ドッジファイター翔

ドッジファイター翔/石塚かつみ・西岡たかし/全4巻


ガンガン初期に連載されていた、ドッジボールを題材にした漫画。



主人公は大空翔という小学6年生で、鷹ノ台小学校に転校してくるところから物語は開始。

翔はドッジボール全国大会の常連である強豪チームの鷹ノ台ジャッカルズへ入るため、
Jと書かれているユニフォームを着たチームの入団テストを受けます。
しかし歯応えの無さを疑問に思っていると、実はそのチームはジャッカルズではなくジャガーズだったというのが判明。

そこにクラスメイトでジャッカルズの元ポイントゲッターである立石剛が登場し、勝負することになります。
「元」なのは、交通事故によって利き腕が再起不能になってしまい、チームを追い出されたためです。
それでも諦めない剛は残った右腕を鍛え上げ、
気功の力を利用する龍咆弾(ハウンドドラゴンショット)という必殺ショットを生み出したのでした。
その龍咆弾を翔はキャッチすることができず、敗北してしまいます。

同じくクラスメイトである春平が所属しているジャガーズの協力もあり、龍咆弾をキャッチするべく特訓をする翔。
剛も龍咆弾をよりパワーアップさせるべく気功の修行に励みます。
そして再戦。3本勝負で1本目は完成した龍咆弾の前に敗れ去りますが、2、3本目は見事キャッチをし勝利。
その様子を見ていたジャッカルズの監督は剛を二軍で復帰させることにし、翔は二軍の入団テストへと誘うのでした。

順調に入団テストをこなしていく翔ですが、
ジャッカルズの現エースであり、翔とは前の学校でコンビも組んでいた海道寺に邪魔をされて苦戦。
しかし剛の手助けもあり、なんとか無事合格。

ある日に一軍と二軍の対戦があり、
翔はビッグバンショット、ビッグバンマグナム、ビッグバントマホークという3種類の必殺ショットを駆使して奮闘。
一方の海道寺はファントムクラッシュという必殺ショットがあり、互いに1セットずつを取り合って第3セットへ。
ここで剛は新必殺ショットのプラズマスパークを使いますが、まだ未完成のため体力を使い果たしてしまいます。
翔も最後の力を振り絞って海道寺をアウトにしますが、そこまで。

一軍監督から不穏分子という認定を受けた翔はジャッカルズを追い出されてしまい、ジャガーズへ入団。
すっかり翔とは親友となった剛もジャッカルズに見切りを付け、同じくジャガーズへ。
アメリカ生まれで運動神経バツグンな工藤泉美という女の子も新しく入ります。
チーム名は管理ドッジのジャッカルズとは正反対にする意味で、フリーバーズへと改名。

1回戦の相手は覆面チームであるブルーコメッツ。
全員があがり症なため、覆面で顔を隠していないと試合ができないという異色のチーム。
セットカウント2-1で勝利すると、試合後に伊集院聖也という西日本No.1チームのテンプターズのリーダーに出会います。
テンプターズは1回戦で優勝の大本命だったジャッカルズを破っており、2回戦でフリーバーズと対戦することに。

聖也の解析により、翔の新必殺ショットであるスパイラルショットは1試合3発が限界という研究結果が。
そのために1セット目はわざと負け、2セット目もスパイラルショットを使わせて翔の腕を使い物にならなくさせます。
そしてここから反撃開始。聖也の時速90kmを超える必殺ショットエクスカリバーの前に2セット目をあっさり奪われます。
小学生とは思えないナイスバディを持つ泉美の胸の弾力を利用する方法でエクスカリバーを破ったフリーバーズは、
剛の気功によって回復して1発だけ使えるようになった翔のスパイラルショットと、
剛のプラズマスパークの合体技であるハリケーンスパークで見事聖也を粉砕。準決勝へと駒を進めます。

準決勝の対戦チームは全員が女の子というパイナップルプリンセス。
Zカップの巨乳を持つサリーデイブレイクが率いており、泉美のように胸の弾力によって絶大なディフェンス力を誇りますが、
新しく開発した翔と剛の新合体技であるプラネタリウムショットにて勝利。いよいよ決勝へ。

決勝戦の相手はトリプル・エックス。
妖術使いである的場大助が繰り出してくるイリュージョン・ボンバーやサイキック・ビジュアルの前に苦戦しますが、
最後は新技マジカル・スピンショットで的場を倒し、フリーバーズは見事優勝をします。

そしてエピローグ。
中学へ進学した翔ですが、中学にはドッジボール部がないため、新しく作ろうとします。
剛や春平に泉美、それに全国大会で戦ったライバルたちも同じ中学へと進学しており、翔に同調。
「力を合わせてドッジ界の新たな夜明けを作ろうぜ!」と宣言して終わります。



この作品、元々は前後編の読み切りという形でガンガンに掲載され、後に連載という形になったものです。
内容はまぁ友情・努力・勝利の王道ですね。
初期のガンガンはこの手の王道スポーツ漫画が結構ありました。どれも短命で、これが一番長く続いたかも。

4巻にその元となった読み切り版の「ドッジファイター翔」も掲載されているので、どう違うのか見比べてみると面白いかも。
読み切り版の絵は熱血硬派くにおくんっぽい。
主人公の名前は大空翔ではなく山崎翔で、必殺ショットはジャンプして空中から放つローリング・ボンバー。
春平も出てくるけど眼鏡キャラになっています。
ライバルキャラは本郷優作。スネークショットとドラゴンショットという2種類の必殺ショットの持ち主です。

ドッジボールという題材は当時コロコロでドッジ弾平というメジャーな作品があったため、
これはほとんど知られていないんじゃないかなぁ。ぶっちゃけ自分もドッジ弾平の方が好きだったし…。
でもこれも悪くはない。それなりに評価されてたからこそ連載に昇格したんだと思うし、比較的長く続いたんだとも思う。

風の騎士団に続いてライオンハートでもやっぱり画像の暗さが気になったので、今回は少し明るく調整。
少しずつベストな設定を探っていこう。
[ 2012/06/13 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(0)

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