バウンティソード ダブルエッジ

バウンティソード ダブルエッジ/大武ユキ/全1巻


ガンガンファンタジーで連載されていた作品。



・内容
主人公はケーンという男性。ロムルス軍の特務機関に所属する軍人です。
騎士の血筋であり、暗黒剣を操るダークナイトです。

ケーンは子供の頃から蔑まれて生きてきており、唯一の親友がイクシオンという男性。
ある日にイクシオンが軍へ入隊したことから、ケーンもその後を追って軍人となったのでした。

物語の部隊となるのは「鋼鉄の島」と呼ばれる場所。
ここには古代神族の力が手に入るという「全能の秘宝」が眠っており、各国は軍を送り込んで手に入れようとしています。
ケーンはロムルス軍として部下を引き連れてきているというわけです。

全能の秘宝を手に入れるためには神の代理人として認められねばならず、
それには黄道十二神の指輪を全て集めなくてはいけません。
ケーンは順調に集めていきますが、やがてセラというホーリーナイトの女性と敵対することになります。

信用していたイクシオンの命令で行動していたケーンですが、実はイクシオンはケーンを利用しているだけ。
ケーンに指輪を集めさせて自身が神の力を手に入れようとしています。
セラのボディガードであるディアナという女性も手篭めにしており、
ケーンとセラの集めた指輪をまとめて持ち去ってしまうのでした。

イクシオンに裏切られたケーンは絶対に自分の手で殺すと決心。
同じくディアナに裏切られたセラは目的が同じなため、ケーンを誘って一緒に行動することになるのでした。
この後の二人の運命は…。



・感想
PSで出た同名タイトル作品のコミカライズ。
原作ゲームのキャラデザを担当した大武ユキ先生がこのコミカライズも担当しているという豪華さ。

ストーリーは全体の半分も描かれていない。
存在がカットされたキャラもいるので、ゲームの方をやって楽しんでね!的な感じ。

ダブルエッジはバウンティソードシリーズの2作目にあたる作品で、1作目はSFCで発売されている。
後にPSでリメイク版も。
発売時期やキャラ設定、SRPGというジャンルなどいろいろ近い部分があったので個人的にはFEDAと印象がかぶる。
ちなみにダブルエッジのストーリーは1作目の100年後という設定。なので1作目をやっていればより楽しめる仕組み。

単行本のみの要素では巻末に後書きが2ページ。
この漫画版で出番のなかったキャラのイラストも描かれているので、ファンなら是非に。
[ 2013/02/11 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(0)

修正ちう

最初の方に取り上げたエニックス漫画記事の修正作業中。
単行本のみのオマケ要素に触れていないことが多かったので、その辺を再チェックして加筆修正。
ついでに本文も見直して修正や加筆が必要と思った部分も手直し。
ロト紋や東京アンダーグラウンドなど、すでにいくつかは完了済みどす。

とりあえず夢幻街あたりまでの記事を修正してから新規更新を再開予定。
Tags : 戯言
[ 2013/02/07 ] 戯言 | TB(0) | CM(2)

サリシオン

サリシオン/久保聡美/全6巻


ガンガンファンタジーで連載されていた作品。



・内容
主人公はサリシオン=カレルという16歳の少年。
幼い頃に両親をバリザガという盗賊が率いる一味に殺されており、その仇を討つために旅をしています。

サリシオンは竜の血を引くドラゴール人。
ドラゴールはお姫様であるジネヴラ姫がザーザンドという大魔道士にさらわれてしまっており、
その救出のために姫の親友であった王宮騎士のカーラ=リシュカという女性が、
竜の血を濃く受け継いでいる戦士を探しています。

ドラゴール人の祖先は悪しき竜とされていて、その身体に流れる悪しき血に負けないように日々を過ごしています。
しかしザーザンドは竜の血を濃く受け継いでいたためにその血に負けてしまったというわけです。
ジネヴラ姫も同じように竜の血を濃く受け継いでいるため、ザーザンドに匹敵する強大な魔力の持ち主。

ある時に立ち寄った先でサリシオンはバリザガの手下と出会い、戦いを挑みます。
しかしバリザガはザーザンドの部下となっていて、皆恐ろしい力を与えられて化け物となっています。
サリシオンは未熟で弱いため、歯が立ちません。そこに助けに入ったのがカーラ。
これが2人の出会いとなります。

カーラはサリシオンが竜の血を濃く受け継いでいることを見抜き、ジネヴラ姫救出のために協力を頼んできます。
サリシオンはドラゴール人ですが、別の場所で生まれ育っていて一度もドラゴールへは行ったことがありません。
なのでドラゴール人が強く慕っているジネヴラ姫には何の感情も持っていませんが、
自らのためにその命を投げ出そうとしてくれたカーラには惹かれており、これを承諾するのでした。

サリシオンはバリザガと同時に、エクヴェドラという剣も探しています。
これは父親から受け継いだ剣でトマという人物に盗まれてしまいましたが、トマはカーラの知り合い。
トマと出会った後にいろいろありましたが、エクヴェドラは魔剣で凄まじい力を持っており、
サリシオンにはまだ扱いきれないことが分かったので、
結局使える日が来るまでエクヴェドラはトマに預けることにしたのでした。

何度かバリザガの手下を倒しながらドラゴールへ向かうサリシオンとカーラ。
やがてサリシオンの父親の親友だったリオ=ヤゲンという人物と出会い、
そこでカーラはサリシオンが産まれた時に背中に羽根が生えていたというのを聞きます。
竜の血を濃く受け継いでいる者は身体のどこかにそういった特徴があるとされているため、
これによってサリシオンがずっと探していた竜の戦士だということを確信したのでした。

ドラゴール城へとやってきたサリシオンとカーラ。
そこでカーラはサリシオンが竜の戦士だというのを発表し、ドラゴールは騒ぎに。
過剰な期待をかけられたサリシオンですが、そのあまりの弱さに段々と失望が広がっていくのでした。

元々ドラゴールに対する恩義は何もないサリシオンですが、「カーラのため」という一心だけで頑張ります。
そしてカーラが城を出ている間にバリザガが攻めてきて、サリシオンは立ち向かいますが全く相手になりません。
次々とドラゴールの兵士たちを倒していくバリザガを見て、サリシオンはみんなを助けたいと願います。
すると目の前にエクヴェドラが出現。サリシオンはそのエクヴェドラでバリザガに立ち向かうのでした。
そしてあと一歩まで追い詰めますが、逆にエクヴェドラを奪われてしまいピンチに。

そこへカーラが戻ってきてサリシオンを助け、バリザガと戦います。
しかしバリザガの強さは圧倒的であり、カーラはその身体に深々とエクヴェドラを突き立てられてしまうのでした。
それを見たサリシオンがカーラを助けたいと願うと、エクヴェドラは再びサリシオンの手に戻ってきます。
エクヴェドラでバリザガを倒す寸前まで行った時、ザーザンドが現れてカーラをさらっていってしまうのでした。

カーラを助けるためにザーザンドの本拠地へとやってきたサリシオン。
ザーザンドはサリシオンに執着しており、サリシオンがカーラを助けだして逃がしても気にしません。
やがてサリシオンはザーザンドによって悪しき竜の血を目覚めさせられてしまい、暴走。

ジネヴラ姫を救出したカーラはそのサリシオンを見て元に戻すべく近寄っていきますが、サリシオンにやられてしまいます。
自らの手でカーラを傷つけてしまったことから正気に戻るサリシオン。
これ以上自分のせいで人が死ぬのを見たくないと泣きじゃくるサリシオンに、
カーラは「あなたを残して死んだりしませんから」と言うのでした。

ザーザンドとの最終決戦に挑むサリシオン。
竜の血に目覚めたことで手に入れた圧倒的な力とエクヴェドラもあり、見事ザーザンドを倒します。
これで平和が訪れる…と思いきや、そこに一匹の巨大な竜が出現。
この竜の正体はバリザガ。エクヴェドラに秘められた悪しき竜の力を吸収し、自らが悪しき竜となったのでした。

サリシオンはカーラに「自分が死んだらエクヴェドラを頼む」と言い残して最後の戦いに向かおうとしますが、
カーラは「必ず戻ってきてください。待ってますから…」とサリシオンに言うのでした。



・感想
剣と魔法の王道ファンタジー。
久保聡美先生の作品は過去2作が昔の日本を題材にしたものだっただけに、真逆とも言える内容。

登場人物はかなり端折って書いた。もっとたくさんの人物が出てきてストーリーに深く関わってくる。
この辺は実際に読んで確認してみてもらいたいところ。細かい設定もいろいろあるし。
最後はバリザガとの決着まで描かれていないのが残念かな。
カーラと約束をしてバリザガの所へ向かうシーンで物語は終了している。

サリシオンは自覚していないけれど、明らかにカーラに対する恋愛感情を持っている。
中盤からはラストまでずっとカーラのためだけに行動しているような感じ。
カーラの方はサリシオンの自身に対する感情を理解している。そして同じようにサリシオンへと惹かれていく。
この2人の関係がこのサリシオンという作品の大きなポイント。

単行本のみの要素では、最終巻に後書きが1ページあります。
そこで書かれている内容を見ると、描きたいことはいっぱいあったけどあまり描けなかったようで。
結構中途半端な終わり方なので地味に打ち切りだったのかも…。
見方によってはあれでちゃんと完結してるというようにも取れるので微妙ですけどね。
[ 2013/02/03 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(0)

お山の竜神さま

お山の竜神さま/久保聡美/全1巻


ガンガンファンタジーで不定期に掲載されたシリーズ。



・内容
時代設定は昔の日本です。
具体的には言及されていませんが、江戸時代あたり?

内容は山に住む竜神一家のお話を描いた作品。
竜神一家は父親の竜之進、母親の由紀、息子の竜之介の3人です。

この単行本には3作品で合計4話が収録されており、1作品目は息子の竜之介がメインのお話。
竜である竜之介は里に行ってはいけないと言われていますが、
自分と同じぐらいの歳の子供を見つけると里に降りて行って一緒に遊ぼうとします。
しかし竜である竜之介はパワーが段違いのため、トラブルを起こしてしまって子供たちの母親に叱られます。

その後、山へ迷い込んだ子供たちが山に住む巨大ツチノコに襲われているところを竜之介が助けます。
そこで子供たちに自分の正体を明かし、竜之進の助けも借りて子供たちを無事里へと送り返すのでした。

2作品目は竜之進と由紀の出会いを描いたお話。
由紀は元々普通の人間であり、お嬢様でした。
ある時に父親とケンカして家出をしたところで竜之進に出会い、一緒に暮らすようになります。
竜之進は自分が竜だと言いますが、見た目は普通の子供なので由紀は信じていません。

ある時に竜之進の正体が本当に竜だというのを知った由紀は怖くなり、竜之進の元を離れ家へと帰ってしまいます。
しかし竜之進への思いからまた彼の元へと戻っていくのでした。

3作品目は密書を届ける指名を果たそうとしている達之助という忍のお話。前後編なのでこれで合計4話となります。
任務途中で水浴びをしている女性を発見し、覗いていたところを竜之介に見つかってしまう達之助。
女性とは由紀で、それを知った竜之進は激怒して達之助を襲うのでした。

気絶した達之助が目覚めると、そこは竜神一家の家。
しばらくご厄介になるうちに、達之助は由紀に対する恋愛感情が芽生えてきます。
由紀は100年近く生きていますが、見た目は若い女性そのもので美人なためです。

やがて達之助を追ってさつきという女忍者もやってきて、5人での生活が始まります。
さつきは達之助の由紀に対する感情を知り、小頭に任務途中で達之助が死んだことにするかどうか聞きます。
これは死んだということにすればずっとここで暮らしていけるからです。

達之助は由紀と2人で由紀の両親のお墓参りをします。
そこで由紀は昔話を始め、周囲の人物が老いていくのに自分だけがずっと若いままなのを見て、
自分が人間ではなくなってしまったのだと悟って悲しくなったと語り出します。
そしてやがて泣き出す由紀。

陰で見守っていた竜之進はそれを見て由紀に駆け寄り、自分と一緒になったことを後悔しているのかと聞きます。
それに対する由紀の答えは…泣きたくなるほど幸せというものでした。
竜之進と由紀の愛を目の前で見た達之助は未練がありつつも由紀のことは諦め、さつきと一緒に帰っていくのでした。



・感想
竜神さまシリーズと呼ばれるものを1冊にまとめた単行本。
表題にもなっている一番最初の作品「お山の竜神さまは久保聡美先生のデビュー作で、投稿作品でもあります。
この作品が受賞したことがきっかけでプロになったと。
このシリーズは不定期掲載だったので、デビュー作でありながら「てんにんご」よりも後に単行本が出たという。

単行本のみの要素では巻末に後書きが4ページ。
このシリーズに「てんにんご」と日本ものばかり描いてきたので、
次回作はバリバリの剣と魔法ものを描く予定というようなことが書かれています。
[ 2013/02/01 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(0)