刻の大地

刻の大地/夜麻みゆき/全10巻



ガンガンとガンガンファンタジーで連載されていた作品。



・内容
物語の舞台はレヴァリアース・幻想大陸と同じオッツ・キイム。
登場人物も両作品のメインキャラが出てくるため、集大成ともいうべき作品です。

作品の成分としては幻想大陸要素が強め。
十六夜、ジェンド、カイの3人による冒険をメインとして進んでいきます。
中盤になると主人公が交代してナドゥという忍のお話になり、そこでレヴァリアースからイリアとレムが出てきます。

終盤ではこの両パーティーが合流。
十六夜、ジェンド、カイ、イリア、ナドゥという5人がメインキャラとなります。

敵側ではレヴァリアースのラスボスであったイールズオーブァも登場。
比較的序盤から登場して十六夜たちに絡んできます。



・感想
オッツ・キイムを舞台とした夜麻みゆきワールド集大成作品…のはずだったんだけど、
途中で連載休止になってそのまま再開されることはないまま終了が決定。
非常に中途半端なところで終わってしまった未完作品。

人気がなくて打ち切りになったり雑誌が潰れて未完になったというわけではなく、
さらには出版社と揉めて切られたというわけでもない、作者自身の問題によって打ち切られたという珍しい作品。

連載休止になった原因は体調不良によるものだとか。
実際に長い間休養していたようなので、これに関しては事実だと思う。
ただこの作品の打ち切りに関しては、収拾がつかなくなったという理由もあるんではないかと思っていたり。
風呂敷を広げすぎたというか…はっきり言って中盤以降はかなりのグダグダっぷり。
レヴァリアースと幻想大陸という2つの作品をリンクさせようとしすぎたんではないかな。

本編以外の収録情報。
2巻…番外編(増刊ガンガンWING平成9年冬季臨時増刊号掲載)
6巻…異邦人の日記(描き下ろし)
7巻…異邦人の日記(描き下ろし)
8巻…異邦人の日記(描き下ろし)
9巻…特別フロク「魔法使いの塔脱出GAME」(描き下ろし)、あとがき
10巻…番外編「その時エストは」(月刊Gファンタジー平成13年6月号掲載)、じぇんどとさがしもの(描き下ろし)

2巻の番外編はメインキャラを使った短編ギャグ集。
6~8巻に掲載されている異邦人の日記は、第三者による日記という形でオッツ・キイムの世界観を紹介する内容。
9巻の魔法使いの塔脱出GAMEは簡易なすごろく?ゲーム。
10巻の番外編は本編に度々登場するエストを主人公にしたショートストーリー。
じぇんどとさがしものは本編69~71話の間登場しなかったジェンドが実はアドビスで何をしていたかというお話。

ちなみに単行本だと8巻までがガンガン連載分で、9・10巻分はガンガンファンタジーへ移籍した後のようで。
この頃はもうエニックス系雑誌からは卒業していて単行本で追う形になっていたので、あまり詳しくは知らない。
まぁ単行本のサイズが大きくなっているのは、
ガンガンコミックスからガンガンファンタジーコミックスになったからということで。

最後にこんなものも。


レヴァリアース、幻想大陸、刻の大地の3作品を扱ったポストカードブック。
どの作品の時に紹介しようか迷ったけれど、3作品扱ってるなら最後となる刻の大地の時がいいかなと思ったのでここで。

何らかの形で世の中に出たカラーイラスト31枚に、この本の表紙になっている描き下ろしイラスト1枚を含めた全32枚。
1996年末に発売されたものなので、連載が開始してまだ数ヶ月しか経っていなかった刻の大地のものはほとんどなし。
そのかわりにドラマCDにもなっていたレヴァリアース関連が多め。
巻末には「夜麻みゆきのこんな事考えて絵を描いてます。」というあとがきも2ページ有り。
[ 2012/12/20 ] エニックス漫画 | TB(0) | CM(1)

ガンガンって夢とファンタジーの詰まったいい雑誌ですね。
表紙を見ると懐かしい感じがこみ上げてきます。
[ 2013/09/19 00:17 ] [ 編集 ]

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