惑をかけられないとそれを拒否して裁判へ臨みます。そして結論が出ないまま裁判は終了。
フィルを犯人だと疑うものがいる一方、パルシアの謀略だという噂も広まっていきます。

2人が殺された時には現場に2人のメイドがいて、その中の1人であるエリザは行方不明。
もう1人は意識不明となっていましたが、目覚めたとのことで証人になります。
そのメイドが犯人だと名指ししたのは…フィルでした。
どういうことかと問い詰められたフィルは、咄嗟に事件当時はモリガンの部屋にいたと嘘を吐いてしまいます。
モリガンは見に覚えがないと否定をしたことから、フィルの刑が確定。収容所送りとなってしまうのでした。

収容所で1人の男と知り合うフィル。男は何かとフィルに喧嘩を売ってきます。
そして収容所での行いの悪さから、フィルと男の2人は特別監房へ入れられることに。
そこは水牢で、1週間を過ごさねばならぬそうです。

とりあえず寝床を確保する2人ですが、そこにサソリの魔族が出現。
先に特別監房入りとなっていた他の囚人たちを次々と殺していきます。
そこを助けに来た1人の少女。名前はリコオといい、フィルと一緒に特別監房へ入れられた男の妹。
どうやら脱獄のために助けに来る手筈になっていたようで、意図的に特別監房へ入れらるよう仕向けていたのでした。

脱獄したフィルたちは跳ね橋を降ろし、馬に乗って逃亡。
サソリの魔族も追ってきていましたが、最後は上がった跳ね橋と壁に挟まれて死亡したのでした。

3人はドーア王国へとたどり着き、そこで宿をとります。
そこで男の正体が帝国法の使者である銀羊騎士団だということが分かり、
フィルは自分を売るために助けたんだと勘違いをして出て行きます。それを追うリコオ。
残った男のところへ訪ねてくる1人の男。それは…ドーアのイグル殿下でした。

リコオから兄の話を聞くフィル。
名前はファルコンといい、元々は神殿直属である銀羊騎士団の隊長。そしてある任務に関わっていたとのこと。
ですがその任務の途中で別の任務に就くことになり、後任へ引き継ぎをして自分の任務へ。
しかしその後任が失態を犯し、その責任を全て兄へなすりつけられ、無実の罪を着せられたと。
言い訳になるからと反論はせず、黙って収容所送りになったのだそうです。

それを聞いたフィルは誤解を解きますが、街中でエリザを発見。後を追いかけますが見失ってしまいます。
そこに現れる、ジーンという男。リコオを人質に取られたため、仕方なく男に従って城へ行くことに。
案内された先にはファルコンとイグル殿下の姿が。

イグルは打倒パルシアのためにフィルへ協力するよう強要してきます。
フィルにも考えがあり、返答は少し待つように要求。イグルはそれを受け入れます。
そして、ファルコンが任務の途中で別の任務を受けたその相手がフィルの父親であったことが判明。
魔族を見かけるようになったため、魔族復活の方法が書かれたとある本が無事がどうか調べるように依頼されたと。
案の定その本は無くなっていて、その報告をする前に父親が殺害されてしまったと。

ダーツ王が神様として天へ帰る時がやってきた日のこと。
ダーツ王は妻であるアリシア后妃も一緒に連れ帰ることを決めたため、
アリシアは地上へ残されることになる1人息子を心配し、困った時に見るようにと1冊の日記を残していったと。
その日記の表紙には「アリシア」と書かれ、政略や魔族との戦いについて記されていたそうです。

日記は誰にも見せず、最後は燃やすようにアリシアから言われていましたが、
母親の形見を燃やすことはできず、封印する形でずっと残してきたと。
そしてそれを悪用されてしまったというわけです。

ファルコンの報告で本を持ち去ったのがバルザという一族だというのが分かり、
イグルとファルコンは2人でバルザの住む山へ。
そこでリーダーであるファーサというシャーマンの女に出会い、話を聞くことに。

バルザでは6年前に伝染病があり、男たちはほとんどが死に絶えたと。
生命力の差からか女は生き残りましたが、労働力がないため、どんどん貧困に。
そこにやってきた本を持つ1人の男。
魔族を復活させて自分たちを救ってくれるという男の提案を受け入れるしかなく、女たちは実験の道具に。
実際に力を発揮できたのはファーサとモリガンの2人だけで、モリガンはファーサよりも圧倒的に上の力を持っていたと。
そしてモリガンは男から本を奪って姿を消したということです。

城へ残っていたフィルとリコオは、エリザを探すことにします。エリザを探す手がかりとは…香水。
フィルはジーンからエリザのつけていた香水の匂いがしていたことを思い出し、
ジーンなら行方を知っているかもしれないと考えたわけです。
そしてジーンと会うと、そこにはエリザもいたのでした。

再び開かれる裁判。
エリザの証言によって有罪は取り消されましたが、
もう1人のメイドはフィルを犯人だという証言をしているため、まだ無実が証明されたわけではありません。
神殿はパルシアへ使者を送り、再審をするということを決めたのでした。

ファーサを連れて戻ってきたファルコンたちと一緒に、
パルシアへの併合を拒んで抵抗をしていたビルトランの基地を解放していくフィル。
途中でダーツに出会い、竜を託されます。

戦力も充実したところで、パルシアが再審を告げるために訪れた神殿の使者を殺したという話が入ってきます。
これによってビルトラン・ドーア・神殿とパルシアの全面戦争になることが確定するのでした。

パルシア王はモリガンと協力をして魔族を蘇らせ、世界を我が物にしようと企んでいます。
かつてパルシア王とビルトラン王は妻を取り合ったことがあり、パルシア王は敗北。
モリガンの見た目がフィルの母親にそっくりなのは、それによる執着のため。

魔族は復活してしまい、いよいよ最終決戦。
竜を操りモリガンに挑むフィル。地上ではイグルがパルシア王と戦い、殺害して勝利します。
終始押されっ放しだったフィルですが、ファーサの加勢などもあってモリガンを撃破するのでした。

エピローグ。
取り戻したアリシアの日記は焼き払い、魔族も封印して平和な日常が戻ってきます。
フィルはモリガンを殺すことはせず、生かしたのでした。

モリガンが子供の頃のお話です。犬を連れ帰ったところ、その犬が伝染病を持っていたと。
バルザの伝染病はモリガンが原因だったのです。
そして両親や大事な友達を失ったモリガンは、闇へと堕ちていってしまったと。

雪が降る中、ビルトラン城で一番高い塔へとやってきたフィルとリコオ。
フィルがこの場所が気に入ったかどうかを尋ねると、リコオは「大好き」と答えるのでした。



・感想
SFCの名作アクション、アクトレイザーのコミカライズ作品。
しかしアクトレイザーの名前と世界観を借りただけの完全オリジナルストーリーなので、
純粋なコミカライズを期待して読むと確実にガッカリする。
ただ内容自体は面白いので、別物と割りきって読むことができれば楽しめる。

1章は人間と魔族の戦いという王道なストーリー。
魔族の王にさらわれたお姫様を助けに行くという、これまた王道中の王道な展開。
2章にも魔族は出てくるものの、基本的には人間同士の争いがメインとなる。
面白さ的には1章の方が上かなぁ。

3巻の作者コメントに、
「ゲームをその原作におきながら「全然違うじゃねえか!」と言われ続けた本作」と書いてあったりする。
神様や天使が出てきたり多少は原作要素もある1章はともかくとして、
もう原作要素がほとんど残っていない2章はアクトレイザーでなくても成立する内容であったことは確か。
最初の方でも書いたけれど、その辺を割り切って読めるなら良い作品だと思う。個人的にはかなり好き。

単行本のみの収録だと、2・3巻にあとがきマンガあり。加藤元浩先生の個人的なことが描かれている。
[ 2012/11/20 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(0)

ワルサースルー

ワルサースルー/たかなし霧香/全2巻


ガンガンで連載されていたギャグ漫画。



・内容
表向きは探偵社、しかしてその実態は世界征服を暗に狙う悪の組織ワルサースルー。
主人公であるセルジオ・バートレットがこのワルサースルーへ入社するところから物語は始まります。

ワルサースルーのメンバーは社長、ケイト、ポッチン、セルジオの4人。
社長はケイトの母親で、ブサイクな男が大好き。旦那であるケイトの父親も当然ブサイク。
ケイトは16歳の女の子。ちょっとおかしな部分はあるものの、この作品の中では比較的普通。セルジオが好き。
ポッチンは人間なのか疑わしい生物で、変態。この作品ではある意味主役。
セルジオは一応主人公ポジション。おかしな人ばかりのワルサースルーに入ってしまって少し後悔している。

ワルサースルーは世界のあらゆる悪い力を増幅させる「クリスタル・オブ・ワルイコト」というのを探しています。
物語が進んでいくにつれて少しずつ手に入っていき、
最後は5つ全てが集まって「ボケナス・ポポン」という全知全能の悪の化身を蘇らせることに。
見た目はポッチンそっくりで、これは世界各地にいる5人の人物に自分の意識の分身を乗り移らせたため。
ポッチンはその中の1人だったと。人間とは思えない変態行動を取っていたのもこのせい。

ボケナス・ポポンはワルサースルーが考えている悪いこととは違うベクトル(人類を皆殺しにする)の悪。
ポッチンの人生を狂わせた張本人ということもあって、怒ったワルサースルーはポポンと戦うことに。
全知全能の悪だけあってとてつもない強さを持っていましたが、最後はポッチンの活躍により勝利。

呪いが解けてポッチンは普通(?)の人間に戻りますが、また新しい悪の思念体に乗り移られてしまいます。
呆れるワルサースルーのメンバーたちですが、「まあ…いいか」とあらためて世界征服を目指すのでした。



・感想
「ハイパーレストラン」と同じく、ぶっ飛んだギャグで人気のあった作品。
こっちの方が常識人(?)多めで読みやすいとは思う。
林田ベランメルジェのような変態枠であるポッチンも多少まともな部分があったりするし。

物語の終盤は微妙にセルジオとケイトのラブコメがある。
暴走族回、バレンタイン回、最終回の3回かな。セルジオは鈍感なので全く気付いていないけど。

巻末のあとがきマンガは健在。でもページ数は少なく、簡素。
カバー下のおまけマンガも1巻にはある。2巻のカバー下は描き下ろしのイラスト。
[ 2012/11/18 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(0)

ハイパーレストラン

ハイパーレストラン/霧香&聖娜→たかなし霧香/全6巻


ギャグ王とガンガンWINGで連載されていたギャグ漫画。



・内容
ファミリーレストランでウェイトレスとして働く16歳の少女、増井メルルーサ。
彼女の働くファミレスには迷惑な客がいます。
従業員は彼女以外全員辞めてしまい、客足も遠のくばかり。
このままじゃ潰れてしまうと思った彼女が助けを求めます。
そこに現れたのは…全国のレストランを救うために旅をしている伝説の勇者、林田ベランメルジェなのでした。

林田は変態ですが、レストランのことに関しては凄腕で迷惑な客を改心させて店を救います。
報酬としてメルルーサを要求し、
彼女は望まぬまま林田と一緒に全国のレストランを救う旅に同行させられることになったのでした。

ストーリーは大まかに2部構成となっています。
前半は伝説の出刃包丁を探す旅のお話で、後半は自分たちのレストランを開いて経営していくお話。
いずれも「レストランキラーズ」という、レストランに恨みを持って潰そうとしている組織と戦っていくことになります。

主要メンバーは林田ベランメルジェ、増井メルルーサ、湖蘭ヴァン、木崎マイラ、林田シーラの5人。
ヴァンは林田の学生時代の同級生。ライバルとして最初は敵対をしていますが、いつしか仲間に。
木崎マイラはヴァンに一目惚れをした男。整形して見た目は女そっくりに生まれ変わったものの、
元重量級プロレスラーなので異常にデカい。
シーラは林田の実の姉で、吸血鬼。ちなみに林田は父の血を濃く受け継いだので吸血鬼ではない。

この5人で協力して伝説の出刃包丁を手に入れ、そしてレストランも5人で経営をしていくことになります。
といってもシーラはどちらのお話でも最後の方に少し参加するのみ。基本は他の4人です。

最後はレストランキラーズの殲滅に成功しますが、代償としてレストランは潰されてしまいます。
5人はそれぞれ別の道を歩むこととなり、林田とメルルーサは2人で新しいレストランを作って経営をする日々。
そして宇宙レストランを潰そうとする「ギャラクシィレストランキラーズ」が登場したのを知り、
メルルーサはまたしても林田から望まぬ旅に連れ出されてしまうのでした。



・感想
ぶっ飛んだセンスのギャグでコアな人気を誇った作品。
登場人物は基本的に全員変態で、メルルーサだけが常識人。よって自然とツッコミ役に。
シーラも普段はまともなので、メルルーサが唯一頼れて心を許せるオアシス的存在。

最初は霧香&聖娜という2人組で活動をしていたけれど、2巻の途中で解散して霧香先生が1人で描くようになった。
1巻の巻末に載っているプロフィールを見る限りだと中学時代からの親友だったようだけど…何があったんですかね。
まぁゲスいのでその辺はあまり詮索しないようにしよう。
とりあえず途中からたかなし霧香名義に変わっているのは、解散したからということで。
元々作画は全て霧香先生の方が担当していて、お話を2人で考えるという役割だったそうなので、
ソロになっても影響はそこまで出ていない。

1巻の巻末に掲載されているあとがきマンガによると、
レストランを題材にしたのは実際に2人がファミレスでバイトをしていたからだそうで。
なのでギャグ漫画とはいえど、レストラン関係の設定はしっかりしていてレベルはかなり高い。

あとがきマンガは全巻に収録。免許取ったり旅行へ行った時の実体験が描かれている。
1・2巻の巻末には主要キャラの詳細プロフィールも掲載。

カバー下は3巻にウェイトレス時代の体験を描いたおまけ4コマ、5巻に仕事現場を描いたおまけ4コマ、
4巻にたかなし霧香先生本人によるコスプレ?(顔や手足などは本人の写真で服などは手描き)、
6巻にハイパーレストランに登場した全脇役の名前とデータを掲載した「ワキ役大辞典」がある。
1・2巻のカバー下は表紙とは違う描き下ろしイラスト。
[ 2012/11/16 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(0)

里見☆八犬伝

里見☆八犬伝/よしむらなつき/全6巻


ガンガンで連載されていた作品。



・内容
今から500年以上も昔、この国にまだ妖怪・化け物・物の怪などと呼ばれる生き物が棲んでいた頃――
そしてその恐怖に人々がいつも怯えていた頃のお話です。

体に刻まれた文字を持つ、犬士と呼ばれる8人の勇者たち。
彼らが繰り広げる大いなる伝説を描いた物語となります。
タイトルでも分かるように「南総里見八犬伝」をモチーフとした作品で、全編ギャグのノリになっています。

主人公は犬塚信乃。原作とは真逆で、本来は女性ながら男性として育てられてきたという経緯があります。
そのせいか、両親を含むほぼ全ての登場人物から男として認識されています。
本人はその度に自分は女だと反論をしますが、分かってはもらえず…。
ただ一人、同じ犬士である犬坂毛野だけが信乃を女と分かっています。

信乃が最初に出会う犬士が犬川荘助。
荘助も当然信乃を男だと思って接していますが、終盤では信乃と良い雰囲気になったりします。

最終回ではその荘助の正体が、妖怪軍の頭領である玉梓の子供であることが判明。
16年前、犬士たちの母親的存在である伏姫によって能力を封印されて幼児化し、人間として育てられてきましたが、
いつかその封印も解けて妖怪となって信乃たちを襲うかもしれないため、置き手紙をして自ら去っていきます。
それでも犬士たちは荘助を仲間だと思っているので、手分けして荘助を捜索して発見します。
そして信乃は荘助が妖怪になっても自分が止めてみせると言い、再び犬士たちは勢揃いして旅を続けていくことに。
そして出発の際、荘助は信乃に「万が一の時は俺を殺してくれ」と頼むのでした。



・感想
「御意見無用っ!!」に続いてよしむらなつき先生の時代劇もの。
ギャグ作品であるというのも共通している。ただしこちらはストーリーものなので、そこに違いはある。
登場人物は犬士は信乃以外全員男だけど、敵方の妖怪軍はほとんどが女。
「御意見無用っ!!」の方も妖怪はほとんど女だったなぁ。

最後はかなり中途半端なところで終わってます。無理やり終わらせた感がありあり。
巻末のあとがきによると、一応「第一部・完」とのこと。
お家騒動の影響で打ち切られたらしいけれど、自分はそのお家騒動に関してはよく知らなかったりする。
発生当時はすでにエニックス系雑誌に見切りを付けて読まなくなっていたのでねぇ。
だからこの作品を含めいくつかの作品は、単行本で追う形になっていた。

本編以外の収録情報。
1巻…「里見☆八犬伝 外伝」(増刊ガンガンWING平成10年冬季臨時増刊号掲載の読み切り)
    あとがきマンガ
2巻…「里見☆八犬伝 番外編」(増刊ガンガンWING平成10年春季臨時増刊号掲載の読み切り)
    「里見☆八犬伝キャラクターデザイン集(犬塚信乃)」
3巻…「なつきとその仲間たち1 長崎の女ですけん」「なつきとその仲間たち2 アトリエの日常」(両方とも描き下ろし)
4巻…「里見☆八犬伝キャラクターデザイン集II(犬川荘助、犬坂毛野、犬飼現八、犬田小文吾)」
5巻…あとがきマンガ
6巻…「浮遊島ザバダックの秘宝」(フレッシュガンガン平成7年秋季号掲載)
    「ぴーちゃん至上主義」(ステンシル平成11年夏号、秋号、平成12年冬号掲載)
    あとがきマンガ

1巻収録の外伝は、8人の犬士が全員揃って最終決戦に挑んだ結果、敗北してしまうも夢だったというオチ。
2巻収録の番外編は1ページ1ネタのショートストーリーギャグ物。
2、4巻のキャラクターデザイン集は連載開始前に描かれたラフ画。結構デザインが違っているキャラもいる。

6巻の「浮遊島ザバダックの秘宝」はシグマ、カノン、タウという3人組が、
素晴らしいお宝が眠っていると噂されている浮遊島ザバダックに行って冒険をするという内容のギャグ漫画。
実は「御意見無用っ!!」より古い作品であり、絵もだいぶ荒い。しかしギャグのノリはこの時から変わらず。
「ぴーちゃん至上主義」はよしむらなつき先生が実際に飼っている白文鳥のぴーちゃんを描いた実録漫画。

「御意見無用っ!!」と同じく、この単行本も全ての巻でカバー下におまけ漫画がある。
表と裏に1本ずつというのも同じ。
[ 2012/11/14 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(0)

霊符最強伝説

こうまきょうるな。


霊符に戻ってみたら5ミスの残3でノーボムクリア。あれ…うまくなってる…?
スペカはマイスタと幻想郷落ちの24枚。これも自己ベストくさい。
というかそこまでフルスペカだったというのに全く気付いてなかった。

とりあえず紅魔郷はほぼ感覚が戻ったっぽいので、他の作品に移行しようかなぁ。
でも去年PCを新調してから、まだ半分ぐらいの作品インスコしてないんだった。
花映塚、文花帖、地霊殿、星蓮船、ダブルスポイラー、妖精大戦争あたり。
入れるにしても地霊殿と星蓮船ぐらいだろうけど。
妖精大戦争なんかはどんな作品だったか記憶にない。STG離れてた期間に何日かやっただけだからなぁ…。
Tags : 紅魔郷
[ 2012/11/13 ] 紅魔郷 | TB(0) | CM(0)

御意見無用っ!!

御意見無用っ!!/よしむらなつき/全8巻



ギャグ王とガンガンWINGで連載されていた作品。



・内容
人々が度々現れる妖怪に悩まされていた干支時代。
鹿子前町では妖怪退治を専門とする捕り方を置くことに。
その初代妖怪妖魔改め方として選ばれたのが、草薙宿禰(くさなぎすくね)という18歳の男性なのでした。

宿禰は女好きで、かわいい女の子がいたら必ずナンパをします。それが妖怪であっても。
本命は神社の巫女である榊原紫苑(さかきばらしおん)という同じ18歳の女性ですが、
紫苑に迫ってはあしらわれるの繰り返し。団子も大好物で、あずき屋という店で食い逃げを繰り返しています。

紫苑の兄である柘榴(ざくろ)が神社の神主ですが、抜けた性格でロボットの開発をするのが趣味。
次々と変なロボットを作っては騒ぎを起こす日々。
その中の一体、助六というロボットが宿禰の弟子として一緒に住んでいます。

話の流れとしては、宿禰、紫苑、助六が妖怪たちや柘榴の作ったロボットと毎回ドタバタ騒ぎを繰り広げていくというもの。
ギャグ漫画であり、シリアスな要素はほぼありません。

最終回では、鹿子前町の妖怪たちが集まって巨大な繭となります。
孵化したら大惨事になってしまうため、
それを鎮めるべく代々生贄として捧げられてきた榊原家の乙女である紫苑が生贄になることに。
なんとか止めようとする宿禰は、乙女で無くなればいいという結論に至り、紫苑に求婚をするのでした。

紫苑と結婚できることになって浮かれていた宿禰ですが、だんだんと現実が見えてきます。
結婚したら紫苑一筋でいなくてはならず、浮気ができない。女好きの宿禰にとっては何よりも重要なことです。
そこで「時間をください」という書き置きを残して出て行ってしまう宿禰なのでした。

宿禰が戻ってこないまま、繭が孵化する日を迎えます。
結局宿禰と結婚はしなかったため、生贄として捧げられようとしていた紫苑。
覚悟を決めた紫苑ですが、柘榴が作った紫苑をモデルにした紫苑ロボが自ら身代わりになることを引き受けます。
そして孵化した妖怪に食べられてしまいますが、ロボットなのでさすがに不味かったのか、妖怪は倒れてしまうのでした。

一件落着…となったところに、正装をした宿禰がやってきます。
宿禰は覚悟を決めて紫苑に改めて求婚をしますが、すでに全てが終わっているため、
いつものように紫苑にあしらわれてしまいます。
そしてその後も鹿子前町ではいつものように宿禰を中心としたドタバタ騒ぎが続いていくのでした。



・感想
2回読み切りとしてギャグ王に掲載され、その後連載化されることになった作品。
ギャグ王休刊まで連載され、その後は掲載誌をガンガンWINGに移して続行。人気があったのか打ち切りは回避。
まぁギャグ王最終号となった回では、一応一区切りとして最終回っぽい内容にはなっていたりする。
単行本のレーベルは、1~5巻がギャグ王コミックスで6~8巻がガンガンWINGコミックス。

宿禰が女好きという設定なので、出てくるキャラの大半は女の子。妖怪もほぼ女。
紫苑は暴力系ヒロイン。自分に迫ってきたり、他の女に言い寄っているのを見てはぶっ飛ばすと。
でも本当は宿禰のことが大好き。
大雑把に分類すればツンデレになるかもしれないけれど、デレがほとんどないので厳密には違うと思う。

本編以外の収録情報。
1巻…「またまた御意見無用っ!!」(月刊少年ギャグ王平成7年10月号掲載の2回目の読み切り版)
2巻…「外伝 愛と青春の旅立ち」(増刊ガンガンWING 平成8年秋季臨時増刊号掲載)
4巻…「外伝 宿禰親分の世界紀行 砂漠編」(増刊ガンガンWING 平成9年夏季臨時増刊号掲載)
7巻…「人類大絶滅っ!!」(少年ガンガン平成9年No.3掲載の「御意見無用っ!!」とは無関係な読み切り)
8巻…「御意見無用っ!!」(月刊少年ギャグ王平成7年7月号掲載の最初の読み切り版)

上記以外だと、1~5巻と8巻に「よしむらさんとあそぼう」というあとがき漫画があります。
1~4巻の巻末には、本編に出てくる羽生(はにゅう)と猫又の迦麟(かりん)の2人をメインとした描き下ろし漫画も。
さらにカバー下にもおまけ漫画が。これは全ての巻にあります。表と裏にそれぞれ1ネタずつ。

あと、5巻のカバー折込にある作者コメント欄に作者の顔写真…というか多数のプリクラが掲載されている。
興味がある人は買って見てみよう。
ちなみにこの作品の連載当初、作者のよしむらなつき先生はなんと現役の女子高生だった。
「うめぼしの謎」の三笠山出月先生も連載当時は現役高校生。
2人とも学業と月刊誌の連載を両立させるのは大変だったろうに、頑張っていたんだなぁ。
[ 2012/11/12 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(0)