ラッキーゴッド ビリケン

ラッキーゴッド ビリケン/睦月三日生・岩村俊哉/全3巻


ガンガンで連載されていた作品。



・内容
主人公は幸運の神様であるビリケン。実際に大阪の通天閣にあるあのビリケンさんです。

工藤サキという少女がフリーマーケットで怪しげな店へ入り、そこでビリケンの人形を見つけます。
店にいた怪しい男が「ビリケン人形の足の裏をなでて願い事をすれば叶う」と言い、
サキはビリケン人形にお友達になってほしいとお願いします。
そしてビリケン人形も購入しようとしますが、突然割り込んできた男に先に買われてしまうのでした。

男はビリケンを使って金儲けをしようと企んでいます。
今まで人形だったビリケンは動き出し、男に神様を使って金儲けをするなら罰が当たると忠告。
男が反省すると、男を許して目の前から消え去るのでした。

兄の拓矢と一緒にフリーマーケットから家へ帰ってきたサキ。
お気に入りだったビリケン人形が買われてしまったことで落ち込んでおり、拓矢が励まそうと部屋を訪れます。
するとサキは拓矢の後ろに何かがいることに気付きます。それはあのビリケン人形。
人形ではなく普通に動いており、願い事通りにサキの友達になりにきたということです。
こうしてビリケンは工藤家で一緒に暮らすことになるのでした。

その後はサキと拓矢に縁のある人物の願いを毎回叶えていくお話となります。
ですが願い事を悪用したものには罰を与える厳しい面も。

ある時、ビリケンは願い事をうまく叶えられなくなります。
これは運気の流れが乱れているためで、その原因は「ヨドミ」。
ヨドミは人々の運気の流れを乱し、運気を停滞させます。そしてその停滞部分からエネルギーを得て覚醒すると。
噂も具現化させてしまうため、悪い噂が発生した場合はパニック状態になってしまいます。

そして七魔神と呼ばれる存在が東京の都庁の上に出現。
七魔神は黒い箱船に乗っていて、その目的はヨドミの復活。
実は60年前にビリケンと七魔神は戦っており、その時はビリケンが敗北しています。
これによって第二次世界大戦が発生してしまったというわけです。

同じ出来事を繰り返すわけにはいかないと、ビリケンは自らを7体に分けて七魔神に立ち向かいます。
そして6体のビリケンで光の結界を作ってそこに七魔神を閉じ込め、
残ったビリケンが勇気玉(ブレイブボール)を結界内に発射して見事全ての七魔神を倒すのでした。

しかし七魔神は死ぬと膨大な負のエネルギー発生させるため、このままではヨドミが復活してしまいます。
それを防ぐため、1体に戻ったビリケンは負のエネルギーを全て自分の中に取り込んで浄化しようとします。
負のエネルギーは膨大なため、全部を取り込んだビリケンは破裂。
世界中に勇気と優しさの光を撒き散らすのでした。

エピローグ。
あれから1ヶ月が経過。
拓矢はまだ吹っ切れておらず、家にいてもビリケンの姿を探してしまいます。
サキや両親はビリケンのことを口にしなくなりましたが、拓矢には全てが分かっています。
それは忘れてしまったからではなく、ビリケンがいつか必ず戻ってくると信じているからだということを…。



・感想
原作付きとなっている本作。
ギャグ要素は程々で、人間の善悪などいろいろと考えさせられる内容になっている。
個人的にはわりと好きだけど、一般受けはしにくいかもしれない。

読んでいると時代を感じるなぁと思うネタもいくつか。
サキが友達の女の子とヒーローごっこ?で遊んでいる回があるんだけど、
そのキャラの名前が「プリンセスアムラー」と「コギャルサタン」。
97年ぐらいだと安室奈美恵もコギャルもブームだったもんなぁ。

あと笑っていいとものパロディ回もあって、登場するお笑い芸人はナインティナインとウド鈴木をモデルにしている。
矢部は一番の悪者に描かれている。相方のネタが書かれたノートを盗んで自分のものとしてテレビの前で披露とか。
[ 2012/12/06 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(0)

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