地球外生命体イーバ

地球外生命体イーバ(EBE)/矢追純一・こやま拓・須釜重美/全2巻


・説明
初期のカオスだったガンガンを代表するトンデモ作品。



・内容
主人公は矢神譲司というTVディレクターで、
宇宙人にさらわれ鼻の穴から何かを埋め込まれるという衝撃の展開からスタート。
その後自宅のベッドで目覚めた矢神は、「なんだ、夢だったのか」と安心しますが…。

矢神はUFOなどの類は一切信じていませんが、この日以降次々とおかしな出来事に巻き込まれていくことに。
まずは吉本という人物からEBE(イーバ)を撮影した謎のビデオが送られてきます。
吉本はMJ-12(マジェスティックトゥエルブ)と呼ばれる秘密委員会のことを矢神に話し、
彼らの陰謀を阻止するためにこのビデオをテレビで流してほしいと頼んできます。
しかしビデオはいつの間にか無くなってしまいます。

やがて吉本は殺害され死体で発見されますが、生前に手紙を送っており、それが届きます。
手紙には「アメリカへ行ってコロラド州デンバーに住むリンダ・ハウ女史に会え」と書いてあり、
そうすることにより密約の全貌が明らかになるという内容でした。

アメリカへ飛んだ矢神はリンダから密約の内容を聞かされます。
イーバと遭遇したMJ-12は彼らと交渉を重ね、
イーバのテクノロジーを提供してもらう代わりに人体実験を認めろという要求を突き付けられます。
人間に危害を加えさせないため、結局は家畜を使ったキャトルミューティレーションで密約は成立しますが、
イーバは密約成立前に人間を使ったヒューマンミューティレーションを行なっていたという事実も判明します。

矢神はリンダから「もうファイナルカウントダウンに突入していて近い内に何かが起きる」と聞かされます。
その頃、日本では矢神の協力者である郷原宏が吉本の部屋で写真を発見。
地図と日付が明記されていて、その日付はヒューマンミューティレーションが起きた時のもの。
写真には1つだけ未来の日付が書かれているものがあり、その場所はなんと日本なのでした。

矢神はリンダの紹介でゲーブ・バルデスという人物に会うことになりますが、
途中でMIBという黒ずくめの男たちの組織に襲われます。
なんとか危機を脱しバルデスと合流をした矢神は、
アルチラータ・メサというMJ-12とイーバの秘密基地へと向かうのでした。

秘密基地では人間の科学者とイーバが共同で実験を行なっており、
人間に受胎されたイーバとのハーフや生体実験で獣のようになった人間など、恐ろしいものを目にします。
基地にて決定的な証拠を入手した矢神ですが、警備が厳しく絶体絶命の状況に。

イーバはグレーと呼ばれる勢力で、それに敵対する存在としてグリーンと呼ばれる勢力の宇宙人もいます。
グリーンは地球人を守ろうとしており、矢神は彼らの力を借りて無事脱出。
日本へと戻った矢神は全てが収められたビデオを世界中に発信し、MJ-12とグレーの陰謀を阻止するのでした。
こうして全てが終わったかと思いきや、
その頃SMJ21と呼ばれる団体が別のイーバと密約を提携をしていて…というところで終わります。



・感想と補足
今あらためて読んでみてもぶっ飛んだ内容ですなこれは。
漫画の内容は事実を基に書かれていると念押ししており、UFOや宇宙人の実写画像もいたるところで使用。
少年漫画誌でなんという内容のものを連載していたんだという他ないけど、
当時ってこの手のネタは結構流行ってたよなぁ…。テレビでスペシャル特番も定期的にやってたし。

ともかく、自分のあらすじだけではこの作品のトンデモぶりを伝えきることは不可能。
機会があれば是非とも入手して、その目で内容を確認してみてほしい。
実際は矢神の周囲にはもっとたくさんのキャラが出てくるし、重要な位置付けとなる少年もいるので。
しかしこんなのが毎月ガンガン本誌に掲載されていたんだから、今思うとすごい時代だったな、と。

ちなみに下巻には特別書き下ろしとして、37ページにもわたる小説も掲載されています。
監修:矢追純一、文章:須釜重美、挿絵:こやま拓。
それと単行本は「ガンガンコミックスWIDE」という特別な扱いをされていて、
通常のガンガンコミックスより大きいサイズであり、ページ数も上下巻ともに250ページ近くあります。
定価も690円と高め。
[ 2012/07/19 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(0)

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