ZONE

ZONE/樋口明雄・細馬信一/全1巻


90年代中盤に連載されていた、ガンガンでは珍しい本格的ホラー作品。



・内容
物語の舞台は信州にある霧生市。街のいたる所で断水など、次々と異変が発生します。

主人公は有村翔平という中学生。
弟の卓がクラスメイトと肝試しをしていたところ、学校の3階女子トイレで花子さんと遭遇。
クラスメイトの意地悪によって入口を塞がれていたため、逃げることができず、
最終的には窓から転落して死んでしまいます。

卓の死に疑問を持った翔平と卓のクラスメイト3人は、それぞれ独自に調査を開始。
その間も街では変死や行方不明者が続出し、やがて通りには人がほとんどいなくなってしまいます。

やがて、異変の元凶が現校長ということが判明します。
自殺した前校長の日記によると、クラーケンという未知の植物が霧生市の地下に存在しており、
校長はそのクラーケンに操られ一番の手先として暗躍。
霧生市に異変を起こし、虫を体内に寄生させて人々を次々と洗脳したり殺害したりしていたわけです。
他には数年前に発生した飛行機事故でただ一人生き残った森村真由香という女の子がおり、
彼女はクラーケンの目として行動をしています。

前校長は自分もクラーケンに操られそうになったため、そうなる前に自殺。
死ぬ前は教会で神父をやっており、幽霊として翔平や卓のクラスメイトたちの前に幾度か出現します。

最後はこの教会で翔平たちと現校長・クラーケンの対決。
翔平は操られている警官から奪った銃で現校長を撃ち殺し、
クラーケンは神父の力を借りて助けにきた翔平の父親の車の突撃によって炎上。

エピローグ。
有村一家は霧生市から脱出。一夜にして廃墟と化した街の様子は当然ニュースとなります。
翔平の父親には親友であるジャーナリストがおり、有村一家と入れ替わりの形で霧生市へとやってきます。
彼はそこでブランコに乗っている少女と遭遇。
彼女に「おじさんあそぼ」と誘われますが、その正体はあの森村真由香であり…というところで終了。



・感想
ベムリターンズや夢幻街、ナイトクライシスのような妖怪・吸血鬼退治系のホラー作品はあったけど、
怪談や虫などを使った純粋なホラーとして貴重な存在だった作品。
とはいえ後半は結構な超展開ぶりであり、ホラーよりSFチックな要素の方が強くなってしまったのが残念。

この作品の3話に「蜘蛛」という話があって、これは本誌連載中に読んだ時に半分トラウマとなった話。
沢村淳子というOLが主役の話で、自分以外の社員が全て蜘蛛に操られてしまい、
最後はこの社員たちの口から出てきた大量の蜘蛛に襲われて死亡。
全身が蜘蛛の群れで覆われ、目玉が体内から抉り出されて地面に落ちたりなど、
当時子供だった自分にはちょっと描写が強烈すぎた。

今はグロとかホラーには完全に耐性ができてるので何を見ても全く平気だけど、
それはそれで汚れた人間になってしまったということですやね。

「MD☆五エ門」からここまでノンストップで突っ走ってきたけど、既読分のストックが尽きてもうた。
明日からまたちょっと間隔が開くかもしれません。頑張って読むつもりではいるけど、なかなか時間が。
次とその次はともかく、次々々回に更新予定の作品が10巻超えなので、まとまった時間が欲すぃ。
[ 2012/07/22 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(0)

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