ラッキー・ラクーン

ラッキー・ラクーン/衣谷遊/全2巻

ガンガンファンタジーで連載されていた作品。



・内容
主人公はラッキー・ラクーンという18歳の少女。
東方の国シーナで生まれ、捨て子だったのをチョウ=カロウという仙人に拾われて育てられた過去があります。
チョウの元で神仙術を学び、やがて18歳になると人間修行をしてくるように言われ旅に出ます。

旅の途中、ラッキーは西方の国で地獄界が反乱を起こして人間界に攻め込もうとしているのを知ります。
地獄界は閻羅王にかわって新たな指導者を迎え、その方の意志によるものだと。
ラッキーはシーナへ戻ってチョウを含む五仙衆に相談をすると、ホウライサンを捜せと言われます。
ホウライサンの頂上には最高神「元始天尊」がいるダイラ天への道があるとされており、
元始天尊に会って教えを請えと。

地獄界には東西南北の門があり、それぞれ神が守っています。
ホウライサンへの入り口はこの神たちを倒さねば開かないため、苦戦しながらも次々に撃破。
そして3人目の神を倒したところで、ついにホウライサンへの道が開放されるのでした。

ホウライサンへやってきたラッキーですが、その目の前に現れる現在の閻羅大王。
圧倒的な力の前に歯が立ちませんが、そこに東西南北の門を守る地獄界の最後の神が登場。
閻羅大王と戦いますが、勝つことはできず残虐な殺され方をされてしまいます。
それを見たラッキーはブチ切れ、秘められた能力を開放。
閻羅大王に取り込まれていた女神セイオウボを分離させて助けることに成功します。

セイオウボによると、閻羅大王は元始天尊を憎んでいるとのこと。
自分に与えられた地獄の王という地位に納得がいかず、逆恨みで反乱を起こしたと。
魔王と化した閻羅大王はその力をより強大なものとするため、セイオウボを吸収したのでした。

しかし、セイオウボは吸収される直前に人間界へ希望を残します。
一人の少女に閻羅大王を倒せる戦士となる覚醒プログラムを組み込んだのでした。
ただ自力でかなりのレベルまでは強くならないと覚醒はしないため、その才能に賭けたのでした。
そしてその期待通りに成長した少女こそがラッキーだったのです。

セイオウボはラッキーに協力して一緒に閻羅大王を倒そうと言いますが、ラッキーはそれを断ります。
「私一人だけの力で戦わせてください」と。
この意味はただ一人だけで戦うというだけでなく、セイオウボからもらった覚醒プログラムも使わず、
普通の人間の力で戦うというもの。
全ての気を拳に集中して溜め込んだラッキーはチャンスを待ち続け、見事に一撃で閻羅大王を倒すのでした。

エピローグ。
捨て子で親のいないラッキーにとって、セイオウボは母親ともいえる存在。
ラッキーはセイオウボに抱きついて母のぬくもりを感じるのでした。



・感想
最初は読み切りで後に連載化。といっても不定期連載であり、3、4ヶ月に1度掲載されるような形。
中世に中華の要素を組み込んだ世界観で、完全なファンタジー物。
特に目新しい部分はないものの、絵は上手く世界観にもマッチしていて悪くない。

単行本のみの収録だと、
2巻の巻末には読み切り版(単行本では第1話)に登場したキャラの初期設定資料が載っています。

衣谷遊先生というと、個人的にマル勝で連載していたファイナルファンタジーIIIの漫画が真っ先に思い浮かぶ。
以前に一度取り上げたことがあるけれど、大好きな作品だったなぁ。
で、入れ替わるような形でMADARA赤が始まったんだったかな。
たしかFF3の最終回とMADARA赤の第1回は同時に掲載されたような記憶がある。

[ 2012/10/09 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(0)

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