コミックファンタジーワールド

コミックファンタジーワールド/全1巻


ガンガン創刊前に新人発掘目的で実施された賞の入選作をまとめたもの。



・大賞「ハーメルンのバイオリン弾き」(作者:渡辺道明)
後にガンガンで連載されることとなった同名作品とほぼ同じ内容です。
魔物に襲われていた村にハーメルが現れ、バイオリンを演奏して魔物を改心させ、
村の長老から魔王退治を依頼されると。

シリアスだけではなく、お馴染みのギャグもこの時から健在。
かっこ良く登場したのに弱いのがバレて魔物からフルボッコにされ、
改心させた魔物に罵声を浴びせてバイオリンで殴りまくり、
怪我をした村娘のキャロットを治療した後に治療費を請求したりなど。

金にならんからと依頼を断ろうとしますが、お礼は弾むと言われ食いつきます。
村娘を総動員しての酒池肉林パーティーを開くなどやりたい放題のハーメル。
両親を魔王に殺されているキャロットはそんなハーメルを泣いて責めますが、
ハーメルは「その涙…使えるな…」と言い…。

その時、村に魔王ガーリックが直接攻め込んできます。
ガーリックはかつてハーメルと戦って負けており、今回は対策として耳栓をしています。
バイオリンを封じられたハーメルは絶体絶命の状況に追い込まれますが、
土壇場でワルキューレの騎行曲を演奏。
この演奏によってキャロットが超人化し、ガーリックを撃退するのでした。

村には平和が戻り、長老はお礼を差し出しますが、ハーメルはこれを拒否。
「かわりにこの女をもらっていくぞ」とキャロットを指名し、キャロットも照れながらこれに同意。
めでたしめでたし…と思いきや、都に着くとキャロットはハーメルによって売られそうになるのでした。



・優秀賞「Z MAN」(作者:西川秀明)
これも後にガンガンで連載されることとなった同名作品の原型。

キコという娘が道端でつるはしを持って倒れている男を発見。家へ連れ帰って介抱をします。
男は名前が無いことから「ナナシさん」と呼ばれていると言い、そのままキコの家にお世話になります。
ナナシは村で仕事をしたりで、キコと一緒に平和な日常を過ごすのでした。

バグマ軍と呼ばれる生きている人間から精気を吸い取って生きている悪魔のような連中がおり、
Z波が感知されたという理由からキコの村を襲ってきます。
ナナシは懸命に立ち向かって戦いますが、Z波はナナシから出ていることが分かり、
バグマ軍によってナナシはやられてしまうのでした。

死んだと思われたナナシは海へ捨てられますが、実は生きており、必死に陸へと辿り着きます。
そしてキコの笑顔を思い出し、絶対にバグマ軍を倒してやると心に決めるのでした。

再びバグマ軍の前に現れたナナシですが、今回も歯が立たずやられる一方に。
見かねたキコが助けに入ろうとしますが、逆にやられてしまいます。
これに逆上したナナシは秘められていた力を開放。
さらに自身が「究極機械生命体No.Z最終防衛兵器Zマン」だということも思い出します。

不思議な力でキコを蘇らせ、つるはしをZ剣に変形させてバグマ軍を次々と撃退していくZマン。
最後はキコと協力して敵のボスであるバグマを倒し、見事バグマ軍を壊滅させるのでした。

エピローグでは老人がこれを昔話として話し、男の子が聞いています。
台所では美しい女声が料理をする姿。
男の子はZマンがその後どうなったかを老人に質問します。
老人は「Zマンは普通の人間になり、綺麗な嫁さんと昔話が好きなやんちゃ坊主を手に入れた」と。
その時、男の子の父親が仕事から帰ってきます。それはかつてZマンと呼ばれたあの男であり…。



・優秀賞「真夜中の睡魔戦」(作者:田中ヒーロー)
中田英雄という高校生が主人公。
テストで5連続0点を取っており、次赤点だったら留年だと先生に宣告をされます。
秀雄には明美という彼女がいて、進級できたら「キスしてあ・げ・る」と言います。
これを聞いた秀雄はやる気全開。徹夜で勉強することを決めるのでした。

睡魔軍と呼ばれる連中がおり、そこでも落ちこぼれの女の子がいます。
睡魔軍では1日100人を眠らせないと良い大学へは入れないとされていて、
明日までに100人を眠らせないと留年だと女の子は宣告をされます。

獲物を探して人間界へとやってきた女の子。
絶好のターゲットとして英雄を発見し、眠らせようとします。
間一髪のところで耐えた英雄は、姿を隠すのを忘れていた女の子を発見。
女の子の姿は下半身がパンツ一枚という刺激的な格好のため、元々エッチな英雄は発情。
子作りを教えてくれと女の子に襲いかかるのでした。

身の危険を感じた女の子は催眠弾を投げた…はずでしたが、
咄嗟のことだったため、間違えて亜空間発生弾を投げてしまったのでした。

何でもありの亜空間へと飛ばされてしまった2人。
脱出するには英雄が眠るしかなく、女の子はあの手この手を使って眠らせにかかってきます。
しかし留年とキスがかかっている英雄は全力で抵抗をし、一進一退の攻防が続きます。

やがて女の子の頭が良いことに気付いた英雄は、交換条件を持ちかけます。
英雄のかわりに女の子がテストを受けてくれれば寝ると。
女の子はその条件を受け入れ、睡魔戦は終わりを迎えるのでした。

目覚めた英雄は全ては夢だったのではないかと不安になり、学校へ。
途中で出会った明美に話を聞くと、今日は普通に学校へ来ていたということで一安心。
そして返ってきたテストの点数は…0点。
女の子は日本語が読めなかったというオチで、英雄は留年が決定してしまうのでした。



・優秀賞「RYU-TAO(六道)」(作者:田中成治)
第二次世界大戦で日本を空襲しているアメリカ軍。
優位に戦争を進めますが、地上では謎のロボットが出現し、次々と米軍機を撃墜していくのでした。

時は流れて1990年代。
取材でカリフォルニアへとやってきた史は、当時を知る者から謎のロボットの写真を見せてもらいます。
そして帰国。

史には妙子という同居人の女の子がいます。
火事の取材をしていた時に知り合いましたが、妙子は身元不明で、記憶もなくしていました。
かつて孤児であった史は自らとその境遇を重ね、いつしか2人は一緒に住むことになったのでした。

ブリュッセル統合欧州宇宙機関という謎の研究をしている組織があり、
組織は50年かけて怪物を物質化させることができるシャーマンの家系を捜索。
そしてようやく見つけたシャーマンであるMrカムイの協力を得て研究を進めています。

ひょんなことから妙子の写真を見たMrカムイは発狂。「生きていたのか」と驚きます。
妙子はシャーマンの家系で最強の能力者であり、60年前の空襲で行方不明になったと。
生きていれば70歳になるはずですが、その姿は少女のまま。
「時を超えてきたのか!?」と組織では動揺が走りますが、
やがて妙子の能力が欲しいという方向へと向かいます。

孤児だった自分に目をかけてくれた先輩に頼まれ、妙子と一緒にスタジオへとやってくる史。
とある企業が準備していたキャンペーンのイメージにピッタリだから、極秘でオーディションをしたいと。
今までお世話になったので断りきれず、仕方なく引き受けたのでした。

入口で妙子だけが通され、史は待機させられることに。
不安になった史は断るんだった…と後悔をするのでした。
史の不安は的中してしまい、スタジオは火事になって妙子は死亡扱いとなります。

大切だった妙子を亡くしたことで自暴自棄となった史。
先輩を殴って発注者が誰だったかを問い詰めたり、広告代理店へと殴りこんでいったりと無茶苦茶。
手掛かりは何一つ得られませんが、それでも絶対に諦めないと誓います。

その時、史の頭の中に謎の声が。
声の主は独覚というものを数千年前から守っており、独覚とは妙子のことだと。
妙子を取り戻すために史の意志と血を生贄にして我に捧げよと言われ、これに同意するのでした。

独覚が眠るのはMrカムイが以前に住んでいた家。
しかし一足遅く、組織が先に来ていて発掘作業をしています。
強引に乗り込む史ですが、警備員の発砲をモロに受けることに。
倒れた場所が偶然にも独覚が眠っている場所であり、史を生贄にして独覚は蘇るのでした。

宇宙に妙子を連れていき、そこで研究を進める組織。
しかし妙子の能力は尋常ではなく、実験するつもりが逆に彼女によって取り込まれてしまいます。
全ての乗員にその人物が持つ一番恐ろしいことのイメージを見せ、人格を崩壊させていく妙子。

組織のボスは金色の獣と呼ばれる怪物で、実験が失敗と見るや妙子に戦いを挑みます。
そこに助けに来る独覚ですが、広がるマンダラというエネルギーに飲み込まれていきます。
あの空襲の時へとタイムスリップをした独覚は、妙子を発見。
本来の独覚である彼女の力が必要だと告げ、一緒に行くことになります。

亜空間を突き進む金色の獣と独覚。
やがてビッグバンが発生し、金色の獣は次の宇宙へと飛ばされて消えてなくなります。
妙子も次の宇宙へ向かうために消えようとし、史は最後に告白をします。
「僕も戻りたくはない。君と一緒に行けるなら今の生きている時など関係ない…」
「一緒にいければ次の宇宙でも君を見つける。例え素粒子に分解されても必ず!君を見つけてみせるさ!」
と。

ビッグバンが収まり、現代へと戻ってくる史。彼の腕の中には一人の少女がいるのでした。
少女は「呼んでくれて嬉しかった」と言い、幸せな笑顔を見せます。
史と妙子の「能力」は次の宇宙へ行ってしまったものの、自分たちが残った理由。
それは全ての欲望は過去に属すものであり、これから未来を生きていく史たちには関係がないと。

そして妙子は史にこう言うのでした。
「いつか次の宇宙サイクルに加わることがあったとしても、今の人生をゴールまでちゃんと走り終えてからだよね…」と。



・入選「真夏にシンゴ」(作者:金子明)
青林学園のエースピッチャーである、2年生の里見シンゴ。
1回戦から5時間に及ぶ熱戦で、28-25という壮絶な打撃戦で辛くも勝利します。
打たれたヒット27本(本塁打6本)、四死球8。

元々ピッチャーをやりたい選手がいなかったため、くじ引きで押し付けられることになった役目。
「ラグビーのスコアじゃねーんだぞ」と部室で一人愚痴っていると、山下正吉という幽霊が出現。
正吉は40年前に青林学園に通っており、関東一の剛球投手として名の通っていた選手。
全国大会で優勝し、職業野球に入って国民的英雄になるのが夢でしたが、戦争によって叶わぬ夢に。
そんな悔いを残しているため、お墓から出てきたのでした。

正吉はシンゴに頼み込みます。シンゴの体に乗り移り、もう一度野球がやりたいと。
最初は拒否しますが、正吉と組めば国民的英雄になれると言われて結局最終的には受け入れることに。

2回戦の相手は名門の東上高校でしたが、正吉の剛速球を武器になんと完全試合を達成。
しかし試合後、試合を観に来ていたオカルト部の桃内咲子がお祓いを始めます。
お祓いによって苦しみ始める正吉。
咲子はシンゴに悪い霊が取り憑いているといい、このままでは不幸になると断言をします。

その後も勝ち進んでいく青林ですが、咲子はずっと邪魔をし続けます。
試合中もお祓いをしているため、正吉が投げるタイミングでやられた時は本来のシンゴの投球となり、
その時は簡単にHRを打たれてしまいます。

それでもなんだかんだで決勝まで勝ち進む青林。甲子園まであと1勝です。
決勝でも咲子に邪魔をされないよう、オカルト部へ直接ナシをつけに行くシンゴ。
咲子は幽霊の力を借りて甲子園に出ても意味がない、他の球児たちに失礼だと説教。
一方的な物言いにキレたシンゴは咲子を引っ叩いてしまいます。
すると咲子は、「今まで応援してた私はどうなるのよ!」と泣きながら言うのでした。

咲子の涙と言葉で目を覚ましたシンゴは、正吉に決勝は自分の力で投げたいと告げようとしますが、
全てが分かっている正吉はシンゴが言い終える前に了承。
めった打ちされるだろうけど頑張れと励ましてくれます。

そしていよいよ決勝の城北戦。
5回までに0-21と打ち込まれるシンゴ。スタンドでは咲子と正吉が一緒に応援をしています。
その後、なんとか9回2アウトまでこぎつけるシンゴ。
得点は0-48で、迎えるバッターはここまで7打席連続HRの4番牛塚。
一球入魂で魂を込めて投げるシンゴは最後の最後で見事牛塚を三振に切って取るのでした。

投球数388球、被安打44本(被本塁打12本)、与四死球17、奪三振1。
里見シンゴ最高のピッチングでありました。
そしてまた来年、「真夏にシンゴ」。



・入選「星から来た男」(作者:遠山素樹)
アメリカが打ち上げたスペースシャトルが消息不明に。
シャトルが撮影した最後の映像として、ヒト形のロボットが映し出されます。
ニュースにてそれを見た主人公グリオの父親は、ヒレッツ星人だと言い出します。
ヒレッツ星人とは全宇宙で最強、そして最も凶悪な種族ということです。
グリオは当然このトンデモを信じるわけもなく、父親を変人扱いするのでした。

信じないグリオの前でカツラを取る父親。尖った頭をしており、明らかに普通の人間とは違います。
父親もヒレッツ星人であり、かつて地球侵略の先発隊として地球へとやってきたところ、
着陸地点の目の前にファーストフード店が。
店に入って脅しをかけますが、当時その店で働いていた母親に優しく対応してもらったことに感動。
いつしか2人は愛し合うようになったのでした。

父親はゲヴェシという名で、母親と結婚して地球人として生きていくことに決めたため、
ヒレッツ星には「地球人は強すぎて征服は不可能」と嘘の連絡で侵略計画をストップさせたのでした。
そして、グリオが誕生したと。

父親はグリオを地下室へと連れていきます。そこにはヒト形のロボットであるグリョペッペが。
グリオの名前はここから取っています。
同じ頃、地上ではシャトルの映像で撮影された謎のヒト型ロボットが出現。
街を破壊していきます。

父親はパイロットスーツを着てヒレッツ星人と戦おうとしますが、
地球の生活に慣れて太ったせいで着ることができません。
そしてグリオにかわりに戦うよう命令。グリオは嫌がりますが、無理やりグリョペッペに載せられます。

グリオより一足早く謎のロボットの前へと到着する父親。
謎のロボットのパイロットであるダビョプヘと父親のゲヴェシは知り合いであり、
ダビョプヘヘは一緒に帰るように言いますが、地球人として生きていくことを決めた父親は拒否。
逆上したダビョプヘに攻撃をされますが、タイミング良く到着したグリオがこれを阻止。

必殺技の名前を考えながら戦うグリオは、適当ながらも見事ダビョプヘを撃退。
ダビョプヘは「地球は恐ろしい星だ」と母星へ連絡を入れて侵略を諦めるのでした。



・入選「ぼくのお父さん」(作者:露崎和子)
母親に先立たれ、父親と2人暮らしをしている少年のハル。
父親はハルを溺愛していてとても優しいのですが、母親と正反対で家事が全然できません。
やる気はあるものの失敗続きなので、仕方なく家事はハルが手伝うことに。

父親は森から切ってきた木から家具を作って売っている職人で、
将来は町で家具家を開くのが目標です。
ハルも父親のこの夢を叶えるため、子供ながら働いて頑張っています。
ですが父親は、ハルには子供らしい生活をしてもらいたいと思っているのでした。

ある日ハルが家に帰ると、そこには若い女性が。
女性の名前はミントといい、週に2日間のお手伝いとして父親が雇ったとのこと。
なのでミントが来ている日は家のことは忘れ、自由に遊ぶようにと言われます。
イマイチ納得できないハルですが、最終的には受け入れることに。

ミントはジャム作りが得意で、ハルはミントが来ている時はジャム作りを教えてもらう日々。
子供らしい生活を望んでいた父親の思惑とは違ってしまいます。

そしてミントが手伝いに来ていたある日のこと。
家に帰ったハルですが、ミントはいません。父親に聞くと、ジャムの材料を摘みに森へ行ったとのこと。
仕方なく外へ出て町をうろついていたハルは、近所のおばさんに声をかけられます。
お手伝いに来ているミントの印象を聞かれ、素直に気に入っていると答えるハル。
おばさんは「それなら父親とミントさんが再婚しても大丈夫だね」と安心をするのでした。

ハルはこれを聞いて「そういうことだったのか」とショックを受けます。
家に帰って文句を言おうとしますが、中からは父親とミントが仲良く談笑をしている姿が。
ハルはそれを見て意気消沈。結局何も言うことができず、ベッドへと入るのでした。

やはり再婚に納得ができないハルは、手紙を残して家出をします。
朝になってこれを見た父親はビックリ仰天。急いでハルを探しに向かいます。
ハルが一人で寂しくなってきたところで追いつく父親。父親はハルを優しく抱きしめます。
家出の理由として「新しいお母さんができるのは嫌だ」と告げると、父親はビックリ。
父親とミントの間には一切そういう話はなく、おばさんが勝手に勘違いをしていただけなのでした。

今回の出来事で親子仲はより一層深まり、父親には自分がいないとダメだと再認識したハルなのでした。



・感想
全部で7作品だけど…長い、長すぎる。もう少し簡潔にまとめていくべきだったか。
ここからも1作品ずつ感想を書くので長い。

この本は最初に書いたように、
ガンガンが創刊されるより前に実施されたコミック大賞で入選した作品をまとめたもの。
「ファンタジーコミック大賞」と銘打っているように、題材はファンタジー。
ファンタジーの解釈は人それぞれなので、中世のものから現代が舞台のものまで様々。

選考委員は非常に豪華なメンツで、
武論尊、松本零士、永井豪、堀井雄二、いのまたむつみ、石ノ森章太郎の6人。
コメントも基本的に全員シビア。大賞や優秀賞の作品でも結構ボロクソだったり。
選考委員長はDQのプロデューサーとしてお馴染みの千田幸信。

すでに少年漫画誌を創刊することは決まっており、新人発掘として開かれたこの賞。
実際に大賞を取った渡辺道明先生はガンガン創刊号から「ハーメルンのバイオリン弾き」を連載し、
優秀賞を取った西川秀明先生も「Z MAN」を創刊2号目から連載をした。

この2作はどちらもこの賞で受賞した作品を連載化したわけだけど、
そのガンガン版ハーメルンの原型であるこの読み切り版ハーメルンはこの本でしか読めないはず。
自分の知る限りでは他の本には全く収録されていない。
全37巻あったハーメルンの単行本には収録されなかったし、パーフェクトガイドブックにも載っていない。
ただハーメルンの関連書籍を全て持っているわけではないので、
もしかしたらどこかにひょっこり載ってる可能性もゼロではない。

ちなみに内容の方でも書いたように、読み切り版の内容は連載版の2、3話とほぼ同じ。
地名やキャラの名前が異なるだけで、内容は9割型合致している。
名前はどう変わったかというと、例えばキャロット→フルート、ガーリック→チューバという感じ。
キャロットのデザインはフルートと全く一緒です。髪型から服装まで完全に一致。
読み切り版では野菜で統一していたのを、連載版では楽器で統一することにしたための変化でしょうな。

「Z MAN」の方は、西川秀明短編集「ZENO」に収録されているのを確認済み。
渡辺道明短編集が出てたらハーメルンも同じように収録されてたのかな?
ちなみに感想としては…ごちゃごちゃしていてかなり見づらいのが難。あとキコはパンチラしすぎw

「真夜中の睡魔戦」は全編ギャグの作品なんだけど、
このギャグが自分の感性と全く合わなくて全然面白くなかった。

「RYU-TAO(六道)」。とにかく内容が意味不明で理解不能。
展開も唐突だし、マンダラってなんぞや?読み手のことを考えていない独りよがりな作品。
それでいてSF系なのも個人的にはキツい。でも絵にはかなり迫力がある。

「真夏にシンゴ」。これは好き。面白かった。
インチキせずに自分で努力して頑張れというメッセージも込められている。
絵は決して上手いとは言えないんだけれど、シンプルで見やすい感じ。
ヒロインの桃内咲子もポニーテールで結構可愛い。

「星から来た男」。これもSF系。
ただTAOのようなシリアス系ではなく、ギャグ系。
これも睡魔戦と同じでギャグのノリが自分には合わず、面白くなかった。

最後に「ぼくのお父さん」。ほのぼの系で絵も上手いので非常に読みやすい。
内容も親子愛がしっかりと描かれていて悪くない。

ちなみに巻末に「審査結果発表」として佳作と奨励賞を受賞した作者の名前も載ってるんだけど、
結構見覚えのある名前がちらほらとあって面白い。


はたして何人知ってる作者がいるかな?

ちなみに自分が目についたのは、
・中瀬ひろき(ゲームプレイヤーコミックスでイースの漫画を描いてた)
・松本英孝(DQ4コマを始めとしたゲームアンソロでお馴染み)
・柴田亜美(言わずもがな)
・くりもとかずひろ(ひらがななのがアレだけど、まずDQ4コマのあの人と同一人物でしょう)
・島田ひろかず(FE暗黒竜など、ゲーム漫画を昔よく描いていた)
こんなところ。どんな作品だったのか読んでみたいなぁ。

あと入選した作者だと、田中成治先生はウルティマの漫画を描いていた。1と4の2冊だったかな?
露崎和子先生もたしかガンガンで読み切りを載せてたのを読んだ記憶がある。
他の作者は完全に不明。おそらくデビューできなかったのでは…。
[ 2012/08/19 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(2)

>松本夏彦
近い名前だなぁとは思っていましたが、松沢夏樹先生とは気付きませんでした。

>暴竜力
ぼうりゅうりき時代の作品はこの記事の後に実家に残っていた創刊付近のガンガンで確認しました。
というかガンガンで載せてたのもアライ先生でしたね。読んでいたのに記憶がない作品が結構あるので、これもその1つでした。

>高室弓生
見覚えのある名前とは思っていましたが、ゲームプレイヤーコミックスとは…。
普通に全巻所持しているのに自分の記憶力は相当ヤバいですね…。

>つくしの真琴、山口芳宣
この2人に関しては正直言いまして、全く分かりません。自分が全く関わってきていないジャンルで活動されている方なのかもしれませんね。
ナーガスの増田晴彦先生やサララ善戦北上中のまつむらやすし先生、この本でも出ているZMANの西川秀明先生なんかも
つくしの真琴先生と同じくエロ漫画出身のようですが、後に調べて分かっただけで作品自体を知っているわけではないですし。


ちなみにこの記事の後に自分でその後思い出したり発見したりできたのは、暴竜力先生を含め3人います。

西谷英樹先生はPCコミックワールドで「盟約の定義」の漫画を連載していました。
これに関しては忘れていたわけではなく単純に名前を見落としていただけなので、本来なら記事内で記載していましたね。

もう1人は、みやまきお先生です。この名前だけでは分かりませんが、おそらく上田信舟先生の別PNだと思われます。
短編集の「降誕祭の夜」に「DRAGON LOAD」という作品が掲載されているのですが、
ファンタジーコミック大賞に応募した作品だという説明があります。タイトルが一致しているので、自分はそう推測しました。
この件に関しては「降誕祭の夜」の記事内で触れております。
http://farewall.blog123.fc2.com/blog-entry-1218.html
[ 2016/08/11 15:28 ] [ 編集 ]

結構以前の記事ですが気になったのでコメントさせていただきますw

松本夏彦は『パッパラ隊』の松沢夏樹先生ですね。
暴竜力は「ぼおりゅう(ハート)りき」に改名、ガンガンにも何度か読み切りを掲載した後意外に息の長い漫画家さんになりました。
高室弓生もゲームプレイヤーコミックス組。つくしの真琴は既にそこそこ有名なエロ漫画家だったはず。
絵がないので確証は持てませんが、山口芳宣はたぶん「山口よしのぶ」でこちらも長いこと活躍なさっている漫画家さん。
[ 2016/08/10 20:51 ] [ 編集 ]

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