セブンス・サガ

セブンス・サガ/結賀さとる/全2巻

ガンガンファンタジーで連載されていた作品。
タイトルからは分かりにくいが、SFCソフト「エルナード」のコミカライズ。



・内容
主人公はカムルという少年。両親はおらず、シーダという光の神の子によって育てられてきました。
カムルにとってシーダは父親ともいうべき存在です。
シーダにはバルス、エスナ、レジース、ウィルミー、オルバン、ラックスとう6人の使徒もいます。

カムルはシーダの元で使徒たちと一緒に修行をしてきましたが、
あることがきっかけでレミール(シーダたちの住む神殿)を飛び出し、一人で生きていくことに。
その際に剣とフリーバーというバイクをレミールから持ち去ります。
以降は護衛を生業として生活。

そんな日々が5年続いた後、カムルはエスナから呼び出されます。
シーダは体調が優れず、6人の使徒に7つ存在する聖なるアーク探しを命令。
エスナにはカムルも連れて行くように言ったため、こうしてカムルを呼び出したわけです。

エスナというのはエルフの少女で、いわゆるツンデレ。
本当はカムルのことが好きなのに、会うと喧嘩ばかりしています。

100年前に魔物を復活させようとしていたガリウスという悪魔がおり、
シーダはアークの力を使ってガリウスを倒して封印。
しかしいつしかその封印は解かれ、ガリウスはバルスとなって復活したのでした。

バルスは暗黒神ゴーシアを蘇らせようとしており、
シーダはその肉体をゴーシアによって完全に乗っ取られてしまいます。
シーダの肉体を借りずに完全復活するには7つのアークの力が必要で、
使徒たちが集めて持ってくるのを待っているというわけです。

カムルとエスナが2人でラブレスカと呼ばれる街へ行くと、
そこでブランツという男に護衛を頼まれます。
エスナとのダブル護衛を引き受けることを決め、ブランツの行きたがっている迷宮洞という場所へ。

迷宮洞でカムルはエスナ、ブランツとはぐれてしまいますが、そこでとあるシステムを発見します。
システムが動き出し、若き日のシーダが映っている立体映像が再生されます。
それはシーダはアークを封印したものの、自分が死んだら封印が解かれると言う内容。
再生が終わるとカムルに2つのアークの力が宿るのでした。

エスナ、ブランツと合流したカムルは3人でもう一度立体映像を観ます。
アークの封印が解かれているということはシーダが死んだということになるため、
本当かどうかを確かめるためにカムルとエスナはレミールへ戻ろうということになります。

ブランツを無事に送り届けてレミールへ戻る途中、
他の使徒であるウィルミー、オルバン、バルスと出会います。バルス以外はアーク持ち。
使徒の一人であるレジースが魔物を操って街を襲っているという情報を得た5人は、レジースの元へ。
カムルはレジースと1対1で勝負をし、見事勝利。
殺すつもりはありませんでしたが、バルスはレジースを殺しアークの力を入手するのでした。

その後、レミールへ戻ってきた5人。
バルスにシーダは体調が優れないので今日は会えないと言われ、それぞれ自由行動。
カムルとエスナが会話をしていると、最後の使徒であるラックスが出現。
ラックスはカムルにシーダの気は全く感じられないといい、
さもシーダが生きているかのように振舞っているバルスが全てを仕組んでいるのではないかと忠告をします。

その頃バルスは魔物たちを復活させており、レミールの神殿には魔物が大量発生。
直接シーダに会って確かめようとするカムルは、魔物を倒しながらシーダの元へと急ぎます。
しかし、途中でバルスが襲ってきて直接対決。
バルスは人間の姿から本来の姿である悪魔となり戦いますが、
アークの力を得たカムルの前には劣勢で、暗黒神ゴーシアが宿っているシーダの元へと逃走。

カムルがシーダの所へ駆け付けた時にはすでに遅く、シーダはバルスを殺しアークの力を入手しています。
シーダは以前と同じようにカムルに優しく接しますが、
本当のシーダはすでに死んでいると分かっているカムルは、躊躇しつつもシーダを剣で突き刺して殺害。
ゴーシアの本当の狙いはこれであり、シーダの肉体が死んだことで復活を果たします。

アークは全部で7つあるはずですが、現在集まっているのは6つ。
では最後の1つはというと…それはカムル自身。
アークというのは自らが必要とされる時にその姿を変えると言われており、
人間にその姿を変えていたわけです。

自身が光の神アークであることを知り、その圧倒的な力を使ってゴーシアへ挑むカムル。
一度は負けそうになりますが、なぜ自分が非力な生き物である人間に姿を変えたのかを考えます。
それは、人として生きることで様々な人たちとの出会いを経験するため。
そんな大切な人たちが生きる世界を護るのが自分の使命だと悟り、覚醒してゴーシアを倒すのでした。

光と闇は表裏一体。
闇の存在であるゴーシアを倒せば光の存在であるカムルも消えるはずでしたが、
実際に消えたのはアークとしての力だけで、カムルという存在は残ります。
そして自身を待っていてくれる大切な存在である、エスナの元へと帰っていくのでした。



・感想
最初に書いたように、SFCのRPGであるエルナードのコミカライズ作品。
エルナードはエニックスから出ているのに知名度が低く、扱いも悪い。
一応ミスティックアークとの関連性もあるのに…。
そういえばパッケージデザインはナーガスでお馴染みな増田晴彦先生が担当していたなぁ。

ちょっと絵が安定していない部分もあるけど、画力はあるし話の流れも悪くない。
コミカライズではない純粋な1つの作品として見ても、なかなかではないかと。

ちなみに1巻、2巻ともに巻末にオマケ4コマあり。
[ 2012/09/15 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(0)

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