ジークフリート

ジークフリート 森の貴公子/長田馨・棟居仁&ヒロオクダ/全1巻


ヘラクレスに続く神話英雄シリーズ第2弾。



ニーデルランドの国王ジーゲムントが何者かによって襲われるところから物語はスタート。
ジーゲムントは身篭っている妻に壊されてしまった神剣グラムとお腹の中の子供を託し、死んでいきます。
妻は城から脱出しますが、森の中で産気付いてしまいます。

それから歳月は流れ、ジークフリートと名付けられた子供はミーメという鍛冶屋に育てられて立派に成長。
母親はジークフリートを産んだ後に死んでしまい、森の中でミーメに拾われたというわけです。
ジークフリートはグラムを母のお墓として突き立てていましたが、ある時に魔物がそれを狙って現れます。
間一髪のところで謎のさすらい人に助けられるジークフリート。
そのさすらい人は、グラムに認められたものだけが剣を再生することができると言い残して去っていきます。

小屋に戻ったジークフリートは剣を再生することに成功。
するとミーメから、兄のファーフナーに奪われたニーベルンゲンの指輪を取り戻してほしいと頼まれます。
苦戦しながらも何とかファーフナーを倒して指輪を取り戻すジークフリート。
倒したファーフナーの血を浴びたことにより、鋼のように強力な肉体も手に入れたのでした。

さっそくミーメに指輪を渡すジークフリートですが、
実はミーメは魔物であり、ジークフリートを育ててきたのは指輪を取り戻させるためということが判明。
ミーメは用済みになったジークフリートを始末しようとしますが、最後は溶鉱炉に落ちて死亡します。

自分を殺そうとはしたものの、育ての親であるミーメを亡くしたことで途方に暮れるジークフリート。
そんな彼の前に再びジークフリートの前にさすらい人が現れ、火山島に行けと言います。
そこにはオーディンに仕える死の女神ワルキューレでありながら、主神の命に背いたことで追放され、
魔物たちに囚えられているブリュンヒルデという女神がいると。

火山島にやってきたジークフリートは魔物を倒し、ブリュンヒルデを無事救出しますが、
彼女から父親を殺したのはブリュンヒルデの父であるオーディンだという事実を告げられます。
さらにオーディンは父親の命は奪ったものの、魂までは奪っておらず、
ヴァルハラに招かれたジーゲムントは魔族と戦う神の戦士エインヘリャルになったと。
全てはやがてくる神々と魔族の最終戦争、ラグナロクに備えてのことだとも。
それを聞いたジークフリートは、ブリュンヒルデに自分もエインヘリャルになりたいと告げます。

ボザという魔族の巨人が街を襲っているのに気付いたジークフリートは、
ブリュンヒルデの馬を借りて駆け付け、ボザと戦います。
相手は強力で劣勢のところ、天からオーディンとワルキューレ、それに父のジーゲムントが登場。
後は任せるように言われますが、エインヘリャルになりたいジークフリートはそれを拒否。
オーディンにボザを倒したらエインヘリャルにしてくれるようお願いをし、果敢に挑んでいきます。
遅れて到着したブリュンヒルデも加勢し、ジークフリートは見事ボザを撃破。

ジークフリートはやがて訪れる死の時にはエインヘリャルになるという決意を胸に秘め、
それまでは地上で戦い続けることを誓うのでした。

そしてエピローグ。
魔族によって破壊し尽くされた国の再建につとめたジークフリートは、その国の王として迎えられます。
そんな彼の隣には、幸せそうに微笑むブリュンヒルデがいるのでした。



第2弾にして最後となる神話英雄シリーズ。
これも連載はガンガンファンタジーで、単行本はガンガンコミックスという形。

この作品だとジークフリートとブリュンヒルデが2人で幸せに過ごす綺麗な形で終わっているけど、
元のお話ではこの後にいろいろありますやね…。まぁこれはこれでいいんじゃないでしょうか。
ジークフリートは爽やか好青年、ブリュンヒルデは美人で清楚なお嬢様に描かれているので、
この絵柄だとそういうドロドロ劇は想像したくねーですわ。

長田馨先生の作品は実はもう1作あるんだけど、
今回は神話英雄シリーズとしてまとめたので次回には続きません。そっちはまたそのうち。
[ 2012/06/27 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(0)

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