ヒーリング・プラネット

Healing Planet/桜野みねね/全1巻


短編集に収録されていた「マザードール」が元になっている作品。



・内容
主人公は千寿院さとりという少女。底抜けに明るく、人の話を全然聞いていない脳天気な性格。
ある日突然「異次元カウンセラー」というものに認定され、その仕事をこなしていくことになります。
ちなみに異次元カウンセラーというのは、次元を越えてやってきた心の病んでしまった患者を癒す職業です。

次元を越えてやってきた人は思念体という存在になるため、何か物に憑依することになります。
さとりを異次元カウンセラーとして認定した男性はさとりのPCに憑依し、指示を与えます。
この男性の部下である「ぷにぷに」は、さとりお気に入りのエビのキーホルダーに憑依。
さとりの助手として一緒に行動することになります。

最初の患者はアンジェリカという女性。
とてもおとなしい性格で、外に出るのにも大変な思いをしています。
妹のミモザは対称的にとても明るい性格で、いつも比較されて嫌な思いもしてきています。
しかしさとりの明るさに触れるうちに癒されていき、積極的になる勇気を持つのでした。

次なる患者は伊吹邪甲という青年。
破壊兵器として造られた人造人間で、これまでは造った母親の命令に素直に従っていましたが、
ある日突然暴れだして言うことを聞かなくなったと。

息子を兵器扱いする母親にさとりは「うるさい」と言い、いなくなってしまった伊吹邪甲を探しに行きます。
そして伊吹邪甲の思念体を発見し、会話をするさとり。
一人残された母親はさとりが息子を奪っていくと思い、さとりを消そうとします。
伊吹邪甲は「この人間は関係ない」と言い、帰ってこれまで通り自分の仕事をすることを決め、
自らの意思で母親と一緒に帰っていくのでした。

3人目の患者はスノーフレークという少年。
ポピーという友達の女の子とケンカをしてしまって落ち込んでいます。
解決策として手紙を書こうということになり、一緒に手紙を書くことに。

さとりは伊吹邪甲のことがずっと気になっており、
また逢いたいという思いを込めて伊吹邪甲への手紙を書くのでした。



・感想
最初にも書いた通り、
短編集「ショーウインドウのエミリー」に掲載されている「マザードール」が元になっている作品。
主人公の名前や異次元カウンセラーという設定もそのまま。
異次元カウンセラーになった経緯や、伊吹邪甲の話がより深く掘り下げられた感じに。

カバー下には裏話が掲載。
表は「マザードール」の裏話。人生で5番目に描いた漫画なんだとか。4番目は「ちゃ・チャ・茶」。
1~3番目に描いた漫画の内容についても描かれているので、
桜野みねね先生ファンでこの単行本も持ってるという人は要チェック。

裏はこの「Healing Planet」の裏話。
初めてのCG作品で大変だったというようなことが描かれています。
普通に紙に描くより大幅に時間がかかってしまったらしい。
あとこれは第1部なので、そのうち続きも描きたいとか。
[ 2012/09/10 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(0)

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